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月別児童書ランキングBEST10

【ランキング】2020年1月の児童書売上ランキングBEST10は?


今、絵本ナビで売れている児童書は? 話題になっているのはどんな本? なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、2020年も1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。

 

さて、2020年最初の月、1月の児童書は、どんな作品が人気だったのでしょうか? ロングセラーが中心のようではありますが、久しぶりに1位が入れ替わったようですよ。1月に刊行となった新刊情報も最後にご紹介しますので、ぜひ新刊もチェックしてみて下さいね。

2020年1月の児童書売上ランキングBEST10【2020/1/1~1/31】

第1位に輝いたのは、とっても元気なねずみ「やかましやのヤカちゃん」が活躍する楽しいお話

番ねずみのヤカちゃん

みどころ

ドドさん夫婦の家の壁と壁のすき間に住む、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみ。そのうち四ひき目は、「やかましやのヤカちゃん」とよばれていました。
どうしてこんな名前がついたかって?

それはね…このヤカちゃん、とてつもなく声が大きかったからなんです。

たとえばこんな風。おかあさんねずみが、ドドさん夫婦に存在を気づかれないよう「けっして音をたててはいけない」と注意している時も「うん、わかったよ、おかあさん」と答える声のなんと大きいこと!他にもおかあさんねずみの注意に対して、全部うんと大きな声で答えるヤカちゃんのお返事の繰り返しが何とも愉快でたまりません。でもお返事のしかたから、ヤカちゃんがとっても素直でまっすぐで良い子だということが伝わってきて、どんどんヤカちゃんを応援したくなってしまいます。けれどもやっぱりその大きな声のせいで、ドドさん夫婦の家にねずみがいることがばれてしまって…。ここからドドさん夫婦のねずみ退治作戦が始まります。ドドさん夫婦とヤカちゃんの対決の結末やいかに…?
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第2位は、4タイトルが同数で並びました。

意外に解けないナゾの面白さと、ネートの名探偵ぶりが魅力の人気シリーズ

みどころ

9歳のネートは探偵です。
今日もネートの元に1本の電話が入りました。
仲良しの女の子アニーから、なくなった絵を探してほしいとの依頼です。

すぐにアニーのところへ駆けつけるネート。
まず、アニーの話をじっくり聞き、部屋の中をくまなく調べます。
次に、その絵を見た他の人たちー仲良しのロザモンド、弟のハリー、犬のファングについて丁寧に調査していきます。
はたしてネートは、アニーのなくなった絵を発見することができたのでしょうか。

一見、すぐに解けそうと思わせておきながら、意外になかなか解けないナゾの面白さと、ネートのツボを押さえた探偵ぶりに子どもも(大人も!)たちまち心を掴まれてしまいます。
また9歳という年齢でありながら、どんなナゾが来ても常に落ち着き、周りから頼りにされているネート。子どもたちは、自分と同じぐらいの年齢の子の活躍とカッコよさにたちまち憧れてしまうのではないでしょうか。一方でパンケーキが大好物で、気が付けばいつもパンケーキを食べているところには親しみを感じてしまいますね。
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5、6、7歳の子に読んで聞かせてあげたい、幼年童話の最高峰!

エルマーのぼうけん

動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。

9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。

40年以上読み継がれる幼年童話の傑作です

ふたりはともだち

出版社からの内容紹介

仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。

子どもたちの想像はどこまでも・・・・・・

おおきなおおきな おいも

みどころ

いよいよ明日はいもほり遠足。あおぞらようちえんの子ども達は、それはそれは楽しみにしています。ところが…当日は雨。いもほり遠足は一週間延期です。先生は仕方ありませんねって言うけれど。

「つまんない つまんない」

でも大丈夫。おいもは7つ寝ると、いっぱい大きくなって土の中で待っててくれるんですって! そのおいも、どのくらい大きくなっていると思う? 子ども達は想像しているうちに紙に描いてみたくなりましたよ。大きな大きな紙を用意して、それでも足りないからのりで貼り合わせてもっと大きくして。絵具を筆で「ごし ごし しゅっ しゅっ」「ぴちゃ ぴちゃ しゃっしゃっ」…もっと紙を足して。もっともっと。

ああーーーすごい!!
絵の具で描いたおいもの大きいこと、大きいこと。
先生もびっくり仰天。

「こーんな大きなおいも、どうやって掘り出すの?」

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第6位も、2タイトルが同数で並びました。

第6位 『はれときどきぶた』

はれときどきぶた

みどころ

とにかく面白く、笑えるお話です。自分の日記をお母さんに読まれていることを知り、「あしたの日記」としてウソの日記を書きはじめた主人公の則安。けれども日記に書いたウソが本当に起こりはじめたから、さあ大変! 本が苦手な子でも無理なく読め、笑える1冊でありながらも、大人になってからも楽しいエピソードが心に残り続ける名作です。

第6位 『なぞなぞのすきな女の子』

なぞなぞのすきな女の子

みどころ

なぞなぞ遊びは好きですか? 答えるのも楽しいけれど、なぞなぞを出すのも楽しいですよね。特に答えられないような、なぞなぞが出せたら!

この本は、そんな、なぞなぞが大好きな女の子が主人公のお話です。女の子は、一緒に遊べるお友達を探しに森に出かけ、はらぺこオオカミと出会います。お母さんとなぞなぞ遊びをいつもしている女の子は、オオカミにぴったりの、何やら長いなぞなぞを出しました。オオカミは一生懸命考えるのですが、長いなぞなぞに、答えがいっぱい出て来てしまい…あらら? なぞなぞの答えは一つ、ですよね。さあ、オオカミは答えられるでしょうか? (続きはコチラ>>>

つづいて第8位も、4タイトルが同数で並びました。

第8位 『世界のむかしばなし』

世界のむかしばなし

みどころ

ゆかいで、リズミカルなお話が14編集められた、むかしばなし集です。
1つめ『七人さきのおやじさま』はノルウェーのお話。旅人が一晩泊めてもらおうと、立派な百姓家にいたおじいさんに話しかけますと「わしは、この家のおやじでない」といいます。教えられたとおり台所へ行って、そこにいたおじいさんに話しかけますと、やっぱり「わしは、この家のおやじでない」。旅人は次から次へと、教えられる場所へ行き、本当のおやじさまに宿の許しを得ようとします・・・。
2つめはロシアのお話『小さなおうち』。小さい動物から順に「おうち」に入っていく、有名な民話『てぶくろ』と同じ筋書きかと思いきや、思わぬ結末にびっくり。
3つめはスウェーデンのお話『くぎスープ』。ひとりのやどなし(仕事も、寝るところもない人のこと)が、おばあさんに一夜の宿をたのみます。けちなおばあさんは、陽気なやどなしが、なべをかりてつくりはじめたスープのなかみに興味しんしん。「くぎ一本でスープができるって?」さて、どんなスープができたかというと?

こんなふうにヨーロッパ北方をはじめ、世界各国から集められた14編が本書には収められています。
グルグル話(ねこがねずみをおいかけ、ねずみが縄をかじり、縄が肉屋さんをしばり・・・と次々つながってグルグルと動いていくお話)が多いこと、そして、しばしばナンセンスなのが、むかしばなしのおもしろさです。
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第8位 『チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 1番地 ゴインキョとチーズどろぼう』

チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 1番地 ゴインキョとチーズどろぼう

みどころ

絵本の次の段階に何を読んだら良いか迷ったら、まずこちらの「チュウチュウ通りのなかまたち」シリーズ(全10巻)をおすすめします。

舞台は、ネコイラン町のチュウチュウ通り。1番地から10番地まで、それぞれ個性的なハツカネズミが住んでいます。1巻目は1番地に住むおじいさんネズミ:ゴインキョのお話、2巻目は2番地に住む古道具屋さん:クツカタッポのお話……10巻目は10番地に住む郵便屋さん:スタンプのお話と、10匹のハツカネズミを主人公にした楽しい事件のお話が10続きます。

1巻目のゴインキョは、お宝をどっさり持っているおじいさんネズミ。ネズミのお宝といったら……?!そう、それは金色にかがやくチーズ!ゴインキョは、そのチーズを眺めたり、においをかいだりするのが大好きで、でもひとりじめせずに友だちにごちそうすることも好きで、ゴインキョ家のチーズ・パーティは、チュウチュウ通りで有名でした。
しかしある日、ゴインキョの元に「きんきゅう」と書かれた、どろぼうへの警告の手紙が舞い込みます。宝物のチーズがあぶない?そしてゴインキョの身にも危険が!?

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第8位 『たんたのたんけん』

たんたのたんけん

出版社からの内容紹介

八月二十九日はたんのたんたの誕生日です。と、どこからかふしぎな地図がまいこみました。矢印や△じるしの書いてある、たんけん地図のようです。さっそく、たんたはたんけんに出発です。すると、どこからか、へんなひょうの子があらわれて……。

第8位 『ジェインのもうふ』

ジェインのもうふ

みどころ

米国人劇作家アーサー・ミラーが初めて子どものために書いた作品。赤ちゃんのときから愛用した1枚の毛布を背景に、女の子ジェインの成長を描いた幼年童話です。デッサンに優れたイラストが成長過程を表情豊かに描き、とても魅力的です。着色は薄い桃色の毛布のみで、見るからに柔らかそうな毛布とジェインの愛らしさを調和させています。擦り切れた毛布に愛着を残しつつ、新しい視点を見出すジェインに心から拍手を送りましょう。最後に毛布は1本の糸となって消えていくのですが、それはなぜ? すてきな結末が待っています。

それでは最後に2020年1月に刊行された新刊の中から、おすすめの作品をご紹介します。

秋山朋恵(絵本ナビ 児童書担当)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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