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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】いつもの道はどんな道? さまざまな道の絵本を楽しむ一週間!

4月15日~4月21日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

毎日の通学や通勤、お買い物などで通っているのは、どんな道ですか?
4月からいつもの通学路や通勤路が変わった方もたくさんいらっしゃるでしょうか。保育園や幼稚園に通い始めた親子の方は、毎日の送迎を頑張られていることでしょう。

今週は、さまざまな道が描かれた絵本をたっぷりご紹介します。

4月15日 私たちの前には「みち」があります。

月曜日は『みち』

みち

これまで400冊以上の絵本を描いてきた巨人、五味太郎が描いた、28歳のときの絵本作家デビュー作が、ハードカバーで登場です。私たちの前には「みち」があります。せまいみち、ひろいみち、いっぽんみち、わかれみち。人がいかないところにだって、みちはあります。人が通るばかりではなく、ひこうき、きしゃのみちもあります。家の中にだって、たくさんのみちがあるのですね。いろんなみちをさがしてみましょう。

4月16日 朝はお父さん、帰りはお母さんと一緒に

火曜日は『いってらっしゃーい いってきまーす』

いってらっしゃーい いってきまーす

なおちゃんは、朝、お父さんと自転車に乗って保育園にいきます。かどのたばこ屋のおばあちゃんが手をふってくれます。保育園で友だちとあそび、昼ご飯を食べ、お昼寝をすると、夕方にはお母さんがお迎えにきます。お母さんと夕飯の買い物をしながら歩いて帰るなおちゃんは、たばこ屋のおばあちゃんに、ただいまをいって……。なおちゃんの一日を、子どもの視線で丁寧に温かく描きます。

4月17日 あ、同じことやったことある!

水曜日は『ぼくのかえりみち』

ぼくのかえりみち

ある日の放課後、そらくんは道にかかれた白線の上をたどって家に帰ることにしました。
落ちないように、ゆっくりゆっくり、そろーりそろり…。
まぶしいくらいの青い空に、あざやかな緑の田舎道。
そんななかで、そらくんの頭の中には さまざまな想像が広がります。
さて、そらくんは無事に家に帰れるでしょうか。
子どものころ誰もが一度は試みた遊びを、子どもの目線でダイナミックに描いています。

4月18日 いつもの通学路がなんだかへん!?

木曜日は『おともださにナリマ小』

おともださにナリマ小

小学1年生になったばかりのハルオ。ある日学校に行ってみたら、クラスのみんなが服を裏がえしに着ていたり、くつしたが左右ばらばらだったり、なんだかどこかおかしいのです。じつはその小学校は……。ふしぎなおもしろさで思わず引き込まれるお話です。小学校低学年から。

4月19日 帰り道で交わされる親子の語らい

金曜日は『あのね あのね』

あのね あのね

「あのね、きょうね」。男の子がおむかえの自転車に乗って、今日あったことをたくさんおしゃべり。のりでペタペタした工作、みんなで電車ごっこ、間に合わなくておもらし……。園の帰りの自転車でかわされる、親子の語らいを描く絵本。はじめは、その日に体験したこと、起こったできごとを、話したいけれど、まだうまく話せず、会話もクイズのよう。それでも、だんだん話しが上手になっていきます。主人公の成長が楽しい一冊です。

4月20日 よるってとてもしずかだな

土曜日は『よるのかえりみち』

よるのかえりみち

静かな夜の街。昼間たくさん遊んですっかり眠くなったウサギの男の子が、お母さんに抱っこされて家に帰っていきます。明かりの灯った家々の窓からは、夜を思い思いに過ごす人々の様子が垣間見えます。電話で話をしている人、遅い時間に料理を作る人、一人きりで過ごす人もいれば、賑やかなパーティーに参加している人々。まもなく男の子は家に着き、ベッドの中で、さっき見た人たちのことに思いを巡らせます。みんな今頃どうしているかな、そろそろ寝る支度をしている頃かな……やがて男の子の想像と現実とが夢うつつの中に混ざり合い、満ち足りた気分のうちに一日が終わっていくのでした―—。一つ一つの絵に想像をかき立てる要素が盛り込まれ、シンプルな物語に奥行きを与える、夜の読み聞かせに最適な絵本。

4月21日 ひとすじの道に幾千の物語が

日曜日は『Michi』

Michi

ひとすじの道、そして幾千の物語

表紙をめくると、背中を向け、足を踏ん張って立つ子ども。小さな一歩を踏み出そうと決心した、その行く手には、まっ白な道が、どこまでものび、その先には、ふしぎな町の数々が、待ち受けている。彼、彼女と一緒に道をたどるようにして、ページをめくってみてください。次々に現れる、ため息のでるような色彩と繊細なタッチで描かれた町のすみずみに目をこらせば、秘められたたくさんの、そして自分だけの物語が見つかるかもしれません。

いかがでしたか? いつも何気なく通っている道のこと、あるいは懐かしいあの頃の道、いつか行ってみたい道についてなど、さまざま思いを巡らせながら読んでみて下さいね。
 

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絵本ナビ編集部
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