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【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2020/3/23~3/29)

今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?
絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?
1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
 
今週は、ロングセラー絵本がずらり! 親子で過ごす時間が幸せなものでありますように…。

今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2020/3/23~3/29】

きんぎょがにげた

きんぎょがにげた

金魚鉢にきんぎょがいっぴき。

…あ、きんぎょがにげた!

いったいどこに逃げたのでしょう。どうやら、お部屋のカーテンの模様に隠れているみたい!? 見つけたと思ったら、また逃げ出したよ。

今度は、植木鉢?キャンディーの瓶?盛り付けたイチゴの上?

きんぎょは見つけたそばから、部屋から部屋へ、自由に逃げていきます。それはそれは上手に隠れるのです。ちゃんと見つけられるかな?

そして、最後には…!?

小さな子どもたちから絶大な人気を誇るこの絵本。大好きな探し遊びであるのはもちろんのこと、カラフルなお部屋と愛らしい形をしたきんぎょ、そしてわかりやすい場面転換に引っ張っていってもらいながら、すっかり夢中になってしまうのです。嬉しそうに指をさす様子が目に浮かびますね。

0歳の頃から、何年も繰り返し読み続けている子が多いというこの作品『きんぎょがにげた』は、なんと発売から40年も経つ、五味太郎さんの代表作の一つ。大人になったって、ページを開く度にため息が出るような、決して飽きることのない美しい絵本なのです。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/58/%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%8E%E3%82%87%E3%81%8C%E3%81%AB%E3%81%92%E3%81%9F/

たいせつなこと

たいせつなこと

スプーンは、手でにぎれて、そのくぼみで色々なものをすくいとる。
でも、スプーンにとって大切なのは、それを使うと上手に食べられるということ。

ひなぎくは真ん中が黄色く、くすぐったい香りがする。
でも、ひなぎくにとって大切なのは、白くあること。

雨にとって大切なのは?
草にとって、りんごにとって、空にとって大切なのは?

自分たちの身の回りのものと一つ一つ向き合い、
優しく語るその文章を読みながら、読者はゆっくりと思いをめぐらせます。

そしてその静かな時間を決して邪魔することなく、
それでも印象的で美しい絵が、私たちの形のない思考を助けてくれるのです。

1949年にアメリカで出版されて以来読みつがれているこの絵本。マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイスガードによって生まれたこの傑作は、内田也哉子さんの丁寧な翻訳により、日本でも幅広い年齢層の読者に愛され続けています。

子どもたちにとって、本当に大切なこと。
今、自分が本当に大切にしなくてはいけないこと。

何度だって確かめたい時。答えがわからなくなった時。
目の前にあるものをしっかり見て、耳をすましてみる。
誰かの声を聞いてみる。
この絵本を読んでみる。
すると、何回だって答えてくれます。

「あなたは、あなた。
 あなたにとって、たいせつなのは……?」

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/392/%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8/

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき

まあるくて、大きくて、ふわっふわのほっとけーき。
焼きたてほかほかのほっとけーき。
おともだちと一緒に食べるほっとけーき。

子どもたちはほっとけーきが大好きです。
もちろん「おいしいから」。
でも、こんなにみんなが大好きなのは、それだけじゃないのでしょうね。

誕生から40年以上も経つロングセラー絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』には、大好きな理由がたくさんつまっています。
お手伝いをしながらほっとけーきを作る喜び。
(調理器具を並べるだけでもワクワクしちゃいます)
ほっとけーきが完成していく様子をみる喜び。
(ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ…もう音を聞いているだけでツバが出てきちゃいそう)
そして、「おいしい」をおともだちと共有する喜び。
(自分でつくったことをほめてもらったりしてね)

鮮やかな「オレンジ」を基調とした色で描かれた数々の名場面は、子どもたちの心に強烈に印象に残っていき、大人になってもそのワクワクの気持ちが色褪せることはありません。

「子どもがはじめて出会う絵本」「子どもがはじめて出会うおともだち」、そんな絵本をつくりたいと大人たちが真剣に考えながらつくった「こぐまちゃん」シリーズ。その願いの通り、今もずっとこぐまちゃんは子どもたちのおともだちです。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/31/%E3%81%97%E3%82%8D%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%BB%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%91%E3%83%BC%E3%81%8D/

4位 くっついた

くっついた

ページをめくると…、くっついた!そのくり返しが楽しい赤ちゃん絵本です。最後は、赤ちゃんのほっぺをはさんで、お父さんもお母さんもいっしょに、くっついた!
赤ちゃんのまわりにいる大人まで、ニッコリ笑顔になる絵本です。

5位 いっしょにあそぼ しましまぐるぐる

いっしょにあそぼ しましまぐるぐる

赤ちゃんが注目する黒を中心に、生後6か月未満でも見やすいコントラストの強い配色にデザインしたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する『顔』や、反応のいいとされる『しましま』と『ぐるぐる』がいっぱいのかわいくてカラフルな絵本。
 

6位 だるまさんが

だるまさんが

だ・る・ま・さ・ん・が・・・・ページをめくって、あらら!びっくり!大わらい!声にだして読んでたのしい、見てたのしい、とってもキュートなファーストブックです。

7位 いろいろバス

いろいろバス

あかい バスが やってきました             
きいろい バスが やってきました              
みどりの バスが やってきました              
バスからおりるのは だあれ?                
バスにのるのは なあに?                  
色とりどりのバスに乗り降りする、あんなモノや、こんなモノ。思わずクスッと笑っちゃう!? 
えーっ!とびっくりぎょうてん!! 
ユーモアたっぷり、おしゃれな色あそび絵本です。       

8位 ぺんぎんたいそう

ぺんぎんたいそう

「ぺんぎんたいそうはじめるよ。いきをすって~、はいて~。くびをのばして~、ちぢめて~。おなかとあたまをぴったんこ」。水族館や動物園でおなじみのペンギン。そのユニークな動きや、伸び縮みをして姿かたちが変わる様子は、まるで体操をしているかのようです。読みながら、思わず身体が動いてしまう絵本ができました。絵本を読んだあとは、ぜひ、お子さんといっしょに体操して楽しんでみてください。

9位 いないいないばあ

いないいないばあ

「赤ちゃんと、どんな風にコミュニケーションとったらいいでしょうか?」こんなお問い合わせをいただくことがよくあります。この絵本はそんな赤ちゃんとご家族にぴったりの絵本です。「いない いない ばあ」と語りかけて一緒に楽しむことで、大人もあかちゃんも笑顔になり、心の交流を通じて親子の信頼を深めるきっかけになります。そんな読者の皆さんの体験や信頼が口コミで広がり、支持され続けてきた絵本です。

10位 ねないこだれだ

ねないこ だれだ

こんな時間におきてるのだれだ? ふくろうにどらねこにどろぼう……。そうら、もうおばけの時間なのに――。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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