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ママのためのやさしい「未病」予防レッスン

絵本『チリとチリリ』 になりきり!“はっぱのミックスジュース”をつくってみよう!

物語に登場するめずらしい遊びや、おいしそうな食べ物。それらに心を躍らせるのは、絵本を開く楽しみの一つですね。特に食べ物は、誰しも「食べてみたい」「つくってみたい」と思ったことがあるのでは?
そんなすてきな食べ物が登場する絵本のなかでも、毎回ちょっと変わった美味しそうなメニューでワクワクする、絵本作家・どいかやさんの代表作「チリとチリリ」シリーズ(アリス館)。

今回は『チリとチリリ はらっぱのおはなし』から、「はっぱのミックスジュース」づくりに挑戦!実は工夫次第で身近な材料で楽しめます。レッツトライ!

“絵本遊び”の会場は薬用ハーブ園

今回、絵本遊びの舞台となったのは、水戸市植物公園内に2017年4月にオープンした「水戸 養命酒薬用ハーブ園」(以下薬用ハーブ園)です。多い季節には約40種類ものハーブが栽培され、訪れた人が見て触れてかいで、五感で楽しむことができます。

先生は、絵本大好き! 水戸市植物公園の園長さん

『チリとチリリ はらっぱのおはなし』は、自転車にのった2人組チリとチリリが、はらっぱの虫たちの小さな暮らしを見てまわるお話です。ハナバチのはちみつボールカステラに、トカゲのほたるいしキャンディー……。虫たちの作るおやつはどれも魅力的で、味を想像せずにはいられません。

 

そんな絵本の世界観を、水戸市植物公園の西川綾子園長も大好きなんだとか。同園で2017年11月3日に開催されたイベント「親子で人気絵本『チリとチリリ』の世界を体験してみよう」から、おうちでもできる絵本遊びのポイントをピックアップしました。

案内してくれたのは、西川綾子さん

水戸市植物公園園長。NHK「趣味の園芸」講師や書籍の執筆なども行う。2009年第14回NHK関東甲信越地域放送文化賞を受賞。2014年公益社団法人日本植物園協会常務理事就任。

体験①
はらっぱみたいなハーブ園を探検

「絵本のチリとチリリ、はらっぱにおでかけしてたね。それに、おいしそうな『はっぱのミックスジュース』も飲んでいました。ねえ、みんなも飲んでみたくない? はらっぱみたいなハーブ園に出かけて、作ってみましょう!」

と西川園長が声をかけました。「はーい!」と元気よく返事したのは、「チリとチリリ」シリーズが大好きな子どもたちです。みんなで元気に、薬用ハーブ園へ出発!

 

少し歩くと、西川園長が立ち止まって問いかけます。

「この葉っぱ、知ってる? いつもなら植物公園の植物をちぎってはいけないけど、今だけ特別に摘んでいいよ。さて、何の匂いがするでしょう?」

 

子どもたちはめいめいにちぎった葉っぱを顔に近づけ、くんくんくん。さわやかな香りのなかに、ほのかな甘みが感じられます。誰かが「……イチゴかな?」と言ったのが西川園長に聞こえてきました。

 

「当たり! イチゴみたいな香りがします。このハーブは『ストロベリーミント』という名前。ミントって普通はスッとした強い香りだけがするけれど、これは少し甘くて、イチゴのかき氷みたいだよね。摘んだら指でもんで、葉の油分を出すようにするとよく香りますよ」と西川園長は付け加えます。

薬用ハーブの前で立ち止まっては摘み、香りを確かめます

こんなやりとりが、行く先々で繰り返されます。ストロベリーミントのほかにも、色々な植物の前で立ち止まっては葉っぱで遊んで、一枝ずつ摘んでいく子どもたち。手にいっぱいのハーブを持つみんなが、西川園長の後を続くさまは、さながら絵本のワンシーンのようです。薬用ハーブ園のシンボルツリー、キハダを囲んでお話ししたり、珍しい草花で花束を作ったりもしましたよ。

くんくん、この葉っぱはどんな匂いがするかな?
薬用ハーブ園には説明があったほかにもたくさんの植物が
見て、花束ができたよ!
シンボルツリーのキハダを囲んで話す西川園長と子どもたち

家庭でこれに近い遊びをする時も、この日の西川園長のやりとりは大きなヒントになります。

まずは『チリとチリリ はらっぱのおはなし』を子どもと一緒に読んでから、大人が「チリたち、おいしそうなジュースを飲んでるね。これ、本当に飲んでみない?」と西川園長のように誘ってみるのです。あるいは、その場面にさしかかった時に「ああ、おいしそう。ママ/パパもこんなの飲んでみたいなあ」などと、自分の感想を織り交ぜて反応をみてもよいでしょう。子どもたちが興味を示したら、さっそく作ってみましょう!

ベランダや庭などで栽培していればハーブを一枝ずつ摘んで、指で少しもんで香りを楽しんでみましょう。子どもたちの興味がより広がりますよ。

体験②
ハーブティーを作ってみよう

ハーブの名前をみんなで復習しています

西川園長と子どもたちはその後、収穫したハーブの名前をもう一度おさらいしました「今から、みんなが採ってくれたハーブを使って『はっぱのミックスジュース』を作りますよ」と西川園長。その言葉に、薬用ハーブ園ではしゃぎまわった子どもたちの気持ちが、ふたたび絵本へと引き戻されます。

 

今回「はっぱのミックスジュース」に使うのはストロベリーミント、ペパーミント、レモングラス、レモンバジル、レモンバーベナ、ベリーズアンドクリームミントの6種類。どれも薬用ハーブ園やその他の植物公園内エリアを探検して、一緒に摘んできたものです。今日はこれで「はっぱのミックスジュース」を再現します。

 

最初の作業は、ハーブの水洗い。摘んだら軽く洗って泥を落とし、すばやく水を切ります。濡れていると葉が変色しやすいので、スピードが大切です。

手にいっぱいのハーブをすばやく水洗い

家庭でも水洗いの前後に、摘んだハーブがどんな種類か調べてみるといいですね。ちなみに薬用ハーブ園ではぜいたくに6種類のハーブを集めましたが、1~2種類でも構いません。ミントやレモン系を中心にすると、飲みやすい味になります。ここにない種類を入れても失敗はないので、ご安心を。

(※妊娠中の方はバジルやローズマリー、セージは避けましょう。使用前に種類・効能を調べることをおすすめします。)

 

また、手元の材料について一緒に調べれば、安心して使えるのはもちろん、絵本をきっかけに子どもたちの身の回りの環境への好奇心がむくむくと大きくなることでしょう。

細かくちぎっては、次々とポットへ

さて、いよいよお茶を淹れます。摘みたてハーブの入ったボウルと、耐熱性のガラスポットをテーブルに用意したら、よーいどん! 子どもたちはボウルからハーブを取り出し、細かくちぎって、ポットへどんどん入れていきます。こうして手でちぎった方が、包丁で切るより断面積が大きくなって成分が出やすく、お茶が一層おいしくなるんですよ。

飲んでみよう!「はっぱのミックスジュース」

ポットにいっぱいハーブが入ったら、熱い湯を注ぎます。ハーブティーには細かな分量の決まりはなく、ハーブ量も湯量もお好みでOK。この日は2~3名分のガラスポットに、大人のげんこつ大ほどの生ハーブを入れ、約800mlの湯を注ぎました。

 

一方、ドライハーブでもお茶を淹れられます。その場合はティーバッグほどの量のドライハーブに、好きな量の湯を注ぎます。西川園長からは「生のハーブがとれる時期は限られているので、年間楽しむには収穫してドライハーブにします。夏なら摘みたてを車の中などエアコンがきいて乾燥している場所で干せば、3~4日で誰でも上手にできますよ」と、ママやパパに向けた豆知識も伝授してもらいました。
 

「はっぱのミックスジュース」そのもの! アイスハーブティー

湯を注いで約5分。みんなが着席したテーブルに、2つのカップが運ばれてきました。片方はみんなで作ったハーブティー、もう片方はドライハーブで淹れたアイスハーブティーです。アイスハーブティーは、丸いガラスのコップ入り。ラズベリーが浮かび、木の葉のコースターと緑のストローが添えられて、絵本の「はっぱのミックスジュース」そのものです!

 

アイスハーブティーは、みんなが摘んだ6種類のハーブと同じものをあらかじめ乾燥させておいて、ドライハーブにして湯を注いで数時間おき、氷とラズベリーを入れています。植物公園のみなさんがあらかじめ用意してくださったもの。絵本と同じ体験が、身近なものでこんなに簡単にできるのには驚きました。
 

まるでチリとチリリみたい!

おいしいお菓子も並んで、みんなでほっこりティータイムです。「はっぱのミックスジュース」さながらのアイスハーブティーは、ハーブのさわやかな香りとラズベリーの甘酸っぱさが美味しい一杯。みんなで摘んだホットハーブティーは、ひと口含めば、さわやかで力強い香りに満たされる一杯。テーブルについた誰もが、チリとチリリになりきった瞬間でした。

 

子どもたちの笑顔があふれた今回の体験。ここでは『チリとチリリ はらっぱのおはなし』に登場する「はっぱのミックスジュース」を再現してみました。この作品に限らず工夫次第で、絵本の世界に入るような体験を、ほかの物語も試すことができますよ。

 

子どもたちが自分で摘んで、香りや味を五感で味わえるハーブは、そんな遊びにもってこいの汎用性の高いアイテム。身近に何気なく育てているものがあれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。親子の時間がまた一つ、豊かになるかもしれません。

 

てらしまちはる(ライター/絵本こどもアプリ研究家)

【水戸 養命酒薬用ハーブ園】

 

多種多様なハーブと直接触れ合いたいなら、茨城県の水戸市植物公園内にできた「水戸 養命酒薬用ハーブ園」がおすすめです。薬用ハーブの種類もさることながら、美しい石積みや、パティオ(中庭)を思わせるウッドデッキも魅力。薬用ハーブに関するイベントなども多数あり、目で見て、触って、かいで、五感で楽しめるハーブガーデンです。

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養命酒製造では、経営理念の『生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する』のもと、日々のよくある体の不調の解決に向けて、健康支援活動を行っています。
ライスタイルや環境の変化により、“病気とまではいえないが健康を保てず、病気に向かいつつある状態”東洋医学でいう「未病」にあたる人が増えています。東洋医学の知見から、この「未病」の予防と対策、衣食住や運動、心身も含め健やかなライフスタイルの提案と普及活動をセミナー、イベント、ウェブサイトを通し、生活者の皆さまへ日々、健康情報を発信しています。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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