【受賞レビュー3選】真っ白銀世界、雪が恋しくなる冬の絵本
目の前に広がる雪景色に飛び込みたくなる絵本
この冬は、降雪が多い年ですね。
冬になると毎年、雪が降るのか降らないのか、これ以上寒くなるのはいやだなぁと思いつつ、真っ白に敷かれた美しい雪一面の絨毯を思うと、心が躍り白い雪が恋しくなったりしませんか。
子どもの頃に作ったかまくらや大きな雪だるまや、南天の赤い実と葉っぱを使った雪ウサギ、今年はスキー場に行かずとも、たくさん作る機会がありますね。
絵本ナビに集まっているレビューの中から、雪が恋しくなる絵本を3冊ご紹介します。真っ白いふわふわの帽子をかぶって、雪の精のように銀世界へ遊びにいったり、寒いところに住むお友だちと遊んだり、雪の中、冷たくなった手をあたためてくれる毛糸のてぶくろよりも温かいものを見つけたり。絵本を開くと、雪景色が目の前の広がりますよ。
白の世界といえば、チリとチリリ。おそろいの白い衣裳で雪と氷の世界へ
ものすごい寒い場所で、あたたかい格好をして、あたたかい飲み物をのんで、体の中からじんわりあたたまるのを感じるなんて、最高ですよね。毎回素敵な冒険に私たちを連れ出してくれるチリとチリリ。「ゆきのひのおはなし」でも、たっぷり冬の世界を堪能できます。
【受賞レビュー】『チリとチリリ ゆきのひのおはなし』
寒いのは苦手だけど、雪の日は別!
子どもの頃、雪が降り積もりそうな日は、寒いのになんだかワクワクホクホクしていた気持ちを思い出しました。いつもみなれている景色が、がらっと変わるからでしょうか。この絵本を読んでいる間、自分のまわりだけ、つんと冷たくて澄んだ空気に変わってしまったようで、思わず息を吸い込んでいました。お花の蕾のビー玉のところではさわってみたくなりました。ぽんっと咲いたらうれしくなりますよね。夜空が見えるコテージにもぜひ泊まってみたいです。寒くなりそうなこの時期に、子どもたちに読んであげたい一冊です。
チヒロヒトさん 30代 ママ 大分県 女の子6歳、男の子4歳、女の子0歳
雪の中で出会ったのは、ホッキョクグマと「ぽちっと あかい おともだち」
雪の白い世界が似合うホッキョクグマが、白い世界の中で唯一色のあるものを見つけます。それは、かけがえのないおともだち。寒い中で生まれた友情が心をあたためてくれます。
【受賞レビュー】『ぽちっと あかい おともだち』
あったかい
題名からは想像のつかないお話でした。何かを押したら出てくるとかそんな展開かと思いきや「ぽちっ」と出現とは!!
音といい、表現があったかい。「ぽちっ」と、、。かわいい!ふんわり心が温かくなりますね。こんな表現があるのか!と驚かされました。娘は絵が気に入ったようで読んでと持ってきます。自分でも少しずつ読めるようになったので隠れて読んでいます。
寝る前の導入にも最適!いい夢が見れそうです。
人間が主人公ではないところも見どころ。
人間をこんな風に見てるのか。動物からの視点も面白い。何度も読みたくなる1冊でした。
コウキ、サキアママさん 30代 ママ 愛媛県 男の子9歳、女の子7歳、男の子3歳
雪の中でてぶくろよりあたたかいものがあったなら...
新聞の投稿欄に掲載された実際のエピソードをもとにした絵本は、雪の中でつなぐ温かい手のぬくもりを思い出し、ほっこり心が温まります。
ぽかぽか絵本
仕事を終え、暗くなる頃4歳になる娘を保育園に迎えに行きます。この本を読んでからその帰り道、娘と手をつなぐのが楽しみになりました。今までは何気なくつないでいたけれど、お互いの手の温かさを愛おしく感じるようになった本でした。読んでみると、ぽかぽか暖かくなったのは心。娘はこの本を読んで、「てぶくろ」の本みたいに手をつなごう?と顔を見上げてくるようになりました。そんなわけで、娘はすっかり手袋をしなくなりましたが、人とつながる温かさを教えてもらった1冊です。娘は今はまだよちよち歩きの弟と私と3人で手をつないでまんまるになるのを楽しみにしています。私にとって、この本そのものが手袋のようにそっと心を包んでくれる存在でした。大人にもぜひ読んで欲しい1冊です。誰かと手をつなぎたくなりますよ!
うめちびさん 30代 ママ 富山県 女の子3歳、男の子1歳
いかがでしたでしょうか。
あなたの好きな雪の絵本はどんな絵本がありましたか。
絵本ナビでは、現在、レビューコンテストが絶賛開催中です。絵本で感じた素直な気持ちを自分の言葉で表現する楽しさや、親子でのちょっとした思い出エピソードを残していく面白さを体験してくださいね。
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