雨を楽しむ絵本(2) お気に入りの傘とながぐつで♪
雨の日が待ち遠しくてたまらない。
だって…ずっとほしかった「赤い傘」を買ってもらったんだもん!
そんな女の子の気持ち、大人になった今だってわかる、わかる。
どんなに苦手な雨だって、お気に入りひとつで気分が全然変わっちゃう。
形から入るのだって大事だよね。
そんな女の子のお洒落ごころをくすぐる素敵な「かさ」や「ながぐつ」が登場する絵本をたくさん集めましたよ。読み終わったらさっそくお気に入りを探しにいかなくっちゃね。
ぼく、ながぐつくん。 ぼくの ともだち あまがさちゃん。
ぼく、ながぐつくん。
ぼくの ともだち あまがさちゃん。
ぼくたち ふたりとも
あめの おおい 6がつに うまれました。
あなたにとって「おたんじょう月」は特別な月♪
とっておきの「あめ」のお話にくわえて、6月の誕生石、誕生花、行事などうれしいプチ情報もついています。
プレゼントにピッタリなシリーズです。
雨って楽しい!!
子どもは、傘や長靴が大好き。大人にとっては、不快な雨の日のお出かけも、子どもにとっては、晴れの日とはまた違う嬉しさでいっぱい☆
雨や水たまりの音さえ、楽しいリズム♪
今すぐ、傘と長靴を持って出かけたくなります♪♪
6月は、娘の誕生月。
雨が多いし、気温も上がってきてムシムシ・・・。
なんとなくスッキリしない月だと思ってたけど・・・。
こんな風に描いてもらうと、「6月って、いいなぁ」と思えてきます。
いい月に生まれたね!っていう気にすらなります(笑)
雨って楽しい!!
6月生まれ限定ではなく、雨の季節の一冊として、オススメです☆
(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子5歳)
雨がふるのをまちきれません
「モモちゃんが、いい ものを かって もらいました。なんでしょう」
あめふりごっこ する もん よっといで
新しいかさと長ぐつを買ってもらったモモちゃん。雨がふるのをまちきれません。
「ながぐつ かたっぽ なくなっちゃったの」
「ぼく、あれがいい」
たっちゃんは欲しかった黄色のながぐつをお父さんに買ってもらいます。
嬉しくてたまらないたっちゃんは、手にはいて逆立ちしたり、頭にのせておどったり。
寝るときには枕元にちゃんと並べておきます。
…ところがたっちゃん。
次の日、さっちゃんと砂場で一緒に遊んでいるうちに、片方なくしてしまうのです。
「ながぐつ かたっぽ なくなっちゃったの」
今度はお母さんに赤いながぐつを買ってもらうのですが。
ながぐつを買ってもらって無邪気に喜ぶたっちゃん、どろんこで思いっきり遊びまわるたっちゃん。
なくしちゃってしょんぼりするたっちゃん。だけどやっぱり見つかって得意顔のたっちゃん。
どの表情も、なんて生き生きして、なんて可愛らしいのでしょう。
こんな風に子どもたちの日常には、小さな事件がたくさん。本当に色々なドラマが起きるのです。
どこか懐かしい雰囲気があるのは、70年代に刊行された絵本の改訂新版だから。「こぐまちゃんえほん」シリーズの作者が、「こぐまちゃんえほん」を卒業したらこの絵本と創作された「たっちゃん さっちゃん」シリーズです。
何年経っても、子どもの豊かな感情表現の可愛さは変わりませんね。
「こぐまちゃんえほん」がちらっと登場するのも嬉しいポイントです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
あったらいいな、こんな傘
ちいさなかさ!きいろいかさ!ばくさんも、きりんさんもはいったふしぎなかさ!大好きな黄色のかさを買ってもらって、はじめてひとりで散歩にでかけた女の子の、新鮮な感動をさわやかに描きます。
こんな傘あったら雨の日が楽しそう
夢のような傘です。なにしろ、濡れて困ってる動物たちがどんなに背が高くても大きくても、それに合わせてなっちゃんの傘は形を変えてしまうんです。
雨の日に自分の小さい傘をひろげてピチャピチャ歩くだけできゃっきゃっと喜んでいる娘もとても共感してるみたいです。
(なつのママさん 30代・ママ 女の子3歳)
主人公は運動がとても苦手な一年生の男の子、いちろう。
いちろうは体育が大嫌い。いつも体育の時間が近づくと、なんとか休めないか、雨がふって中止にならないか、念じています。だけど、さすがにお天気を自由に変えるなんて無理。
……ところが、ある夜。いちろうの夢に、マントを着た不思議な女の子が出てきてこう言うのです。
「わたし、まじょの女の子なの。なにか、わたしに してもらいたいことは ない?」
いちろうは、すぐに答えます。
「あした、雨がふると いいんだけどなあ」
すると、その子はいちろうに、赤いかさを渡します。それが「まほうのかさ」だと言うのです。
広げると雨がふりはじめて、とじるとすぐに雨がやむ、魔法のかさ。
本当にそんなことできるの?
そもそも、これは夢じゃないの?
だけど朝、玄関には本当にその赤いかさがささっていて……。
物語の展開は、魔法のように軽やかに・・・とはいかず、事態は2転3転していきます。
魔女だって、さらりと夢を叶えられるわけじゃないようです。
健気に運動場を駆け回る彼女は、なんだか必死で、凛々しくて、でもとってもチャーミングで。
やりとげた姿を見ていると、悩んでいたことがなんだかちっぽけな気がしてきて。
日常の中の、ちょっと不思議な出来事。
はたさんの描く、躍動感あふれる印象的な場面の数々とともにお楽しみください!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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