【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2021/2/8~2/14)
今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
今週は、テレビ放送で話題になった安野光雅さんの絵本から、大人気話題の新刊までランクイン!
今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2021/2/8~2/14】
MOE 2021年3月号
MOE 2021年3月号
出版社: 白泉社
■ 巻頭大特集 ■
ミヒャエル・エンデ『モモ』
20世紀を代表する児童文学作家、ミヒャエル・エンデが
生んだ永遠の名作『モモ』。書かれたのはおよそ
半世紀前ですが、日常が大きく変化した2020年、話題を
集めました。「時間」とは何か、「生きること」とは何か?
作品が投げかける問いは、まるで予言書のように現代を
生きる私たちの課題を浮き彫りにします。豊かさの価値が
大きく変わろうとしている今、新しい世界をどう生きるか。
今こそもう一度、『モモ』の言葉に耳を傾けてみませんか。
生前のミヒャエル・エンデ ロングインタビュー、貴重な
原画や資料をまとめた完全保存版です。
旅の絵本 8 日本編
繊細な筆使いで旅の楽しさを描く、絵ばかりの絵本。八巻目となる今回の旅の舞台は日本です。
電気が普及する前の、なつかしい日本の自然と町並みが描かれています。
てぶくろ
降りつづく雪の中、ぽつんと落ちていたのは片方だけの暖かそうな手袋。最初に見つけたのは小さなねずみ。彼女は中にもぐり込み、言うのです。
「ここで くらすことに するわ」
確かに、ねずみが暮らすのにはいい大きさ。居心地も良さそうです。そこへやって来たのは、かえるさん。中に入りたいと言います。手袋の中にはねずみとかえるの二ひき。確かにこれも悪くない。ところが今度はうさぎがやってきて、言うのです。「ぼくも いれてよ」あっという間に三びきです。大丈夫かしら…。これで終わることなく、さらにやってきたのはきつねです。さらにさらに、おおかみも、いのししも、しまいには驚くほど大きいあの動物まで! いったい、そんなことって可能なの!?
ウクライナ民話から生まれた絵本『てぶくろ』は、日本でも1965年に内田莉莎子さんの翻訳で発売され、今でも変らず子どもたちに読み継がれている傑作です。
その魅力はいくつもあります。まずはなんといっても、少し不思議な展開です。最初はただの手袋だったはずなのに、「いれて」「どうぞ」の繰り返しにより、子どもたちの心にはドキドキが生まれてくるのです。「ほんとに入るのかな?」「ちょっと怖そうなきつねがやってきたけど、大丈夫?」「この後どうなるんだろう…」。新しい動物が登場するたびに心配になり、ページをめくればその様子に驚き、絵本と一緒にハラハラするのです。だけど、それこそがこのお話の醍醐味ですよね。
さらに、個性豊かな動物たちの表情も強く心に残ります。愛らしいだけでなく、それぞれの動物の持つユーモラスな部分や緊張感さえ漂う迫力の存在感までも描き出し、キャラクターを表わす印象的な衣装もお話の雰囲気を盛り立ててくれます。
そんな演出もあって絵本の世界に夢中になっている頃……物語はパチンと音がするようにふと終わるのです。残された子どもたちは余韻にひたりながら、きっと思わずこう言ってしまうのでしょうね。「もう一回!」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
4位 いないいないばあ
5位 パンどろぼう
6位 しろくまちゃんのほっとけーき
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。
焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。
見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。
7位 みんなでおひなさま!
8位 パンどろぼうvsにせパンどろぼう
パンどろぼう、それは世界中のおいしいパンを探しもとめる大どろぼう。
パン屋のおじさんにさとされて、りっぱなパン職人になりました。
ところが、世界一おいしい森のパン屋に、またしても事件の予感が……?
9位 いろいろバス
あかい バスが やってきました
きいろい バスが やってきました
みどりの バスが やってきました
バスからおりるのは だあれ?
バスにのるのは なあに?
色とりどりのバスに乗り降りする、あんなモノや、こんなモノ。思わずクスッと笑っちゃう!?
えーっ!とびっくりぎょうてん!!
ユーモアたっぷり、おしゃれな色あそび絵本です。
10位 もこ もこもこ
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