【ランキング】2019年3月の児童書売上ランキングBEST10は?
今、絵本ナビで売れている児童書は? ロングセラーの中でも特に人気なのはどんな作品?
話題になっているのはどんな本? なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも児童書の旬をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを毎月発表していきます。
さて2019年3月は、どんな児童書が人気だったのでしょう?
2019年3月の児童書売上ランキングBEST10【2019/3/1~3/31】
40年以上愛される幼年童話の傑作!
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
皇后美智子さまの人生に深く関わった1冊としてTV番組での紹介が話題に!
話題の作品 渾身の絵本化!
美智子皇后がIBBY世界大会でのビデオ講演で「何度となく、思いがけない時に私の記憶によみがえってきた」作品として触れられた新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」を初め、心にしみる作品を、絵本にしました。
■収録作品
〈詩〉一年生詩集の序
・でんでんむしのかなしみ
・里の春、山の春
・木の祭り
・でんでんむし
はじめて出会う冒険物語の傑作
初めての冒険物語との出会いにおすすめの1冊。読み始めたらワクワクドキドキの連続で、あっという間にお話にひきこまれます。低学年ぐらいだと1人で読むにはまだ難しいので、ぜひ大人の方が読んで聞かせてあげて下さいね。エルマーが冒険に出かける時にリュックにつめこむ道具や、見開きの地図がお話の楽しさを盛り上げてくれます。
第4位 『ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)』
ネートと一緒にナゾを解こう!
1982年の発売以来、ロングセラーとして人気のある「ぼくはめいたんてい」シリーズ最初のお話です。9歳という年齢ながらも本格的な探偵捜査ぶりを発揮するネートのカッコよさと、最後まで答えが分からないナゾの面白さが人気の秘密。1巻目は、仲良しの女の子アニーが書いた犬の絵がなくなったよ。さて、このなぞがとけるかな?
第5位は、3作品が同数で並びました。あいうえお順にご紹介します。
第5位 『かいじゅうでんとう』
第5位 『たんたのたんけん』
第5位 『なぞなぞの好きな女の子』
なぞなぞ遊びの楽しさがたっぷり詰まったお話です。はじめてなぞなぞを知る子どもたちにも、すでになぞなぞが大好きな子どもたちにも、おすすめの1冊です。1年生が一人で読むには文章が多いので、はじめはぜひ読んであげて下さいね。女の子がなぞなぞでどんな風にオオカミに立ち向かったのかに注目してみて下さい。
第8位も2作品が並びました。
第8位 『きつねの子(2) つりばしゆらゆら』
谷川の上にかかっているつりばし。渡るのはとても怖いけれど、向こうにいるきつねの女の子に会いたくて、毎日一歩ずつつりばしの先に進むきつねの子。日々新しいことに出会い、勇気のいる場面にさまざま立ち会っている子どもたちもまた、自分がきつねの子になったかのように、強く共感しながら読むことでしょう。勇気をもらえるお話です。
第8位 『番ねずみのヤカちゃん』
ある家にすむ母さんねずみと子ねずみたちは、人に気づかれないよう静かに暮らしていました。ところが末の子ねずみヤカちゃんの声の大きいこと。きっと大変なことがおこるでしょう!
第10位 『新・名作の愛蔵版 チョコレート戦争』
1965年の刊行以来、約50年もの間、多くの子どもたちや大人に愛され続けている不朽の名作です。美味しそうな洋菓子の数々、立派なチョコレートの城、洋菓子屋金泉堂の主人と子どもたちのハラハラの対決など子どもも大人も夢中になる秘密がいっぱい。登場するキャラクターや子どもたちの発想もとってもユーモラスで楽しいお話です。
いかがでしたか?
2019年3月の児童書ランキングも、名作ロングセラーづくしのランキングとなりましたが、名作の中でも少し目新しい作品もベスト10入りしたようです。その中でも『でんでんむしのかなしみ』がTV番組での紹介の影響もあり、よく動きました。最後に3月の児童書新刊のおすすめをご紹介します。新刊もぜひチェックしてみて下さいね。
2019年3月発売新刊のおすすめ情報!(小学生から中高生向けの新刊です)
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |