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3歳からが始めどき!「非認知能力」を伸ばして賢い子を育てるはじめてのドリル&ワーク30選

現在、世界で注目を集めている「非認知能力」をご存じですか? 「非認知能力」は、「生きる土台となる力」や「生涯の学びを支える力」ともいわれます。

 

「非認知能力」が世界的に注目されるようになったのは、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンの研究でした。それは、幼児期から非認知能力を高める教育を受けた子どもは、学校の成績が良く、高学歴・高収入者が多いという結果です。そして「非認知能力」がもっとも伸びやすいのが、「脳が柔軟で、急速に発達する幼児期」といわれています。

 

集団での遊びや日々の生活の中で培われる「非認知能力」はたくさんありますが、その中でドリルやワークを使って育てることができるスキルが、「意欲(やる気)」「メタ認知(客観的思考)」「対応力(失敗から学ぶ力、応用力)」「創造性」「知識および技能の基礎」。そこで、遊びとしてドリル&ワークを楽しみながら「非認知能力」を育てる方法と、子どもに合ったドリル&ワークの見つけ方をまとめました。

非認知能力とは?

「非認知能力」は、IQ(知能指数)をはじめとするテストなどで数値化できる知的能力以外の、幅広い能力です。では実際にどんな力が「非認知能力」なのか、一例を紹介します。

(「非認知能力」は多岐に渡り現在研究中ということもあり、諸説があります)

「非認知能力」のスキル例

「非認知能力」は、日常生活やお友達との遊びの中で育まれますが、その一部(表のピンク色の項目)はドリル&ワークでも伸ばすことができます。そこで、現在発売されているドリルやワークを使って「非認知能力」を育てて、学ぶ力の基礎作りをする方法を提案します。

「絵本+ドリル&ワーク」で賢さアップ!

家庭や園で、子どもたちに絵本を読んで聞かせる「読み聞かせ」。特におはなし(物語や昔話)は、絵本の世界に浸って楽しむことで、子どもの「想像力」を育んでくれます。子どもは絵本の世界に丸ごと入って、主人公といっしょに新しい世界に触れたり、喜んだり怒ったりと気持ちを動かしたりして、その体験を自分の中に取りこむことで、心が豊かになります。

 

絵本の読み聞かせを「インプット」だとすると、ドリル&ワークは「インプット」と「アウトプット」が同時にできるハイブリッドツール。出されたお題に対して自分がなにをするか「考える力」と、その考えを文字にしたり絵にしたりすることで「表現する力」を同時に伸ばすことができます。

 

読み聞かせは、子ども自身が文字を読むことができない赤ちゃんのころから始められます。ドリルやワークに取り組む前に、絵本を読んであげたときに、子どもがよく聞いたり楽しんだりしているか、よく観察してみてください。絵本を楽しんでいる様子だったら、ドリル&ワークにも興味を持つ可能性が高いでしょう。

 

読み聞かせとドリル&ワーク両方をやることで、子どものコミュニケーション能力もアップ! 子どもが自分の思っていることや気持ちを大人にもわかるように話してくれるようになると、子育ての楽しさもグンとアップします♪

ドリル&ワークの始めどきは3歳といわれる理由は「心と体の発達」と「頭のやわらかさ」

子どもは3歳くらいになると、周囲のいろんなことに興味を持ち、知りたいという好奇心が旺盛になります。また手指はもちろん、体全体の使い方が器用になり、走っても転ばなくなったり、ブランコやボール遊びなどの遊具遊びがじょうずにできたりするように。

 

特に親として驚かされるのが「知的な成長」つまり、頭脳の発達です。自分の名前はもちろん、園の先生やお友達の名前を覚えていて、自分が体験した出来事を大人にもわかるように話してくれるなど、記憶力がグンとアップ。自分の気持ちを言葉で伝えることもできるようになりますし、お約束ごとやルールについて疑問を抱くなど、日々の生活でいろんな刺激を受けて、成長し続けています。

 

子どもが「あれはどうなっているの?」「なんで?」といろいろ質問するようになったら、ドリル&ワークのはじめどきです!

ドリル&ワークは子どもに選んでもらおう

ドリル&ワーク選びのコツは、のりものやたべものなど、子どもが興味を持っているものやテーマを選ぶことです。一口に「のりもの」といっても、車や電車、飛行機など種類にこだわりがあったり、絵ではなく実物の写真が好きという好みもあったりします。ですから、実際にドリル&ワークを見せて子どもに選んでもらうのが一番!

 

ただし、子どもは自分の「好き、嫌い」で選ぶことができますが、実際に自分ができるレベルかどうかは判断できません。そこで、いつも子どもと接している大人の出番です。普段遊んでいる様子を観察して、子どもができること、苦手なことはなにかを思い出して、ドリル&ワークが子どもができるレベルかどうかを見極めてあげましょう。

 

とはいえ、親でもなかなか判断が難しいもの。そんなときは、ドリル&ワークに必ず書いてある「対象年齢」が目安になります。まずは子どもの年齢と同じものから挑戦してみて、ちょっと難しそうだったら実際の年齢より下のものから、すいすい進むようなら実際の年齢より高いものにトライしてみてください。

気質&発達度で選ぶ「非認知能力を育てるはじめてのドリル&ワーク」

ドリル&ワーク選びのコツを紹介しましたが、それでもやっぱり子どもにぴったりの一冊を探すのはなかなか難しいですよね。そこで、子どもの気質(積極性や好きなものの傾向)と発達度から、おすすめのジャンルがわかるチャートを用意しました。

設問に答えながら矢印に従って進んだら、最後に発達度をチェックして結果に進みましょう。大切なのは、お子さん自身の「やりたい!」という気持ちですので、チャートの結果はあくまで参考にしてください。

絵本ナビおすすめ! 非認知能力を育てるドリル&ワーク30選

チャートの結果を参考に、絵本ナビおすすめのドリル&ワークからぴったりの一冊を見つけてみましょう。

観察・想像力を育てる「さがし絵」

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脳科学の専門家・篠原菊紀先生監修!
脳のさまざまな部位が発達する5歳までに大切なのは、「頭を使うことが好きになる」こと。
楽しくパズルを解くことはこれにぴったり!
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■3ジャンルのパズルを出題
本書では、「えさがし」・「まちがいさがし」・「すいりえさがし」の3つのジャンルのパズルを出題します。
楽しくパズルに取り組みながら、集中力や観察力といった小学校でのお勉強に役立つ力を育みます。

■パズルで診断!『脳力』テストつき
巻末には、お子さんの『脳力』がパズルで測れるテストがついています。
学力に直結するといわれるワーキングメモリや、理系の能力に関係し、人生のさまざまな場面で必要となる空間認知能力、「集中」を必要とする活動すべての基盤となる選択的注意力などを診断します。
結果に合わせた、篠原先生からのアドバイスも掲載しています。

■特典つき
1.自分で出題できる「えさがしボード」
2.がんばりシール

観察・想像力を育てる「複合ワーク」

学研の幼児ワーク 3歳 ちえ

2歳よりもできることが増え、様々なことに挑戦したくなる3歳児。絵さがしやめいろなどのおけいこで、自分で考え答えを見つける思考力を養う。また、はさみ・のりを使った工作や体を使った遊びなどで、楽しく知的好奇心を育てる。達成度診断テスト付き。

おてがみワーク

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郵便局のキャラクター・ぽすくまと一緒に
おてがみをかこう!
「共感力」「表現力」「コミュニケーション能力」など、
非認知能力を伸ばします。
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「学研の幼児ワーク」と、「日本郵便」がコラボ!
母の日、敬老の日、クリスマス(サンタさんへのおてがみ)、年賀状、お誕生日など、おてがみをかく機会はたくさんあります。
文字やことばに興味を持ち始めた3~6歳のお子さんにおすすめの1冊です。

◆本書の構成・身につく力
①めいろやぬりえなどで楽しく、【気持ちを表す言葉を知る】
②なぞり→自分でかくのステップで、【言葉をかいて練習する】
③付属のびんせんで、【おてがみをかく】
④郵便のルールなど、【おてがみや郵便に関する知識を深める】

①~④の内容を通して、
・相手の気持ちを理解する「共感力」
・自分の気持ちを言葉にする「表現力」「コミュニケーション能力」
・文字への興味
・豊かな語い
など、さまざまな非認知能力を伸ばします。

※非認知能力…「集中力」「思考力」「コミュニケーション能力」「自己肯定感」など、数値では測りにくい、生きるために必要な能力

◆おてがみをかくのが楽しみになる、豪華特典つき
・かわいい「びんせん」がたっぷり
・気持ちを伝える「おてがみシール」
・何度も練習できる「おてがみおけいこボード」

表現力・器用さを育てる「切り絵」

表現力・器用さを育てる「工作」

モンテッソーリ知育こうさくワーク

モンテッソーリ教育をおうちで楽しく取り入れることができるこうさくワーク。はる、きる、おる、あむを中心に取り組む。日本モンテッソーリ教育綜合研究所の教師による、環境整備や声かけの仕方の解説つき。はじめてモンテッソーリ教育を学ぶ方でも安心。

空間把握能力を育てる「ぬり絵・めいろ」
3歳 めいろ・てんつなぎ  5歳までに伸ばしたい

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脳科学の専門家・篠原菊紀先生監修!
脳のさまざまな部位が発達する5歳までに大切なのは、「頭を使うことが好きになる」こと。
楽しくパズルを解くことはこれにぴったり!
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■3ジャンルのパズルを出題
本書では、「めいろ」・「てんつなぎ」・「ひらめきぬりえ」の3つのジャンルのパズルを出題します。
楽しくパズルに取り組みながら、数字やひらがなの順番、巧緻性やワーキングメモリといった、小学校でのお勉強につながる力も育めます。

■パズルで診断!『脳力』テストつき
巻末には、お子さんの『脳力』がパズルで測れるテストがついています。
学力に直結するといわれるワーキングメモリや、理系の能力に関係し、人生のさまざまな場面で必要となる空間認知能力、手先の動きを細かくコントロールする調整力や注意力などを診断します。
結果に合わせた、篠原先生からのアドバイスも掲載しています。

■特典つき
1.かいてけせる「すうじボード」
2.がんばりシール

空間把握能力+表現・器用さを育てる

モンテッソーリ はじめての シールブック

子どもの集中現象をサポートし、自立を促すシールブック

世界で活躍する数多くの著名人が受けていたことで注目の「モンテッソーリ教育」。
その理念を生かした本書は、モンテッソーリ教育をおうちで楽しく取り組む入門編にぴったり!

◆特徴◆
・日本モンテッソーリ教育綜合教育研究所の全面監修
・特別な道具は不要! モンテッソーリ教育に最初に触れるファーストブックとして最適
・オリジナルの描きおろしイラストで子どもの「やってみたい」を引き出し、知性が育ちます
・シール遊びを通して、手指の巧緻性や集中力が高まります
・シールはすべて上から自由に色をぬったり模様をかきこめます
・好きな色や形を選び、自分だけのオリジナル作品が作れます
・自分でかきこめるシール、1942枚つき

◆内容◆
指定された場所に決められたシールをはったり、好きな場所に自由にはれるシールブック。
シールはすべて丸、三角、四角でできており、さまざまな図形の中から同じ形を見つけたり、違う図形を組み合わせていく中で、形への興味を引き出します。
色分けされたシールの中から好きな色を選んだり、形を組み合わせて自由にはることで、色彩感覚や自立心を育てます。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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