【受賞レビュー】お金、果物、はなくそ、秘密の仕組みを教えてくれる絵本
なぜ?どうして?を追及した知的好奇心をくすぐる絵本
「どうして?」「なぜ?」子どものストレートな疑問に言葉がつまる、大人たち。子どもの純粋な知的好奇心をつみとることなく開花させ、物事に関心を持ち、知ることの面白さを教えてあげたい!そんな気持ちに答えた三者三様の絵本をご紹介します。
・果物について
・お金について
・はなくそについて
全く異なるジャンルのテーマですが、それぞれの絵本がしっかりと仕組みを教えてくれます。大人が説明できないことも絵本ならその仕組みを図解でわかりやすく教えてくれます。仕組みを知った子どもたちは、驚くほど素直に行動に移してくれるということ、みなさんのレビューを読んで改めて、実感できます。
ママもうっとり!美味しい果物がもっと大好きになる絵本
美味しい果物の絵本はたくさんあります。
でも、その果物の由来や、選び方、育て方などを果物にまつわるアレコレをすべて紹介している絵本は少ないです。しかも、170種類の果物と木の実を網羅しているのだから、これは大人も夢中になってしまいます。
【受賞レビュー】『くだものと木の実いっぱい絵本』から
ママが一目ぼれしちゃいました!!
この本を見つけた時、ママである私の方がテンションが上がってしまって
「これ、読む!!」と子供のようになってしまいました。昔から、果物や、実のなるものが好きで
昨年育て始めたレモンはベランダ栽培ですが、無事収穫できました!!
将来は、庭に実のなる果樹をたくさん植えたいという夢があり
そんな私にとって、この絵本は夢の絵本でした!!!お店に行けば手に入るくだものたちも
実はいろんな果樹園の方々が愛情込めて育てたもの。
どうやって育っていくか、どんな所で育っているのか
遠く海外から運ばれてくるくだものたちもあるし、
実になるまでたくさんの時間をかけて育ってきたこと。
この絵本を通して、子供に教えてあげたいと思います。しかも、なんてったって絵が可愛い!!
特にプチ4コマが可愛らしく面白く、ためになったり癒されました♪
2歳の娘も「りんご~~」「みかん~~」と果物大好きなので
今はじっくり絵本として楽しませてもらっています☆
図鑑のようで、絵本のようで、料理本のようで、
1冊にとっても夢がもりもり!!とってもためになります!!
「次はどれを育ててみる?」とぜひ家族で楽しみながら大事に読んでいきたいです!ふんわりうさぎさん 30代 ママ 福井県 女の子2歳
お金を価値を知るといろいろなものの価値が見えてくる絵本
お金、計算というと算数や数の数え方の絵本を想像します。
でも、この絵本は一味違います。子どもの経済の絵本です。100円の価値を知ることではじめて見えてくるお金の役割や物の値打ち。これはなかなか言葉で伝えるのは難しい。この絵本を読むとすぐに子どもが100円をもって試したくなる、そんな子どもの心にド直球に響くお金の仕組みを学べる絵本です。
握りしめる!100円玉♪
「行ってくる!」というので、
「どこに?」と母である私。
「???…お店!」と娘。
100円たんけんを、初めて読んだ後の会話でした。
とにかく「100円を試したい」という気持ちがわいてきたんだそうです。最近は、商店街のように個店で買い物をするとういうことが少なくなり、かつ、買い物をするときに「お店の人とおしゃべりする」こともなくなりました。スーパーの人に声かけていいのか?わからないし…。
大阪で生まれ育った私が子どもの頃は、会話も含めて“お買い物”だったように思います。
「今日は、何がおいしい?」「これなんぼ?」「もう、ひと声!」など。
そこで、子どもの頃の私は、交渉や忖度(笑)を学んだように思います。娘が「100円を試したい!」という言葉を使ったことにも驚きです。
ぐっと、お金を身近に感じたと同時に、いろいろな「価値」を知ってほしいなぁと思いました。たくさんのフックが埋まっている本だと思います。
子どものこころをひっかけて、つかんで、離さない…そんなフックがたくさん。ひとつひとつは、子どもによって違うし、読んだ時のお楽しみ♪私たち親子は、この本の後に同じ「100円」でお友だち屋をやっているきつねさんの本を読み、新しい「100円」の価値を知ると共に、お友だちについても考えることができました…その次に読んだのは「ふたりはいつも」です。
絵本すき♪さん 40代 ママ 埼玉県
確実に「はなくそ」をほじらなくなる魔法の絵本
なぜ?どうして?と大人が聞きたくなること。なぜ、はなくそをほじるの?服でふくの?そして食べちゃうの?
何度注意しても子どもが言うことを聞かないと頭を悩ますママも多いのではないでしょうか。この絵本のすごいところは、はなくその秘密を学び、子どものくせをなおしてしまうところ。
鼻をほじってしまったり、それを食べてしまうのをやめさせたい!というママ、おすすめします。カナダの大人気絵本ということで、カナダの子どもたちもはなくそを食べる子がいるのですね。「はなくそ」問題が万国共通のお悩みというのもなんだかおもしろい。ちなみに、国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科院長の守本倫子先生が監修し、推薦されています。
子供が進んで鼻をかみました!
幼稚園に入ってから、
鼻くそをほじるようになってしまった息子。鼻血も出るので、注意をしてもすぐほじる。少し諦めムードになっていた矢先にこの絵本に出会えて、本当に感謝しています。絵本の中で、先生が鼻水や鼻くそについて説明してくれて、とても汚いということをしっかり伝えてくれています。
悪い例として、鼻くそをほじって食べたり、服に擦りつけたり、となかなか細かいところまでかいてあって、息子は内心ドキッとしたのではないでしょうか。読み終えてすぐ、息子がティッシュで鼻をかみました。
これを機に、鼻をちゃんとかむ習慣が身につけば良いと思います。もし、鼻をほじっているのを見つけても「絵本で読んだよね」と優しく注意ができるのも親としては助かると思いました。
ママのプーさんさん 30代 ママ 千葉県 男の子6歳
知りたい!いろんな仕組みがわかる絵本
いかがでしたか。
どの絵本も、子どもがわかるようにきちんと仕組みを解説しています。理由がわからず、叱ったり、大人のルールを押し付ける前に、子どもが理解できるように説明してあげましょう。大人が思っているよりも子どもは子どもの力でちゃんと物事を受け止める力があるのだとわかります。
ぜひ、参考にしてくださいね。
絵本ナビではレビューコンテストを開催中です!絵本を読んでレビューを投稿してみましょう。自分の感想を自分の言葉で表現する楽しさを実感できる良い機会です。子どもとの忘れがたい思い出を記録するのも素敵です。気軽に投稿してみてくださいね。
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