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0-3歳のお子さんのママ・パパへ。赤ちゃんが絵本と出会う「のびのび読み」レポート【おすわり・はいはいのころ】編

赤ちゃんと絵本の出会い、あきらめていませんか?

「うちの子は絵本に興味がないから…」と、赤ちゃんが絵本で遊ぶことをあきらめていませんか? 

おすわりやはいはいをしている頃の赤ちゃんは、ママやパパのお話を聞くことはできても、まだ文字を読むことができません。絵本を見せても、くちにいれようとしてしまったり、バンッと投げてしまうことが、よくあります。

 

でも、だからといって絵本がキライなわけではありません。

絵本にはいろんな遊び方があっていい、と提唱しているのが「のびのび読み」。今回は、【おすわり・はいはいのころ】の赤ちゃんに、実際に「のびのび読み」を体験してもらいました。

絵本を投げても、破いてしまっても気にしない!

参加してくれたのは、0歳11か月の男の子、富田詠斗くん。詠斗くんは、5歳のお兄ちゃん・睦生くんのことが大好きで、いつもいっしょに遊んでいるそうです。そんな詠斗くんが、ママや睦生くんと一緒に絵本を読んでみたら…? 

絵本をガジガジとかじる詠斗くん(0歳11か月)。こうしてふれるのは絵本に興味を持っている証拠です

詠斗くんが読んでいるのは、ページごとにいろんなお面が出てくる絵本「おめん」。丸い形が持ちやすいのか、しっかりと手に握ってガジガジとかじっています。0歳の詠斗くんにとって、絵本はオモチャのひとつ。まずは、さわったりして、絵本のことを認識しているのでしょう。絵本にふれるのは興味があるということだから、勢いあまって破ってしまっても気にしない! お行儀よく読む必要はありません。

おうちの人といっしょに読むことがたのしい♪

お兄ちゃんの真似をして、詠斗くんも絵本の中に手をずぼ! 絵本とお兄ちゃんの顔を見比べては、うれしそうな表情をしています

絵本で遊ぶお兄ちゃんのほうへ、「お兄ちゃんがさわってる面白いもの、なんだろう…?」という雰囲気で近づいていった詠斗くん。

お兄ちゃんが読んでいたのは、絵本のなかにずぼ!と手を入れることができる「いたずらBOOK ずぼ!」。お兄ちゃんの真似をして、詠斗くんも絵本の中に手をずぼ!赤ちゃんは、ママやパパ、お兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をしたり、声を聴いたりすることが大好き。絵本は、親子がコミュニケーションをとるための“道具”でもあります。

ママやパパの気が乗らないときだってある

ママが「ぴょーん」と声を出すと、お兄ちゃんの睦生くんが、絵の中のバッタと同じ格好でぴょーん! おうちの人に囲まれて、詠斗くんは大喜び♪

今度はママが詠斗くんに絵本を読みました。「ぴょーん」という絵本に出てきたバッタと同じように、ぴょーんとジャンプするお兄ちゃんを見て、詠斗くんは大喜び! 絵本にマニュアルはありませんので、どんな姿勢で、いつどんなときに読んでも自由です。おうちの人の気が乗らないときは、読まなくても大丈夫。気のむくままに開いてみることが、絵本を楽しむための第一歩です。

ベビーカーに乗りながら、絵本を楽しんでいます。絵本は、いつどこで読むのも自由。外出先でも活用できそうですね

読み聞かせの前に「のびのび読み」を

絵本を投げたり、くちにいれようとしたりしていると、「うちの子は絵本を読まない」と思いがちですよね。でも、それは他の子もみんな同じ。はじめからママやパパのお膝の上でおとなしく絵本を読むわけではありません。

毎日じゃなくても、1日1分でもいいから絵本にふれていれば、赤ちゃんはだんだん絵本のことが好きになっていきます。何百冊も読む必要はありませんので、最初は1冊でも2冊でも大丈夫。絵本を赤ちゃんのそばに置いておくだけでもいいのです。気づいたときには、子どもたちは絵本のことが大好きになって、絵本を読みながら目をキラキラと輝かせるようになるはず。絵本を通して、親子の絆もグッと深まることでしょう。

今回使用した絵本はこちら!

おめん

子どもの顔の大きさに合わせた、パンダやライオンのお面が登場! みんなでお面ごっこが楽しめます。赤ちゃんには、ママやパパがお面をかぶって見せてあげてもいいですね。

 

 

ぴょーん

かえるやこねこなど、いろんな動物が「ぴょーん!」とジャンプ。子どもでも手にとりやすい小さな本ですが、ぴょーんと動物たちが飛び上がる絵を縦にすると、とてもダイナミックです。

 

いたずらBOOK ずぼ!

いろいろなものにずぼっと手を入れたら…怒られちゃうかも? でも、この本の中なら大丈夫。シャカシャカと音がなる布に、ずぼ!っと手をうずめて遊べます。子どもたちの好奇心がグングン育つ、しかけ絵本。

小児科医 小西先生による赤ちゃんの月齢別 Q&A

【ねんね・おすわり・ハイハイのころ】のこんな悩み、どうすればいい? 小児科医であり、赤ちゃんをまるごと考える「日本赤ちゃん学会」の理事長でもある小西行郎先生に質問してみました!

Q:パパが抱っこすると泣いてしまいます。どうしてでしょうか?

A:赤ちゃんは生まれてすぐにお母さんを認識しますが、お母さん以外は受け入れられないときも。“お父さん”がわかるようになる時期までちょっとガマン。これは時間の問題ですね。もう一つの可能性は抱き方が下手か、赤ちゃんの状態を考えずにいきなり抱いてびっくりさせるケース。遅く帰ってきたお父さんが眠くなった赤ちゃんをいきなり抱いたりすれば泣きたくもなります。赤ちゃんとはゆとりをもってコミュニケーションを取りましょう。

Q:睡眠のリズムがなかなか整いません。

A:赤ちゃんの睡眠は4か月ごろから徐々に夜型になります。8か月になると夜7時ごろから寝て朝の7時ごろまで寝ますが、この時期は離乳のころ。できるだけ夜間授乳はやめましょう。また、お父さんが仕事から帰って赤ちゃんを風呂に入れるのも8時以降はダメ。寝ている赤ちゃんを起こして入浴させたり遊んだりしては、整うはずのリズムがバラバラになってしまいます。6時に夕食、7時に風呂、そして8時には寝る、これを守ってください。

のびのび読み 3か条

  1. いっしょに読むことがたのしい!
  2. お行儀よく読まなくてもへいき!
  3. 好きなときでOK!

 

絵本は親子のコミュニケーションの“道具”。絵本が子どもと話すきっかけになれば十分です。絵本を噛んだり、投げてしまったりしてもOK。ママやパパが読み聞かせをするのが1日1分でも、毎日じゃなくても大丈夫。「のびのび読み」は、親子を笑顔にする本の読み方です。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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