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【news】WEB連載時より大反響! 全く新しい出産・子育てエッセイ『母ではなくて、親になる』発売

「母」になるのは、やめた!

ドキッとする衝撃的なタイトルに目を奪われます。

WEB連載時より、「読むと救われます」「読後、自由な気持ちになる」「目からウロコ」など、読者の熱い反響があった連載が、ついに単行本化されました。

「自然分娩をしてこそ、母親?」「子どもは“自分の時間”を奪う?」「“女性ってすごい”っていうイクメンって、父親?」……“自然”や“普通”など、多くのレッテルが貼られて追いつめられてしまいがちな妊娠・出産・子育て。37歳で第一子を産んだ山崎さんが、“母”ではなくて“親”の目で、それらを見てみると !?妊活から保活までの日々、そして周りを照らす灯りのような赤ん坊の成長を綴る、痛快エッセイです。


「男」や「女」ではなく、「人」として生きたい人、今の社会に生きづらさを感じている人にもぜひおすすめです。

 

【書籍情報】
『母ではなくて、親になる』 山崎ナオコーラ
2017/6/19発売
本体価格:1400円(税別)/46判/272頁

装画・目次イラスト:ヨシタケシンスケ  
★初回出荷のみヨシタケシンスケ氏イラストのポストカード同封

著者からのメッセージ

この本に出てくる親は、世間的には「負け組」です。
私はブスで、優しくなくて、女性としての美徳に乏しく、そして仕事は、文学賞に縁のない作家です。
夫は、温和で優しく、「町の本屋さん」で素晴らしい仕事をしていますが、頼り甲斐のない性格で、安月給のヒラ社員です。
でも、子どもは、そんな私たちのことが好きでたまらないみたいです。それで私も堂々とすることにしまして、世間の他の親に比べたら大した世話をしてあげられていないし、しかも、子どもに友人ができたらからかわれそうなペンネームで仕事しているのにもかかわらず、「いい親」をやっている気分で毎日楽しく過ごしています。
妊娠中に、育児に関する文章を読んで、「つらい」「大変」「苦しい」といった言葉が溢れていることに驚き、自分もそんな風になるのかな、と思っていたのですが、産んでみたら、楽しいことばかりでした。
多様性の肯定のために、私みたいな親もいる(「楽しくてたまらなくて、特につらさを感じていない」「女性らしさにこだわらずに育児をやっている」)と、本にすることに意味があるのでは、と考えました。もちろん、つらい中で頑張っている人や、女性らしさに誇りを持って育児をしている人も世の中にいるはずで、そういう方を否定する気は毛頭ありません。ただ、私みたいなのもいて、いろいろな人が育児をしている、というところを、面白い文章にできたらいいな、と思いました。
社会的なことや、仕事の話なども盛り込みましたので、子どもに関係なく生きていらっしゃる、育児に興味がない方にも、面白く読んでもらえるのでは、という自負もあります。
真面目に読まなくても構いませんので、ぱらぱらめくってもらえたら嬉しいです。

山崎ナオコーラ

【著者プロフィール】
山崎ナオコーラ(やまざき・なおこーら )
1978年福岡県生まれ。2004年『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞しデビュー。他の著書に『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『ニキの屈辱』『昼田とハッコウ』『ネンレイズム/開かれた食器棚』など。 

発売記念プレゼントキャンペーンを開催

書籍に同封のメッセージカード(初回出荷限定)に、『母ではなくて、親になる』の感想・著者へのメッセージなどを書いて、河出書房新社まで送っていただいた方の中から抽選で100名にヨシタケシンスケ氏のイラストが入ったスペシャルプレゼント(缶バッジ&ミラーセット)が当たります。
さらに、そのメッセージの中で、河出書房新社SNSなどで掲載させていただいた方にはもれなくプレゼント。
*応募締切:2017年7月31日(当日消印有効)

母ではなくて、親になる

「母」になるのは、やめた! 妊活、健診、保育園落選……赤ん坊が1歳になるまでの親と子の驚きの毎日とは? 連載時より大反響・朝日新聞でも紹介!!の全く新しい出産・子育てエッセイ。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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