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【news】子育てママパパの防災意識調査では、6割の家庭で災害時の安否確認方法が未定?!

子どものスマホ保有や学校・幼稚園のIT化検討は急務!災害大国日本の未来

近年ますます災害のニュースを目にします。実際に災害にあわれた方も多くいると思います。

当たり前のように災害と向き合う日々の中で、どれだけの子育て層が防災意識を持って日々生活をしているのか、気になりますよね。大切なのはわかっているけれど、本当のところ、どこまで他のご家庭では準備しているのだろう?

 

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」では、12歳以下の子どもを持つ全国の保護者750名を対象に、「防災に関するアンケート」を実施しました。一体、どのような結果だったでしょうか。
 

今回の調査結果まとめ:

  1. 家族の安否が最大の不安であるにも関わらず、連絡方法をあらかじめ話し合って決めている家族は4割のみ
  2. 平日の日中に地震が起きたら、 6割超の家族は大人と子どもで居場所がバラバラに。 子どもの安否確認では電話連絡網など、非常時には機能しない可能性がある連絡手段も多い
  3. 災害時の情報源ではスマホがメイン。 Webのニュースアプリが圧倒的に多い。 理由は「日頃よく使っているから」

衝撃なのは、実際に災害時の連絡方法を決めている家族が半数にも満たないこと。また平日は、ほぼ家族がバラバラになるにもかかわらず確実に連絡をとれる手段が不確実であること。

調査結果からは、スマホがライフラインの1つとなっている今、防災や災害に関する有用な情報をいかに提供してもらえるか、そして、防災や災害情報を掲載するアプリやサイトを普段の生活に上手に利用することがとても重要であることが読み取れました。

子育てママパパの防災意識調査結果

1. 家族の安否が最大の不安であるにも関わらず、連絡方法をあらかじめ話し合って決めている家族は4割のみ

地震発生時・事後で不安なことを聞いたところ、「家族の安否」が79%と圧倒的に多く、「家族との連絡手段」も約6割が不安と回答している。 しかし、 地震への対策として家族で準備していることは、水や食料、懐中電等などのストックが中心で、「家族との安否連絡方法の確認」を事前にしている人は4割程度に留まった。

地震が起きたらどうするかを家族で話し合う頻度は、「地震ニュースがある度にする」というのが44%と最多だが、「ほとんどしたことがない」「まったくしたことがない」を合わせると37%もおり、日頃から防災について話し合っていない家族が多くいることが浮き彫りになった。

2. 平日の日中に地震が起きたら、6割超の家族は大人と子どもで居場所がバラバラに。 子どもの安否確認では電話連絡網など、非常時には機能しない可能性がある連絡手段も多い

平日の日中(8時~17時)は、親など保護者の84%が職場におり、日中に地震が起きた場合、祖父母などが自宅にいる家庭を除くと63%が子どもをすぐ迎えに行けないなど子どもと居場所がバラバラになることが予想される。 

子どもの安否確認は「学校や園への問い合わせ(34%)」や「学校や園からの連絡待ち(29%)」がメインだが、学校・幼稚園・保育園からの緊急時の連絡手段では「電話連絡網(32%)」がまだまだ多く、震災下で電話通信網が麻痺したり、連絡先の人が電話に出ないような状況になることも想定すると、この連絡手段が正常に機能するか大きな不安が残る。 

また、「子どもとの連絡手段を決めていない」という人が28%、学校などからの緊急時の連絡手段が「わからない」という人も16%おり、緊急時に子どもの安否確認や連絡が取れない人が出現する可能性が危惧される。 

災害時の家族の大人同士の連絡手段としては「LINEなどのチャット(52%)」「携帯電話(50%)」などスマホが主で、連絡手段はスマホに依存している。 災害時では電源の確保が命綱と言えるだろう。

3. 災害時の情報源ではスマホがメイン。 Webのニュースアプリが圧倒的に多く、使う理由は日頃よく使っているから

災害時に情報収集に利用する媒体としては、「テレビ(84%)」と「スマホ・タブレット(81%)」の2つが多いが、最も利用する媒体となると「スマホ・タブレット(50%)」が「テレビ(35%)」を上回る。 

ネット上の情報源としても、 「Webのニュースサイト・アプリ(62%)」が圧倒的に多く、 「行政・自治体のサイト・アプリ(19%)」、「新聞社のサイト・アプリ(13%)」などを大きく上回っている。 

自由回答に書かれた利用理由をみると、ユーザーは、日頃よく使っている「Webのニュースサイト・アプリ」を災害時も見る習慣があり、日常的に利用していない「行政や自治体のサイト・アプリ」や「新聞社のサイト・アプリ」に、災害時だからといって急に情報を見にいくという行動になりにくいようだ。 一方で、情報の正確性・信頼性で「NHKのサイト・アプリ(37%)」、情報の速さと共有性で「SNS(33%)」は併用して利用しているという様子が自由回答からも見て取れた。

災害時のネット上の情報源を利用する理由(抜粋)

WEBニュースサイト・アプリ

 ● いつも見ているニュースサイトをまず見ると思う。 (2歳女の子の40代前半ママ)

 ● 災害情報にかかわらず、 良く見ている情報源のため。 (1歳と3歳男の子の30代後半パパ)
 ● 普段から使っているので、 使い勝手がよく分かっている。 (2歳女の子の30代前半ママ)
 ● スピードが早いイメージ。 複数の媒体を網羅している。 (6歳女の子、 10歳と12歳男の子の40代前半ママ

NHKのサイト・アプリ

 ● NHKが一番信用できる(5歳女の子の40代前半ママ)
 ● いざというときNHK(1歳男の子の30代後半パパ)
 ● 一番偏りがなく、 間違いない情報が得られると思うから。 (1歳と4歳女の子の30代前半ママ)

Facebook・Twitter・InstagramなどSNS 

 ● Facebookで住んでいる地域情報が交換できるグループに入っていて、 欲しい情報がリアルタイムに集まっているから。 (6歳女の子と8歳男の子の40代前半ママ)
 ● FacebookやTwitterは、 各地に住む人からの投稿が有るので現状が良くわかるから。 (0歳男の子と1歳女の子の20代後半ママ)
 ● Twitterが一番情報が早い。 たまにデマ情報もありますが、 ちゃんと見極まれば便利。 (0歳と2歳男の子の30代前半ママ)
 ● 情報が多いのでニュース報道以外のことも知ることができるので。 (4歳の男の子2人の30代後半パパ)

わかってはいたけれど、調査結果を読んでみると改めて、気を引き締めなければならないなと実感しました。身近でいつも連絡がつくのが当たり前と思っている家族こそもしもの時のことをしっかりと考えて、家族の防災ルールを考えていきたいですね!

アンケート概要
【実施方法】 「いこーよ」サイト上で実施
【回答者プロフィール】 12歳以下の子どもを持つ保護者
【実施期間】 2018年7月2日~2018年8月6日  
【有効回答数】 750名

 

「子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』調べ

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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