【ランキング】2022年6月、7月の児童書人気ランキングBEST10は?
今、絵本ナビで売れている児童書は? 話題になっているのはどんな本? 今回お知らせするのは、2022年6月と7月の児童書人気ランキング!課題図書ではどんな本がとくに人気だったのか、また読書感想文の宿題や夏休みの読書にはどんな本が読まれたかが分かる結果となっています。さて、今夏、多くの方に選ばれた本はどの作品だったのでしょうか。
※通常のランキングでは、基本的に「児童書」(読み物)を対象にしていますが、今回課題図書に限り人気の傾向が分かるよう、「絵本」もランキングの中に入れております。
2022年6月、7月の児童書人気ランキングBEST10【2022/6/1~7/31】
2022年の課題図書(小学校中学年の部)よりランクイン! チョコレートに目がない男の子に起きた大事件とは!?
ジョンは勉強も音楽の楽団の活動もがんばる男の子。でもひとつ、こまったことがあります。それはお菓子に目がないこと。特にチョコレートが大好きなのです。
ある日ジョンは、太った男の子の絵と自分の名前と同じ頭文字「J.M.」が書かれた古いコインを拾います。そして、そのコインを使って、初めて見るお菓子屋さんの主人から特別なチョコレートを買いました。すると翌朝から不思議なことが起こります。ジョンの口に触れたものすべてが大好きなチョコレートに変身するのです!
歯磨きもジュースも朝食のベーコンエッグも、みんなチョコレートになりました。はじめは喜んでいたジョンですが、飲み水、給食のおかず、楽団のトランペットまでもがチョコレートになってしまい困惑します。不思議な力「チョコレートタッチ」を手にしたジョンは、お友達には嫌われてしまい、とうとうママまでチョコレート像になってしまって……。
このお話は、ギリシャ神話「ミダスタッチ」をモチーフにして描かれています。触れるものすべてが黄金となる願いをかなえた王さまのお話です。しかし王さまは、自分の強欲さに後悔することになります。このお話の主人公の名前も、実は「ジョン・ミダス」なんですよ!
作者のパトリック・スキーン・キャトリングは子ども向けから大人向けまで多くの本を執筆し、ジャーナリストとしても活躍したイギリス生まれの作家さんです。本作『チョコレートタッチ』が初めてアメリカで出版されたのは1952年。それから現在に至るまで世界中で読み継がれています。70年も前に作られたお話ですが、今の子どもたちも共感すること間違いなし。青少年読書感想文全国コンクール2022年の課題図書(小学校中学年の部)にも選出されています。
(出合聡美 絵本ナビライター)
『クマのプーさん』よりも前にあったことを描いた10の物語(2022年6月の新刊)
1926年に出版した『クマのプーさん』よりも前にあったことを描いた10の物語で、公式の過去編「プリクエル(前日譚)」です。クリストファー・ロビンとプーの、新たな世界へようこそ!
2022年課題図書(中学校の部)よりランクイン。「人種差別」「見た目の違い」について考えさせる一冊
灘中学校入試問題にも使われた、日本児童文学者協会賞受賞作『むこう岸』の安田夏菜、書き下ろし最新作!
藤堂ミハイル――堤中学二年。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。そば屋でそばなんか食ってると、「まあっ、日本人みたいにおはし使ってる」と知らないおばさんに騒がれたりする。
山口アビゲイル葉奈――転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本生まれの日本育ちで、日本語しか話せない。好きなことは……。
すべてが規格外の転校生は、オタク的に「蟲」が大・大・大好き! カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモ……!! 教室のあちこちから上がる悲鳴!!! クラスは騒然!!!!
ミハイルと葉奈、そして科学部の面々は、生物班の活動存続をかけ、学校に「科学的な取り組みの成果」を示さなければならないことになってしまった。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、とってもコメディでバイオロジカルな日々をご覧ください!
- 2022.06.30中学生の読書感想文にオススメの本8選(2022年版)
第4位 すうがくでせかいをみるの
2022年課題図書(小学校低学年の部)よりランクイン。「すき」を通して、自分なりの世界の見方をみつける絵本
うちの家族には、みんなそれぞれ好きなことがある。パパは絵を描くし、ママの部屋には昆虫の資料がたくさん。お兄ちゃんは音楽が好き。好きなことがあるって、いいな。私だっていろいろ挑戦してみるけど、なかなかピンとくるものがない。でもひとつだけ、これだって思ったのが……
すうがく!
彼女に言わせれば、すうがくはどこにでも隠れているんですって。公園にも、湖にも、窓からの景色にも、絵画の中にだって。かずや形のことを見つけて、それについて考えるのが楽しくてたまらない。彼女の目には、世界がどんな風に見えているんだろう。想像するだけで、ワクワクしてきますよね。
世界をみる方法は、いくつもある。こんな風に、自分が一番好きなことが見つけられたら、夢中になればいい。その先にはきっと夢をかなえるための扉が待っているから。作者の、子どもたちに託す気持ちが伝わってきます。
巻末には、主人公オリジナルの「数学ノート」付き。誰かの世界をのぞいてみることだって、好きなことを見つける一つの方法かもしれませんよね!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
第5位 ふたりはともだち
一年を通して根強い人気! がまくんとかえるくんの優しくユーモラスな友情ものがたり
仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。ふたりの間で繰り広げられるのは、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……様々な愛すべきエピソード。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズは幼年童話の傑作として、子どもから大人まで、たくさんの人たちに40年以上も愛され続けています。
そのシリーズ第1作目が『ふたりはともだち』、5つのお話が収録されています。
春が来たからと大急ぎでがまくんの家に走っていき、「おきなよ!」と大きな声で呼びたてるかえるくん。お日さまがきらきらして、雪も溶け、新しい一年がはじまったかと思うと、いてもたってもいられないのです。ところが、がまくんは布団の中。もう少し寝ていたいのです。11月から眠っているがまくんは「5月半ば頃にまた起こしてくれたまえよ。」なんて言うのです。そこで、かえるくんは……?
がまくんを外に連れ出して遊ぶためなら頭の回転だって早くなるかえるくんと、カレンダーに合わせて簡単に5月だと思い込んでしまうがまくん。最初のお話「はるがきた」で、幼さと可笑しさがたっぷり詰まったふたりのキャラクターを存分に味わうことができます。
続く「おはなし」と「なくしたボタン」では、それぞれのやり方でお互いを思いやっている様子(大いに巻き込みながらね)を、「すいえい」ではちょっぴりブラックな面をのぞかせつつ、思いっきり笑えるエピソードを披露してくれます。
すっかりふたりの世界観に夢中になった頃、登場するのが最後の「おてがみ」です。
悲しそうな顔で玄関にすわっているがまくん。なんでも「もらったことのないお手紙を待つ時間」なんだと言うのです。それを聞いたかえるくんは、がまくんに内緒でお手紙を書くことにします。ところが、配達を頼んだのがかたつむりくんだったので……。
国語の教科書に採用されたことで、今では多くの子どもたちに知られているのがこのお話。いずれ届くことも、その内容までもわかっているお手紙をじっと待つがまくんとかえるくん。その幸せそうな様子に、「手紙」の持つ力を感じずにはいられませんよね。
シリーズ4冊。がまくんとかえるくんのキャラクターを知れば知るほど、どのお話も読み返したくなる珠玉のエピソードばかり。日本では三木卓さんの翻訳で楽しむことができます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
第6位は同数の売れで2タイトルが並びました。
第6位 おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで
2022年課題図書(小学校低学年の部)よりランクイン。「わたしたちは たくさんの いのちで できている」
おすしやさんに子どもたちがやってきます。
目の前に並ぶのは、美しい魚や貝たち。
「さあて、どれをおすしにしようか。」
キンメダイ、アナゴ、イカの順に、寿司職人がおすしにしてくれます。
まずはキンメダイの体をじっくり観察していきますよ。
せびれ、むなびれ、はらびれ、しりびれ、おびれ、角度を変えると金色に光る目、前から下からのぞいたり、口を開いて中を見てみたり。うろこをはがすと、子どもたちにうろこが飛んでいきます。赤くてとってもきれいなうろこ。水に入れると、ピンク色になってキラキラしています。頭を切り落とすと胃ぶくろが出てきました。胃ぶくろにはいったい何が入っているのでしょう? そのあと内臓を取って中をきれいに洗ったら三枚におろし、皮ももったいないのであぶってしっかりいただきます。
次はアナゴ。
顔を下から見たり、上から見たり、前から見たり。キバのように見えたのは鼻の穴で‥‥‥。お顔をじっと見ているとなんだか可愛らしく思えてきます。体を開いていくとホースみたいな腸が出てきました。おっ! 腸になにか入っています。ぐうっと押していくとおしりのあなから出てきたのはウンチ!「くさいのかな~!?」「そんなににおわないな。」
子どもたちの目の前でゆっくりと丁寧にさばかれ、どんどん姿が変わっていく魚たち。子どもたちは見たり、触ったり、においを嗅いだりしながら五感をいっぱいに使って、観察していきます。魚の体の細部にわたるたくさんの美しい写真から伝わるのは、大人でもなかなかお目にかかれないような魚の生態。「生きもの」としての営みです。胃ぶくろに食べたものが入っていたり、腸にウンチが残っていたりと、それはついさっきまで魚たちが生きていたという確かな証拠。その命の証拠を目のあたりにすると、一瞬とても食べられないような気持ちになりそうになるものの、いつの間にかすっかりおいしそうな姿に変わっていくところが不思議でなりません。
はじめから終わりまで圧倒されるのは、子どもたちの笑顔と驚きの生き生きとした表情。職人さんの説明のひとつひとつをじっくり聞いて、目をキラキラさせながら魚の細部を見つめる子どもたち。そこにはなんの躊躇も感じられません。本物を伝えるとき、受け取るときというのは、こんなにまっすぐに届くものなのだな、と心の奥底から不思議な感動が湧いてきます。
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(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
第6位 ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版) 16冊
ネートと一緒にナゾを解こう! シリーズは全部で17巻!
みどころ
1982年の発売以来、たくさんの子どもたちに愛され、読み継がれてきた「ぼくはめいたんてい」シリーズの第1巻目。マージョリー・W・シャーマットさんによる全17巻となるこちらのシリーズは、5歳ぐらいから小学校低学年の子どもたちにちょうど良いハラハラさで、子どもたちがはじめて物語の楽しさに出会えるシリーズでもあります。つぎつぎにネートに降りかかるナゾ解きの面白さはもちろんのこと、巻ごとに増えていく個性的な登場人物、ネートからママへの置き手紙の内容など、読めば読むほど多くの楽しみをも発見できるでしょう。
すべての漢字にふりがながついているので、はじめての読み物としてもぴったり。ひとり読みに移る前に、まずは読んであげながら親子で一緒にナゾ解きを楽しんでみるのもいいですね。シーモントさんの温かくユーモアたっぷりの挿絵と、訳者の小宮由さんの柔らかな語り口も、子どもたちの読書をやさしく応援してくれます。お話の最後には「めいたんていのこころえ」もついていて、もし周りでなにかナゾが起きた時の役に立つかも!? さあ、ネートとどんどんナゾを解いて、一緒に名探偵になろう!
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
第8位 ばあばに えがおを とどけてあげる
2022年課題図書(小学校低学年の部)よりランクイン。おばあちゃんと孫娘のあたたかな物語
ばあばはこのごろ元気がない。ケーキも焼かないし、お部屋もほこりだらけ。そして、笑わなくなった。「じんせいから よろこびが きえちゃったみたい」って、ママはいう。
「よろこびって?」
「ひとの こころを しあわせに して、めを かがやかせる ものよ」
「ばんごはんの あとの ダンスみたい? すべりだいを ワァーイ!って すべるみたい?」
「そうよ! すばらしく すてきな ワァーイよ!」
「ばあばは ワァーイって したいんだ!」。ファーンは、ばあばの人生に「よろこび」を
とりもどしてあげようと、「ワァーイ!」を探しに出かけます。
わたしたちに「よろこび」の意味をやさしく教えてくれる、おばあちゃんと孫娘のあたたかな物語です。
第9位 みんなのためいき図鑑
2022年課題図書(小学校中学年の部)よりランクイン。子どもたちが抱くもやもやに丁寧に寄り添う一冊
ためいきってどんな時につくもの?
授業参観に向けて、班ごとに図鑑を作ることになった「たのちん」こと田之上嵐太(たのうえらんた)。メンバーは、お調子者のコーシロー、気の強い小雪、しっかり者の七保、保健室登校をしている加世堂さん。たのちんの班だけなかなかテーマが決まらず、思わずためいき。それを見た加世堂さんが保健室でノートに「ためいきこぞう」のイラストを書くと、そのためいきこぞうが動き出して、たのちんに思わぬヒントをくれます。
そうや! 「ためいき図鑑」というのはどうだろう?
「ためいきつくのも、いろんな理由がある」そんなためいきこぞうの言葉をヒントに、早速班のメンバーに「ためいき図鑑」のアイディアを伝えると、みんな乗り気に。けれども図鑑の絵を描く担当のことで、たのちんは早くも大きな壁にぶつかってしまいます。小雪が絵を書きたいと言っているのに、加世堂さんに絵を書かないかと勧めてしまったのです。絵を書くことをきっかけに加世堂さんが教室に来られるように、という思いからの行動でしたが、それが小雪の怒りをかってしまって‥‥‥。
加世堂さんと小雪の間にはさまれて苦悩するたのちんのためいき、お母さんの言葉や態度に悩む加世堂さんのためいき、小雪のおこったためいき、クラスメイトの尾崎くんのためいきの理由や小石川さんのためいきについての考えなど、本書には子どもたちのたくさんのためいきとその理由が登場します。読者の子どもたちもすでに知っているためいき、知らなかったためいきの種類など、たくさんの発見があることでしょう。
作者の村上しいこさんは、絵本から幼年童話、小学校高学年向けの読み物、YA作品まで、ユーモアあふれる中にもさまざまな気づきや発見のある作風が魅力的な作家さんです。本作品は「ためいき」に焦点をあて、子どもたちが抱いているもやもやした気持ちや悩みに丁寧に寄り添っていきます。解決策が見つからない時、どうしたら良いのか? とたのちんが悩む姿には、共感しながら一緒に考える読者の子どもたちも多いのではないでしょうか。一見マイナスのイメージがあるためいきですが、可愛らしいためいきこぞうの存在や、たのちんとためいきこぞうとのやりとりが楽しく、どんどん読み進められるでしょう。中田いくみさんが描く登場人物たちにも魅力がいっぱい。くるくる変わる子どもたちの生き生きとした表情や、可愛らしいためいきこぞうの姿にも注目くださいね。
第68回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校中学年の部)にも選ばれている本書。子どもたちは自分と同じような気持ちに出会ったり、これまで気にとめていなかった誰かの思いを知ったりと、様々な感情に出会うことでしょう。大人にとっても、子どもたちがどんなことに悩み、苦労しているのか、子どもたちの感情に目を向けるきっかけとなりそうです。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
第10位 エルマーのぼうけん
夏に読むのも楽しい。子どもがはじめて出会う本格冒険物語としておすすめのシリーズ
みどころ
さあ、リュックサックに道具をつめて、エルマーと一緒に冒険の旅に出発しよう!
これは僕の父さん、エルマーが小さかった頃のある冒険のお話です。ある雨の夜、エルマーは、年取ったのらねこから、「どうぶつ島」に捕らえられているかわいそうなりゅうの話を聞きます。りゅうは、空の低いところに浮いていた雲から落っこちてきたちっちゃな子どものりゅうで、ジャングルの猛獣たちに捕まえられて、川を渡るために働かされているというのです。
エルマーは、すぐに助けに行こうと決心します。早速ねこにどうぶつ島のことや、持っていくものを教えてもらい、旅の準備に取り掛かります。エルマーがリュックサックにつめたのは、「チューインガム、ももいろのぼうつきキャンデー二ダース、わゴム一はこ、くろいゴムながぐつ、じしゃくが一つ、はブラシとチューブいりはみがき‥‥‥」などなどたくさんの道具。そして「どうぶつ島」へと繋がる「みかん島」行きの船に忍び込んだエルマーは、六日六晩たってようやく「みかん島」へ。ここで食料のみかんをリュックいっぱいに詰め込んで、夜の間に「どうぶつ島」へと渡ります。
「どうぶつ島」へ着くと、早速りゅうがつながれている川を探しに、気味の悪いジャングルの中を歩いていくエルマー。ジャングルでは、おかしな喋り方をするねずみや、うわさ好きのいのししに出くわしたり、とら、さい、ライオンなど恐ろしい猛獣たちにつぎつぎと出くわします。猛獣たちはたいていお腹をすかせていて、食べられそうになることもしばしば。さてエルマーは、どんな風に猛獣たちの危険をくぐり抜け、どうやってりゅうを助け出すのでしょうか?
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(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
2022年6月、7月の11位から20位にランクインした作品はこちら
- 2022.08.17【児童書ニュース】2022年6月、7月の児童書おすすめ新刊情報
秋山朋恵(あきやま ともえ)
絵本ナビ 副編集長・児童書主担当
書店の本部児童書仕入れ担当を経て、私立和光小学校の図書室で8年間勤務。現在は絵本ナビ児童書主担当として、ロングセラーから新刊までさまざまな切り口で児童書を紹介。子どもたちが本に苦手意識を持たずに、まず本って楽しい!と感じられるように、子どもたち目線で本を選ぶことを1番大切にしている。著書に「つぎ、なにをよむ?」シリーズ(全3冊)(偕成社)がある。
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