だれも知らないレオ・レオーニ展 2020年10月24日から板橋区立美術館で開催
「スイミー」、ねずみの「フレデリック」でお馴染みの絵本作家レオ・レオーニの作品を紹介する展覧会が板橋区立美術館で開催されます。今回の展覧会では人気の絵本原画はもちろんのこと、多数の油彩画や政治風刺イラスト、制作のためのスケッチなど、これまで公開されることのなかった作品も多数ご紹介します。「だれも知らない」レオーニの深く、魅力的な世界を知る貴重な機会です。
会期中オープンするミュージアムショップでは、展覧会の限定商品のほか、レオーニのグッズや絵本も取り揃え予定とのこと、こちらも楽しみですね。
プロフィール
レオ・レオーニ(1910~1999)
1910年、オランダ生まれ。
イタリアで暮らしていたが、第二次世界大戦が始まるとユダヤ人であるレオニはアメリカ合衆国に亡命。
イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍していた。
1959年、孫のために制作した「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビューを果たす。その後、40冊ほどの絵本が発表され、日本でも数多くの作品が翻訳されている。
主な作品は、「スイミー」「フレデリック」「じぶんだけのいろ」「コーネリアス」など。
絵本「スイミー」の原画
世代を超えて日本中で愛されている絵本『スイミー』。幻とされた原画(スロバキア国立美術館所蔵)が来日しています。この機会に是非原画をご確認ください。
絵本『スイミー』
みどころ
ちいさな黒い魚のスイミー。
海の中で出会ういろいろな海の生き物たち。
小さな赤い魚たちが集まってできた赤い大きな魚。
ページいっぱいに描かれている海の様子は、きっと子供たちの目を引くことでしょう。
また「虹色のゼリーのような…」「ドロップみたいな岩から…」といったいろんなイメージが広がる表現や「スイミーは考えた。いろいろ考えた。うんと考えた。」というリズムに乗った文章を読み手も一緒に楽しんでみてくださいね。
――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)
絵本の原画を中心に、多数展示!
小さな黒いさかなの『スイミー』、詩人のねずみ『フレデリック』。レオ・レオーニの絵本に登場する魅力的な主人公たちには、作者自身の姿が投影されています。レオーニは、ヨーロッパとアメリカ、グラフィックデザインとファインアートといった異なる世界を自由に行き来しながら、自分とは何者か模索し続けました。若いころから政治活動にかかわり、芸術家の社会的な役割を意識し、さまざまな葛藤の中で自分のやるべきことを見つけていきました。
「マシューのゆめ」原画
「フレデリック」原画
だれも知らないレオ・レオーニ展 開催概要
- 会期:2020年10月24日(土)~2021年1月11日(月曜日・祝日)
月曜日定休・年末年始休み(12月29日~1月3日) (ただし、11月23日、1月11日は祝日のため開館し、11月24日休館) - 会場:板橋区立美術館(都営三田線「西高島平駅」下車 徒歩約13分)
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27 - 開館時間:午前9時30分〜午後5時
※入館は午後4時30分まで - 観覧料:一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
- 入場にあたっては、オンラインでの日時予約(無料)が必要です。予約が定員に達していない場合は予約なしでも入場可能です。
事前予約サイト≫https://www.e-tix.jp/itabashi-art-museum/
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