絵本ナビニュース2017
【news】「被災後の子どもの安心のために保育者ができること」とは?
こころのケアのヒントを冊子に
認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンが、学校法人ルーテル学院と協働して、「被災後の子どもの安心のために保育者ができること」と題する冊子を制作。熊本地震で影響を受けた子どもたちのこころのケアに活用してもらいたい、子どもたちへの接し方のヒントや、県内の保育者による実際の体験がまとめられています。
チャイルド・ファンド・ジャパンは熊本地震への復興支援の一環として、「こころのケア」の活動が行われています。2016年5月には「被災地の親と子どものこころのケア Q&A」と題するウェブサイトを公開。同年7月にはウェブサイトの内容をまとめたポケットブックを制作し、熊本県内の662の幼稚園、保育園、子ども園の約64,000名の保護者の皆さんに届けられました。
今回、保育者の方を対象とした「被災後の子どもの安心のために保育者ができること」と題する冊子を制作。この冊子は、「子どものこころのケア」と熊本の保育者の体験を紹介する「私たちがやったこと」の2部構成になっています。
ウェブサイトやポケットブックと同じく、児童臨床心理を専門とするルーテル学院大学の加藤純先生によって執筆されています。B5版で36ページからなるこの冊子には絵本作家ののぶみさんのイラストが添えられ、読みやすいように作られています。
熊本県内の保育者の方を対象として作成された冊子ですが、熊本地震の影響を受けた保育者の体験が紹介されています。地域を問わず平時の保育の場における防災の取り組みや災害への備えにおいても活用できる内容となっていますよ。
掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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