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【news】「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンやさん』の絵本作家・かこさとしさんの小学生時代の絵日記が1冊の本に!

80年前にタイムスリップ!かこさとしさんの絵日記を書籍化

 現在91歳となる今も、絵本作家としてご活躍中のかこさとしさんは、これまでに500点以上の作品を描かれてきましたが、今回は、小学校6年生の時に綴った絵日記が本になるというのですから驚きです。
2015年のある日、かこさんが部屋を整理してると、何十年ぶりかで昔の日記を見つけます。ご家族も日記の存在は、ご存知なかったとのこと。しかも最近の日記ではありません。かこさんの子ども時代の日記だったのですから!そして、この日記はのちにアトリエを訪ねた担当編集者の目にとまり、素敵な1冊の本となって出版されることになりました。

かこさんが部屋を整理していて、何十年ぶりかでこの日記を見つけた日の写真

かこさんの小学生時代とその当時の日本を知ることができる貴重な日記

かこさんは、福井県武生市(現在の越前市)で生まれました。小学校2年生で東京府東京市板橋(現在の板橋区)に引っ越し、さらに小学校4年生のときに同じ板橋で3つめの小学校に転校して6年間を修了しています。

卒業が近づいた1938年、担任の先生に「それまでの小学校時代をまとめるように」と言われます。 数枚の原稿用紙にまとめる子がほとんどだった中で、かこさんは、「何枚でも思い通りにかけ」という先生からの言葉と、教卓にどっさり積まれた原稿用紙がうれしくて一生懸命描いたのだそうです。

過去六年間を顧みて

物語絵本、科学、天体、社会関係の知識絵本、紙芝居など多岐にわたり600作以上の作品がある絵本作家・かこさとし氏の、小学校卒業時の絵日記。
かこさとし氏は1926年生まれ。小学校卒業時は1938年、時代は戦時色につつまれてくるキナ臭い状況のなか、小学生時代の生き生きとした思い出がつづられている。小学生時代をまとめるよう担任からいわれ、みんなは数枚の作文を書いていたが、原稿用紙を何十枚も使って書いた氏の日記には挿絵もたくさんあり、本のようにきれいに綴じられている力作で、後の絵本作家を予見するようなオリジナリティにあふれている。あわせて当時のエピソードを聞き書きしたものを加えてまとめた、絵日記再録。

絵日記が本になるまで

ある日、かこさんのアトリエにうかがった担当編集者は、かこさんの手作りの絵日記に出会い「ぜひ本にしたい!」と思ったそうです。 何十枚もの原稿用紙を手作りで製本し、表紙にはレタリングでタイトルを描き、「もくじ」までつけるという手のいれようだったそうです。

紙がボロボロで今にも壊れそうなこの絵日記は、大変貴重なものでアトリエから持ち出すことができず、かこさんのアトリエで撮影させていただきながら編集作業を進めたといいます。

かこさんの小学生時代の日記
本の中のページ 『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

文字部分は読みやすいように、活字にしてありますが、本の最後に全見開き写真を掲載しています。

小学生から並みならぬ才能が見えるかこさんの日記

この絵日記をめくっていくと、今のかこさんの絵に通じるものがすでに確立されているのがわかります。この日記を読んでいると、かこさんの豊かな感受性と好奇心と、考える力、学ぼうとする思い、あわせて表現しようとする力を感ぜずにはいられません。80年前は小学生だった中島哲(かこさんの本名)くんは、すでに「かこさとし」さんであり、この日記にはかこさんの原石がたくさんつまっています。

『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

夏休みの宿題で特等の賞を受けたとき。かこさんの作品によく出てくるお顔?

『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

雪合戦の思い出。『どろぼうがっこう』の冒頭のシーンに似ていませんか?

『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

戦時中だったこともあり、当時の社会情勢が垣間見える絵も。

『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

雪合戦で独自の闘いかたを考案。レタリングと絵の躍動感がすばらしい。

『過去六年間を顧みて かこさとし 小学校卒業のときの絵日記』(かこさとし:作 偕成社)から

中学入試に受かった日記。 ここからかこ少年は化学博士を目指す。 文字のデザイン、配置などポスターにしてもかっこいい。

出版するにあたり、この絵日記を改めてかこさんが読み直し、小学校時代のことを思い出しながら話した内容を聞き書きしたエッセイとコメントも掲載されています。

 

あとがきには、「私の知らぬ間に、賞状やスケッチ大会のメダルなど、苦々しく思っていたと考えていた父が、きちんと全部写真として整理、残した配慮を知って胸がつまった。」とあります。 当時は、絵描きでは生活できないぞと、反対されていたお父さんだったそうです。戦火を逃れ、家族の愛情に守られた未来の絵本作家の貴重な絵日記、 一つの時代を知る上でも貴重なものです。発売は3月中旬です。ぜひ、ご覧くださいね。 

みんなが知ってる!かこさとしさんの絵本

だるまちゃんとてんぐちゃん

まねっこするのはいいことだ
人の物をなんでも欲しがったりするのは「いけないこと」と思ってきましたが、案外親の接し方によっては「いいこと」なのかもと思わされました。こどもが欲しがったとき、何でも買って解決するのではなく、一緒にウチにあるものを使って作ったりする。そうすることによって、「パパ・ママってすごい」と思ってもらえることもうれしいですが、なによりも知恵をしぼって考えて作り出したときの感動、それを自慢げに友達にみせている子供の笑顔を想像するだけでうれしくなります。そんな気持ちにさせてくれた、気づかせてくれた絵本です。あと、今の子供は何でもお金で買えるので、手作りの物に対して「ダサイ」「かっこわるい」など感じる子が多いようですが、小さいときからこのような絵本を読んで聞かせることで、なんでもお金で買うのではなく、あるもので代用するとか考えて作るというような気持ちを育てるのにも役立つ一冊と感じました。
(えれぴょんこさん 30代・東京都江戸川区  女8歳)

だるまちゃんとかみなりちゃん

子どものころ一番好きだった本
私が幼少期に一番好きだった本です。それはもう繰り返し繰り返し読みました。ふと思いだして、実家からボロボロになった本を持ってきて、息子に読みました。だるまちゃんは、空から落ちてきたかみなりちゃんに親切にしてあげます。泣いているかみなりちゃんのために必死になるだるまちゃん。

優しい子です。そこへかみなりちゃんのお父さんが空からやってきて、親切にしてくれただるまちゃんをかみなりの国に連れていってくれます。プールや公園で遊んで、かみなりちゃんの自宅へ。近未来的な乗り物や家電があって、ごちそうはどれもおいしそう。プールや公園の遊具、テレビや家電、家具、何もかもにツノがついていて、ツノ探しして遊ぶのもまた楽しいんです。

楽しい本は世代を超えて読み継がれていくんだなあと実感した作品です。
(Tamiさん 40代・ママ 男の子5歳) 

からすのパンやさん

こんなパンあったら・・・ 
これ面白いです。 かこさん結構我が家では人気者。 その中でも一番人気です。
パンって子供の大好きな食べ物ですよね。 こんなパンあったらいいな、あんなパンあったらいいなって思いませんでした? 読んでるだけでおいしそうなんですよ。 からすの家族が考えたパンが見開き2ページにぎっしり描かれていてうちの娘はうわあーって夢中で見てました。 夢があります。 面白い絵本です。登場するからすもユーモラスでかわいい。 固定概念に全くとらわれていないんですよ。 まあ絵本ですから、それが基本でしょうが…。 白いからすはおもちちゃんという名前です。 ね?面白そうでしょ?
(すみぃさん 30代・東京都武蔵野市  女6歳)

どろぼうがっこう

おおうけでした
図書館で読んでもらった子供が「とにかく面白い本だよ」というので、我が家でも買って読みました。どろぼうたちのちょっと抜けたところがおおいに笑えます。一風変わった感じの絵も子供のこころをぐっと掴んだようです。会話の部分も楽しく書かれているので、声を出して読むのが楽しい絵本だと思います。
(ゆうりもさん 30代・東京都八王子市  男8歳)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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