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絵本ナビスタッフが紹介!絵本で楽しむ英語の世界

【バイリンガル絵本】『スイミー』『14ひきのあさごはん』大好きな名作を英語で読んでみよう!(1)

英語でチャレンジしたい名作絵本をご紹介

何度も何度も繰り返し読んだ大好きな絵本。

大好きすぎて「絵本の中の文章は丸暗記しちゃってる」子どもたちもいるかもしれません。

 

目をつむれば、絵本の世界が頭の中に広がる・・・。

そんな慣れ親しんだ大好きな絵本を今度は英語で読んでみましょう!

 

大切なのは、目で追うのではなく口に出して読むこと。

ここで紹介する英語絵本は、日本語で読んだときとの違和感がないくらい、自然で気持ちの良い英訳がついています。

教科書にも載っている名作「スイミー」のバイリンガル絵本

英語でもよめる スイミー

大勢の赤い兄弟たちの中になぜか1匹まっ黒の姿で生まれた小さな魚『スイミー』。
みなさんもよくご存知のレオ・レオ二の代表作です。日本では長きにわたり、谷川俊太郎さんの翻訳で親しまれています。その名訳が誕生したオリジナルの英語版『スイミー』をみなさんは読んだことがありますか。この絵本には、レオ二が書いた原文の英語が谷川さんの翻訳と一緒に載っているんです!ありそうでなかった『スイミー』の日本語と英語のバイリンガル絵本。海の中を冒険し、本当の自分を発見する小さな黒いスイミーの気持ちになって、声に出して読んでみましょう!

スイミーは かんがえた。いろいろ かんがえた。うんと かんがえた。
Swimmy thought and thought and thought.

スイミーは おしえた。けっして はなればなれに ならないこと。
みんな もちばを まもる こと。
みんなが、一ぴきの おおきな さかなみたいに およげるように なった とき、
スイミーは いった。「ぼくが、めに なろう。」

He taught them to swim close together,

each in his own place,
and when they had learned to swim like one giant fish,

he said, "I’ll be the eye."

英語で読むレオ二のスマートでシンプルな言葉の響きと谷川さんが放つ日本語の言葉の力が再認識できる貴重な本書は、英語を学びはじめた子どもたちだけではなく、大人にもその物語の根底にあるメッセージがより強く心に響くはずです。日本語と英語、二つの違う言語で読む『スイミー』が見せる新しい表情。きっと、みなさんの本棚において置きたい1冊となるでしょう。

 

(富田直美 絵本ナビ編集部)

日本語と英語が併記されているバイリンガル絵本ではありませんが、英語の翻訳された名作もあります。日本語の絵本をお持ちの方も多いはず!是非、英訳された『14ひきのあさごはん』とオリジナルの絵本を比較して読んでみてくださいね。

アーサー・ビナードさんの英訳が心地よい名作絵本

The Family of Fourteen Fix Breakfast 14ひきのあさごはん・英語

子どもと寄り添う翻訳
14ひきのシリーズが大好きです。場面設定や登場人物の性格付け、どれをとっても絶妙です。
いちめんに広がった絵は、まるで動いているものを見ているかのような錯覚さえ起こる描写。そこに添えられているシンプルな言葉が独特の雰囲気を醸し出します。それを英語にする・・どうだろう・・と思ったのですが、大好きなアーサー・ビナードさんの言葉力を信じました。
大丈夫。14ひきの世界をこわすことなく、直訳でもない、ぴったりの英文がついていました。それは、子どもに寄り添って、絵を指さしながら語り合うような優しい文でした。
さすがです。
(あさやんさん 40代・東京都世田谷区)

14ひきのあさごはん

自分も中に入っちゃいたい
『14ひきシリーズ』は、どれもすばらしい!! 繊細な絵と、微笑ましい「登場ねずみ」たち。作者のあたたかなまなざしと人柄を感じます。このシリーズを読んでいると、一匹一匹の個性がちゃんと描き出されているのがわかります。うちの人気者は、ちょっと鈍くさい「ろっくん」。「ごうくん」や弟の「はっくん」がわんぱくでなんでもできるのに、それを真似していつも出遅れたり失敗したり。でも、ほかのみんながそれをあたたかく見守ってるの。決していじめたりしない。いいですねえ。『あさごはん』は、今までに何度読んだか分からないくらい。自分もあの中に入って、一緒にのいちご採りに行きたい。とげを刺しちゃったろっくん、赤チン塗ってもらってよかったね。
(がんばれろっくんさん 40代・千葉県千葉市  女15歳、女6歳)

英語に翻訳された日本語の絵本を読むと、改めて日本語の響きの柔らかさや美しさを再認識することができます。これも、英語絵本を楽しむ醍醐味の一つ。お子さんと一緒にその違いを体験するのもよし、大人の英語の勉強法として「絵本」を読み直すのも新たな発見が待っています!

 

両方の言語で読む物語は、日本語の奥ゆかしさや英語の遊び心のあるウィットに富んだ側面を知ることができたり、なにより双方の文化の違いを感じることができ大変奥深いのです。知れば知るほどその違いや共通点に子どもだけでなく、大人もはまってしまいます。

 

それに、有名な海外の絵本の英語タイトルを知っているだけで、子どもの頃に読んだ絵本の話を海外のお友だちとすることができちゃうかも。

「小さい頃、私は『はらぺこあおむし』が大好きで・・・」

”Really? I love The Very Hungry Caterpillar too!"

なんて、一気に会話の距離感が縮まる魔法の言葉になるかもしれません。

 

発音に自信がないなぁという方にもおすすめのシリーズがあります。名作を取り揃えたCD付きの英語絵本には、聞き取りの練習やネイティブの表現を真似して読むためのコツがたくさんつまっているのでおすすめですよ。

富田直美(絵本ナビ編集部)

米ペンシルベニア州フィラデルフィアで20代を過ごす。現地の大学で経営学を専攻、帰国後は映画のタイアップや、家庭用ゲームの映像制作に関わる。その後、エンターテイメントの分野で外資系ライセンスビジネスに従事。絵本好きが高じて2012年絵本ナビに入社。これまでの経験を生かし、ユニークな視点で大人も子どもも楽しめる絵本や洋書の魅力を紹介。2歳児のママ。

【連載】「絵本をもって旅に出よう」を絵本ナビスタイルで執筆中。https://style.ehonnavi.net/post-series/25324

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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