「絵本作家かがくいひろしの世界展」2024年の巡回会場が決定!
「絵本作家かがくいひろしの世界展」2024年の会場となるのは…?
全国のかがくいひろしさんファンの皆さまに朗報です!
2023年に長野県と岩手県で行われ、好評を博した「絵本作家 かがくいひろしの世界展」、2024年の巡回会場が決まりました。前回遠方で行けなかったという方、前回行ったけれどもう一度行きたい、という方は、会場と期間をしっかりチェックしてお出かけくださいね。
さて、2024年の巡回会場はどちらの美術館でしょうか。
まずはじめは、高知県からスタートです。
「かがくいひろしの世界展」巡回スケジュール
高知県
開催期間 : 2024年4月20日(土)~6月16日(日)
会場 : 香美市立やなせたかし記念館
https://anpanman-museum.net/exhibition/pfeoujkaaeqz4cm1.html
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「かがくいひろしの世界展」開催概要
刊行からわずか15年で、累計発行部数900万部を越える金字塔を打ち立てた絵本「だるまさん」シリーズ。作者・かがくいひろしは50歳にして遅咲きの絵本作家デビューを果たすや、驚異的なスピードで16作品を次々と描きあげ、54歳で世を去りました。その間、わずか4年。まさに彗星のごとく絵本界を駆けぬけた作家でしたが、実は彼が特別支援教育のベテラン教員であったこと、『だるまさんが』をはじめとする絵本が、障がい児教育の現場経験から生み出されたものであることはあまり知られていません。没後初めて彼の軌跡をふりかえる本展では、絵本原画やアイデアノートとともに、教員時代に手がけた教材や人形劇の貴重な記録をひもとき、今この瞬間にも日本中の子ども達を笑顔にし続けているかがくい絵本のルーツに迫ります。
かがくいひろしさんプロフィール
1955年東京生まれ。東京学芸大学卒。教諭として学校勤務のかたわら人形劇の活動や紙を使った造形作品を発表。 2005年、『おもちのきもち』(第27回講談社絵本新人賞受賞作品)で絵本作家としてデビュー。子どもの目線に立ったテーマ選びと、ほのぼのとした画風が人気を集め、以来『もくもくやかん』(講談社)『おむすびさんのたうえのひ』(PHP研究所)、『だるまさんが』(ブロンズ新社)、『まくらのせんにん さんぽみちの巻』(佼成出版社)など話題作を多数発表。2009年9月急逝。
展覧会公式図録は絵本ナビでも販売中!
「日本中の子どもたちを笑顔にした 絵本作家 かがくいひろしの世界展」公式図録。
特別支援学校の教員時代の手作り教材、人形劇、家族のデッサン、「だるまさん」シリーズ幻のラフや、アイデアノートまで、そのすべてを一挙公開。
もくじ
1 笑いのまんなかに
2 人を楽しませることが好きな少年
3 特別支援学校のかがくい先生
4 絵本の仲間たち
5 ちいさな生活の一間から
6 自分の表現を探して
7 物語はつづく
「かがくいひろしの世界展」で原画が見れる作品
会場では、絵本16作品すべての原画が展示されます。
まくらの仙人が、お供のしきさん、かけさんと散歩をしていると、どうやらおかしなことが起きている。ぞうさんがもがいているのです。どうなっているのかと言うと。
「鼻が穴から抜けなくなってしまって。ふんが、ふんが」
それはお困りだ。すると隣では、なんときりんさんが「ふんぎ、ふんぎ」。その隣ではうさぎさん、たこさんまで……。みんな穴から抜けられなくなってもがいている。
「これは、ただごとではないな」
そうなのです。ただごとではないのです。何とかしてくださいよ、仙人さま。ところが、その仙人さままで!? ダメじゃない、仙人さま。もうどうにもならないかと読者のみんなが諦めかけたその時。
「こうなったら『そこのあなた』に頼むしかないな」
えっ、そこのあなたって、誰のこと?
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「まくらのせんにん」シリーズ
「だるまさん」「おもち」「やかん」「まくら」・・・これ全部かがくいひろしさんの絵本の主人公。
とくれば次はなに?いやがおうにも期待が高まってしまいますよね。
そして登場したのが。なんと「紅白まんじゅう」!
ただ丸いだけのおまんじゅうなのに、ちょっと紅と白の色がついているだけなのに・・・
どうしてこんなに可愛いのでしょう!
そして題名の通り、おまんじゅうがおしくらまんじゅうをします。
が、そこはかがくいさん。もちろんぎゅうぎゅう押すだけでは終わりません。
一体どんなお友達が登場するのでしょう?
そしてどんな展開を見せてくれるのでしょう?
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気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えました。すると太陽が「もうすぐ梅雨明けですか。そろそろみんなに知らせますか」と立ち上がりました。
まず、メロンとスイカが誰かに呼ばれたような気がしました。それに続いて、セミ、カブトムシ、かきごおり、ソフトクリーム、せんぷうきとひまわりも呼ばれたようです。いよいよ夏の風物詩たちの出番になりました。
みんなは、夏に向かってまっしぐらに走っていきます。すると、かとりせんころうさんや、とうもろこしぞうさんが一緒に連れていってと走ってきました。そして、きんぎょばちかさんに、うきわのすけさんも合流します。全員がそろうと、目の前に大きな大きな黒い雲が見えてきました。一瞬にして、大雨が降り、雷が鳴り響き、突風までおこりました。そしてながしそうめんのじっちゃんに会うと……。さあ、夏はもう目の前です!
梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた一冊。
やかんが主人公、なんてちょっと意表をついてきます。
そしてやかんの他に、ポット、じょうろ、きゅうすが集まって何かを始めようとしています。
「何を始める」のか言ってしまうと絵本の面白さが半減してしまうので言えませんが、とにかくやかん達がかなり必死の形相になることだけはお伝えしておきます(笑)。やかん達の大活躍のお陰で喜んでいる者たちがいっぱい、一躍ヒーローなんです。
彼らに何が出来るのか・・・考えるだけでもちょっと面白い。そしてとても力のこもった絵もとても楽しい!
変わった題材のおはなしですが、なんだか作者のかがくいさんの視点にはまりそうな予感・・・。次はどんな主人公が生み出されるのやら?
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