偏っている人の机。 2017年3月30日
オフィスにある自分の机は、一番奥の壁際。
一方的にオフィス内を一望できる「いい席」です。
仕事の合間にちょっと伸びをすると、色んな机が目に飛び込んできます。
机の上に物がなにもない人、資料が山積みになっている人、仕事の資料と趣味のものが雑多になっている人、お茶やお菓子が揃っている人。
一番よく見えるのは、前方左側の人の机。いつも整然としてきれいなのですが、何というか…ものすごく「偏っている」のです。
ひと目見たら、誰でもすぐに思います。
「あ、ムーミンが好きなんだな。北欧が好きなんだな。」
スクリーンセーバー、キーボードにかけられた布、マグカップ、マスコット。
日本や欧米で生まれたキャラクターは、入り込む隙がありません。
長期お休みを取っている時は、きっと現地に赴いているのでしょう。
でも、こういうのって潔くて清々しい。きっとムーミントピックスがあれば、みんなが声をかけるだろうし、珍しいムーミングッズが手に入れば、彼女にあげるか、彼女に自慢しに行くことでしょう。「ムーミンが好き」こういう偏りは、主張した方がお得です。
そして、そんな机を遠くから眺めながらふと思うのです。
「そういえば、ムーミン谷の登場人物って、みんながみんな偏っているよなあ…」と。そのまま脳の中で「ムーミン谷偏っている人グランプリ!」を開催してみたりして。
たまにしか登場しないキャラクターの中には、もちろんとんでもない人達がいます。モラン、とか。スティンキ―とか。でもきりがないので、ファミリーにしぼってみると…やっぱりこの人は相当なんじゃないかしら。特にこのお話!
ムーミンパパ海へいく
待望の21世紀版、ムーミン文庫!新解説『ムーミン谷の魅力』つき。
かわいいムーミントロールとやさしいママ、おしゃまなミイにすてきな仲間たち。
毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日一家と海をわたり小島の灯台守になります。
海はやさしく、ある時はきびしく一家に接し、パパはそんな海を調べるのにたいへんです。
機知とユーモアあふれるムーミン物語。
ムーミンパパ海へいく
灯台もりになる、と奮闘するパパ。突然の生活の変化に、家族の様子も少しずつ変化していきます。変わらないのは、ミイだけだったかもしれませんね。不思議なお話です。
灯台好きとしてもたまりません。私も、机を灯台一色にしてみようかしら。
(そんなことを言う前にかたづけろ!という声が聞こえてきます)
ムーミンキャラクター図鑑
ムーミンの童話9冊・絵本3冊・コミックス42冊(未邦訳分を含む)など、すべてのお話から105項目(人数だと105プラスアルファ)のキャラクターを紹介する「登場人物図鑑」です。童話に限定したキャラクター紹介はこれまでもありましたが、ジャンルを横断しての編纂ものは、本書が世界初の企画です。
おなじみの名場面を引用したり、作品を横断する出来事にも注目しつつ、それぞれの人物像に迫ります。
また、「あなたのまわりのスナフキン」「スナフキンになるには?」など、実生活にそのキャラクターがいたら…という洞察もユニークです。
<担当編集者から>
ムーミン谷の個性あふれる登場人物(105人プラスアルファ)がこの1冊に!
コミックスを拾い読みするも良し、童話の名シーンを読み込むも良し、フキダシに記された名言を噛みしめるも良し、カラー挿絵や美しい線画にうっとりするも良し、どのページからでもどうぞ!
ムーミン一家の基本から、人気者スナフキンの知られざるエピソード、忘れがたいひと言を呟く一度限りの通行人まで、さまざまなシーンから魅力あふれる登場人物たちが勢揃い。まだ原作の童話やコミックスを読んでいない人も、もう読んだ人も、たっぷり楽しめるビジュアル満載の図鑑です。
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