ママと子どもの幸せにあふれる時間を描く絵本『ママだいすき』
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
親子の絆を確かめ合う幸せ
子育て中は、毎日が大忙し。イライラしてしまうことも多いですね。
思わず親子で「ぎゅっ」と抱き合ってしまう作品が勢ぞろいです。
こぶたたちが、ママのおちちをチュウチュウ チュウチュウ。
ママが届けるエサを待つひなどり、ママとじゃれあうこねこたち。
ページを開くたびに、ママとこどもの幸せな時間があらわれます。
ただ母親の愛情だけを織り込んだ絵と言葉は、だいすきなママの優しい声に乗って、赤ちゃんの心に届くことでしょう。
<みんなの声から>
ハ-トがあったかくなる本
(ぼのさん 30代・新潟県中頸城郡 男9歳、女6歳、女1歳)
昔々、私がこどもだった頃、同じ作者の同じ題名の本があって、大好きだったのですが、残念ながら廃版だそうで、こぐま社から新刊で出たこちらをおすすめします。
動物の母子のほのぼのとした絵(ましま せつこさん)に、短いけどぴったりのおもしろい文(ぞうさんの歌詞でおなじみの、まど みちおさん)が書かれ、あったかい気持ちになります。
もうすぐ2才になる次女でも、暗記してしまうくらい何度も何度も開いた絵本です。ママだいすきの今の時期(あっという間に過ぎ去ってしまうだろう?)に、ぜひ読んであげたい絵本です。
親子の愛と喜びを素直に明るく表現
(ムースさん 30代・その他米国 男8歳、女3歳)
この赤ちゃん絵本には、時を経ても変わらない親子の純粋な愛がたくさんつまっています。やさしい詩と水彩画で表現されたささやかな宝物とも言える作品。童謡「ぞうさん」で知られたまどみちおさんの詩と明るい色彩を使ったましませつこさんのイラスト。一人でいるとき、ふと手にとって開いてしまいます。1ページの言葉はほんのひとことなのですが、胸に染み入ります。タイトルにも表れているように、子どもが「ママだいすき」の一言をいつも心に抱いてくれるような毎日を送らなくちゃと思います。
わたしの手元にあるのは福音館のペーパーバック絵本ですが、今はイラストも新しくなって違う出版社から出ているそうです。
赤ちゃんの絵本なのに・・・
(秀のママさん 30代・大阪府豊中市 男5歳)
これは、赤ちゃんの絵本です。文章も短いし、5才の息子にとっては、とってもとっても幼児っぽいはずなのに・・・。
読み聞かせをはじめると、しっかり私の身体に寄り添って、甘えてニコニコして聞いていました。甘えるのに、もってこいなんじゃないかな?しっかり、甘えて聞いていました。
<作者紹介>
まど・みちお
1909年山口県に生まれる。「ママだいすき」(こぐま社刊)、「いっぱいやさいさん」(至光社刊)などの絵本作品の他、「ぞうさん」などの童謡を数多く生み出している。
真島節子(ましま せつこ)
1937年山形県生まれ。女子美術大学図案科卒業後、デパートの広告デザインの仕事に携わる。「あがりめさがりめ」「あんたがたどこさ」(以上こぐま社刊)などの作品がある。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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