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絵本ナビ編集長の気になる1冊

あくびのプロがいた!

 

朝も、昼も、夜も。
最近の私は、いつでも眠い。

 

起きるのはもちろん辛い。
通勤電車では、何度もガクっとしてしまう。
会社に着いても、(ここだけの話)眠気は何度も襲ってくる。
特に午後はひどい。

 

どうしてこんなに眠いのでしょう。
朝が早いから? それとも年齢のせい?
いや、気候のせいかもしれない。
それとも、「睡魔」にとりつかれているのでしょうか。

 

…いえ、わかっています。
緊張感が足りないのです。
大人がそんなに眠そうにしていては、ダメなのです。

 

だから、私はしばらく大好きなこの「絵本」を封印しています。
だって、読んだら寝てしまうでしょうから。

あくび
あくび

「フワーーー」

ぼくのあくび。
実はこれ、はじまりはかばさんなのです。
どういうことかというと…?

ジャングルにいたかばが一斉に口をあけて、
「フワーー」。
大きな大きな口がいくつもあって、大迫力のあくびです。
それを見たきりんにあくびがうつります。
「フワーー」。
長い首のきりん、高い所のあくびは気持ちが良さそう。
それを見て、次にあくびがうつったのは、ぞう。
その次は?そのまた次は?

そうやって、どんどんうつっていったあくびが、最後に…。
というわけ。
画面いっぱいに繰り広げられる「あくび天国」。
豪快なあくび、なんだか気の抜けるあくび、集団のあくび、一人静かなあくび。
他人のあくびって、こんなに面白かったっけ?
とにかく、見ているだけで眠くなってきます……
「グーーー」。
これ以上ないほど、幸せな眠りですね。

読み聞かせてもらうときは、「あくび」の上手な人にお願いするのがオススメですよ。

 

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon/1164/%E3%81%82%E3%81%8F%E3%81%B3/

この絵本がどれだけ眠気を誘ってくるのか、改めて気になってしまったので、試しに読み聞かせをしてもらうことに。頼んだ相手は、隣のデスクに座る、朗読の得意な女性スタッフ。

 

すると…。

 

想像以上に上手い!!
「あくび」がとても上手なのです。
登場するあくびの読み方を、全て変えてくるのです。

 

こんなところに「あくびのプロ」がいました。
素直に眠気に誘われていくことの幸せ…
まさか会社で味わうとは。

 

という訳で、この絵本は絶対に「あくびのプロ」に読んでもらうことをおススメします。
躊躇することなく、眠りの世界へ引き込まれていくでしょう。
ちなみに「あくびのプロ」である彼女は、寝るのが大好きだそうですよ。

磯崎園子 (絵本ナビ編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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