青い鳥文庫の”最旬”人気シリーズに、小学生でハマる子続出!
次から次へと読みたくなる、小学生の心をぎゅっとつかむ人気シリーズ一挙紹介
2020年に創刊40周年を迎える青い鳥文庫には、「青い鳥文庫といえばこのシリーズ!」という熱狂的なファンもいるほど、人気を集めているシリーズ作品があります。
創刊以来40年近く愛され続けているシリーズもあるので、今の小学生だけでなく小学生のころに読んでいたママ、パパも多いのではないでしょうか?
一冊読み始めると次から次へともっと読みたくなる魅力を持った青い鳥文庫のシリーズ作品の中でも、ロングセラーから最新作まで、特に人気が高く多くのファンを持つ「最旬」の9作品をご紹介します。
読み始めたら止まれない、「推理・ミステリー」の人気シリーズ4選
ハラハラ・ドキドキが詰まったミステリー作品や推理小説は、一度読み始めたらトリコになること間違いありません。
個性豊かなキャラクターたちがチームを組んで問題に立ち向かっていく姿も、読者の心を掴みます。
一冊読んだらもう一冊読みたくなる、推理・ミステリーシリーズの人気作品はこちらです。
その1:累計360万部突破の大人気推理小説「名探偵夢水清志郎の事件簿」シリーズ
50年前の町を再現したレトロシティに名探偵夢水清志郎がやってきた。
そこには、秘宝盗難をたくらみシティをさわがす謎の怪人幻影師の存在が…。
大人気本格ミステリー、名探偵夢水清志郎の新シリーズがスタート。
その2:性別も年齢も不詳、ミステリアスな主人公が大胆華麗に活躍する!「怪盗クイーン」シリーズ
その3:本格ミステリーと楽しいパズル「パスワード」シリーズ
大人気「パスワードシリーズ」第1作。
みんなに愛されて読み続けられている大人気の「パスワード」シリーズの1冊目を、松原先生が全面的に見直してパワーアップして、おとどけします! 楽しい物語と推理パズルがいっしょに楽しめる「パスワード」。すべてはここからはじまります!
ジョギング中のみずきが見つけたふしぎな別荘にはいったいどんな秘密がかくされていたのか!? 「風浜電子探偵団」出動です!
その4:個性豊かでかっこいい男子4人組との「チーム感」がたまらない「KZ事件ノート」シリーズ
小学6年生の立花彩。友だちと学校でちょっとギクシャクしているし、家族のこと、勉強のことなど毎日悩みはつきません。そんな彩が塾で出会ったのは、エリート4人組の男子。
目立ちたがり屋やクールな子など超・個性的な彼らと、消えた自転車のなぞを追うことになったのですが……。
なぞ解きやドキドキがいっぱいの本格ミステリーはじまります!
生まれ変わりながら読み継がれる名作
何十年も愛される名作シリーズが、装い新たに生まれ変わってまた新たなファンを獲得しています。
ママ・パパも読んだ名作を「今どき風」のイラストで読めるので、今の子どもたちにも人気です。
また、作者から別の作者へとバトンをつないで書き継がれている作品もあります。
長く愛される名作シリーズを、ぜひ、親子でお楽しみください。
新装版とクラシック版、どちらも楽しめるロングセラー「クレヨン王国」シリーズ
家出した王さまをさがす王妃さまとユカの不思議な旅。大みそかの夜、ユカが目をさますと、12色のクレヨンたちが会議をひらいていました。なんと、クレヨン王国の王さまが家出してしまったのです。王妃さまとユカが王さまをさがす、不思議な旅の結末は?ロングセラー「クレヨン王国」シリーズ新しいイラストで読みやすく!
家出した王さまをさがす王妃さまとユカの不思議な旅。
大みそかの夜、ユカが目をさますと、12色のクレヨンたちが会議をひらいていました。なんと、クレヨン王国の王さまが家出してしまったのです。王妃さまとユカが王さまをさがす、不思議な旅の結末は?
ロングセラー「クレヨン王国」シリーズから特に人気の作品を選び、新しいイラストでおとどけします!
大みそかの夜、ユカが目をさますと、12本のクレヨンたちが会議をひらいていた。クレヨン王国の王さまが、王妃のわるいくせがなおらないうちはかえらない、といってゆくえをくらましたのだ。おどろいた王妃は、ユカといっしょに王さまをさがしもとめて、ふしぎな旅に出る。
作者がバトンをつないで書き継がれる不朽の名作「コロボックル」
こぼしさまの話が伝わる小山は、ぼくのたいせつにしている、ひみつの場所だった。ある夏の日、ぼくはとうとう見た――小川を流れていく赤い運動づくの中で、小指ほどしかない小さな人たちが、ぼくに向かって、かわいい手をふっているのを!日本ではじめての本格的ファンタジーの傑作。
日本の宝物のような物語がいま書き継がれる。
『だれも知らない小さな国』をはじめとした「コロボックル物語」シリーズ(全6巻)を書いた佐藤さとるから直接バトンを渡されたのは、稀代のストーリーテラー・有川浩。
佐藤さとる版コロボックルから有川浩版コロボックルへの橋渡しとなるのが本書、『コロボックル絵物語』です。
有川浩による物語に、村上勉の全点描き下ろしイラストのお披露目ともいえる作品。
コロボックルファンはもちろん、物語を愛するすべての人に贈る絵物語ができました。
「初代『コロボックル物語』を書かれた佐藤さとるさんは、日本じゅうの子どもたちにコロボックルというトモダチをくれました。
きっとたくさんの子どもたちが、私と同じように自分の身のまわりにコロボックルを探したことと思います。(中略)
私は大人になってから、佐藤さとるさんとお会いしました。
佐藤さとるさんのご自宅は、『だれも知らない小さな国』に出てきたせいたかさんの小山のおうちそっくりでした。
「いらっしゃい」と出てきた佐藤さとるさんは、見上げるほど背が高くて、せいたかさんがそのまま年を取ったようなおじいさんでした。
おうちに上がると、奥さまがお茶を出してくださいました。まるでおちび先生がそのまま年を取ったような、小さなかわいいおばあさんでした(お若いころは、きっとすごく美人だったにちがいありません)。
私は思わずたずねました。
「せいたかさんは、佐藤先生だったんじゃないですか? コロボックルも本当にいるんじゃないですか?」
佐藤さとるさんはにっこり笑って、私にこう言ったのです。
「ぼくは、今の時代の子どもたちも、今の時代のコロボックルとトモダチになれたらいいなぁと思っているんだ。有川さん、新しい『コロボックル物語』を書いてみないかい?」
そうして、新しい『コロボックル物語』のおひろめとして、この本が出ることになりました。」
(有川浩「あとがき」より)
アニメ映画「バースデー・ワンダーランド」の原作小説「地下室からのふしぎな旅」
アカネが薬をもらいにきたチィおばさんの薬局の地下室に、不思議なお客さんがやってきた。「木の芽時の国」の錬金術師だというその人は…。1981年から長く読み継がれているファンタジー永遠の名作が新装版に。
大切に持っていたい、そして、大切な人に贈りたい特別な1冊です。根強い人気のタケカワこう氏の挿絵を再録した、柏葉幸子「ふしぎな」物語3部作の愛蔵版です。
●「霧のむこうのふしぎな町」
夏休み、電車をのりつぎ一人旅に出たリナ。おとうさんのいった「霧の谷」はどこ? 森の中で泣きそうになっていると、霧の中から風変わりなかわいい町があらわれて--。めちゃくちゃ通りに住んでいる、へんてこりんでやさしい人たちと、リナのひと夏の物語。映画『千と千尋の神隠し』にも影響を与えた物語。はじめてのファンタジーにもおすすめ。
●「地下室からのふしぎな旅」
アカネが薬をもらいにきたチィおばさんの薬局の地下室に、ふしぎなお客さんが。「木の芽時の国」の錬金術師だというその人につれられて、アカネとチィおばさんは、となりの世界へーー。さあ、ふしぎな旅のはじまりです! 映画『バースデー・ワンダーランド』原作。
●「天井うらのふしぎな友だち」
紅と了が引っ越してきたのは、日だまり村の古い大きな家。その夜、二人はふしぎな四人組に出会います。メリィさんとゴフジョとジュピとユリアンは、自分たちの部屋を作って、勝手に住みついてしまいーー。
がんばる主人公を応援したくなる!3選
等身大の主人公ががんばる姿が描かれているのも、青い鳥文庫の大きな魅力の一つです。
逆境の中でもくじけずにがんばる主人公の物語を読んでいると、「自分もがんばろう!」という気持ちになる。
子どもたちにもぜひそんな体験をしてもらいたいですよね。
がんばる主人公の姿を描いた人気のシリーズをご紹介します。
その1:「氷の上のプリンセス」シリーズ。フィギュア・スケートの世界でがんばる主人公。衣装も華やかで美しい!
小さいころからフィギュア・スケートを習ってきた小学6年生の春野かすみ。5年生の冬にお父さんが事故で亡くなってからというもの、得意のジャンプがうまく跳べなくなってしまう。
優勝を求められた地方大会でも大失敗し、経済的な理由もあって、もうスケートを続けられないと思っていた矢先、引っ越し先で出会ったおばあさんに頼まれて、無料開放日のスケート・リンクに行くことに。
リンクの上で、かすみは久しぶりにジャンプの感触を取りもどす。そこで、突然、男子ジュニアの全日本チャンピオンから話しかけられて--。
その2:映画化もされた累計300万部の大人気シリーズ「若おかみは小学生!」
両親を事故で亡くし、おばあちゃんの温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学校6年生のおっこ(関織子)。旅館に住み着くユーレイ少年ウリ坊や、7歳の少女のユーレイ・美陽、魔物の鈴鬼の力を借りて、若おかみ修業を頑張る日々。でも時々、両親が生きているような気がして……。劇場版アニメになった、累計300万部の大人気シリーズを、原作者自らがノベライズしたスペシャルな1冊!
その3:等身大の主人公の日常を描いた感動シリーズ「ポレポレ日記」シリーズ
もしかしたら、きらわれているんじゃないかって、ささいなことが気にかかる。大好きだから仲良くなったのに、ずっといっしょにいたいから友だちなのに、どうしてビクビクしちゃうんだろう? 友だちって、なんだろう? ――わたし、朝比奈柚は、流星学園中学校の1年生。体育祭が近づいてきた。あこがれの蓮先輩と同じ組でラッキー!と思っていたら、クラスの中心にいる梨捺ちゃんが応援団に。蓮先輩と親しげに話す梨捺ちゃん……なんと、二人はおさななじみなんだって! つきあっちゃうのも時間の問題? 気持ちは焦るばかり。一方、応援団で、はりきっていた桃ちゃんの様子がおかしい。どうしたのかな?
シリーズ作品は「読書好き」への近道、小学校での「朝読」にもおすすめ
シリーズ作品は、一冊読むと次から次へと読みたくなるので、「読書好き」になる近道です。
お子さんが好きなジャンルの作品を、まず一冊、お試しで手元に置いてみてください。
本の魅力のトリコになること、間違いありません!小学校での「朝読」にもおすすめです。
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編集協力:洪愛舜(編集者・ライター)
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