0歳の子と読みたい絵本ベストセレクションよりこの3冊をご紹介(3)
コミュニケーションのはじまりです
赤ちゃんは絵本が大好き!言葉はまだ身につけていなくても、目や耳でめいっぱい楽しんでいるはずです。
心地の良いリズムの言葉や、変化のある色や形で描かれた絵本を、ママやパパが語りかけるように繰り返し
読んであげてくださいね。
濃い紺色の夕闇の中で、三角屋根のおうちにあかりがつきます。
屋根の上に1匹、下に1匹のねこのシルエット。
「よるになったよ ほら おそらが くらい くらい」
「おや やねのうえが あかるくなった」
「おつきさまだ」
だんだん姿をあらわす、黄色くかがやくおつきさま。
もう1匹のねこも屋根にかけあがり、2匹の影はおつきさまを見あげます。
「おつきさま こんばんは」
目をふせて屋根の上に顔を半分だした、おつきさまの「いいおかお」といったら。
小さな絵本のまんなかに、本当に月がのぼったようです。
読んであげると、ページをめくるたびに、幼い子がいきいきと反応することにおどろきます。
雲に遮られおつきさまが泣きそうな顔をすれば、子どもも心配そう。
雲がいってしまえば、あーよかったとほっとします。
子どもは胸をときめかせて、おつきさまをながめ、「こんばんは」をするのでしょう。
今宵もまた、夜空を見あげれば、おつきさまに会える幸せ。
「こんばんは」「こんばんは」って互いにごあいさつする幸せ。
1986年発売以来、たくさんの子どもたちに支持されてきた本。
林明子さんの傑作の一つに数えられるあかちゃん絵本です。
裏表紙もかわいいですよ。
「こんにちは」と黄色いひよこさん。
「ばいばい」とちいさな羽根を片方ひろげてにっこり。
「こんにちは」とぞうさん。
「ばいばい」とながいお鼻と、ふとい足を片方あげて笑顔。
「こんにちは」とうさぎさん。
「ばいばい」と細長い耳を片っぽ曲げ、前足をあげてにっこり。
・・・きりんさん、かえるさんとつづき、最後はみんなで
「ばいばーい」
と手をふっておしまい、の、あかちゃん絵本です。
(さいごに「おしまい またね」とあるのもステキです)
とってもシンプルなのですが、幼い子どもたちは大好き。
「ぞうさんだね」「あ、うさぎさんだ」と話しかけながら読んだり、慣れてきたら動物によって「こんにちは」「ばいばい」の声色を変えてみるのも楽しいですよ。
首がながーいきりんさんのときには、「こーんにーちはーー」と間延びして読んだり、かえるくんのページでは「こんにちは、ケロ」とアレンジしてしまったり。
遊び心を加えつつ、好きなように楽しんでくださいね。
絵本にはじめてふれるあかちゃんにぴったり。
初版は1983年、その後改訂版(かじってもほうり投げても安心の厚紙絵本に!)となり、すでに親子世代にわたって愛されつづけるロングセラーです。
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