14カ国で翻訳のベストセラー絵本『100年の旅』邦訳版発売!
ドイツから世界中の心をとらえ、14カ国で翻訳のベストセラー絵本『100年の旅』の邦訳版が発売されました。
1ページごとに1歳ずつ年を重ねていくユニークな構成で、人の一生が1冊に収められています。さまざまなことができるようになり、世界の広さを学ぶ幼少年期、家族が増え、本当に大切なものや幸せとは何かを学ぶ中年期、別れの喪失と時間の儚さ、そして尊さを学ぶ老年期、どの世代にも、そのときどきで大切な学びがあるということを、心に響く言葉と色彩豊かなイラストで描かれています。
本書はあらゆる世代の人に向けられたもので、家族で一緒にこの本を読むこと、パートナーと一緒に読むことで対話を促し、人生について一緒に考えることにもつながります。世代によって感じ方が変わる本です。ぜひ何度も読み返してみてください。
◆柔らかい手描き文字は『翻訳できない世界のことば』翻訳者の前田まゆみさん
2017年キノベス第1位を受賞した『翻訳できない世界のことば』翻訳者で絵本作家の前田まゆみさんによる、ほっこりする手描き文字で、様々なシーンのプレゼントにもぴったりです。
1歳1ページ、あなたの年齢はどんな世界が見える?
ドイツから世界中の心をとらえた、
14カ国で翻訳のベストセラーがついに邦訳!
こんな絵本、見たことない。
感動と感謝の声、続々!!
人生がどうなっているか知りたいですか?
すべてがこの本にあります。
全国の書店員さんのコメント
とても素晴らしい作品に感動したと同時に、日本でもこの作品が出版される ことを嬉しく思います。
翻訳者の前田まゆみさんのファンなので、カバーを見た瞬間、嬉しくなりました。 「人生100年時代」と言われていますが、長生きするということは、 楽しいことや嬉しいことを経験するチャンスも増えるはず。 大切な人の死や、いずれやってくる自分の死と向き合う時間も 増えるのかもしれません。 ですが、この作品は最後に「それでもやっぱり、人生は素晴らしい」 という大切なメッセージを投げかけてくれます。 何度も読み返したいと思わせてくれる力を持った作品です。 (未来屋書店大高店 寺田)
人が生まれ、死ぬまで、まるで円のようだなとも思いました。「今」という時があるように、どれだけ年をとったとしても、高齢になっても、未来はずっと未来のまま、希望や夢があるのだと、この本が教えてくれたような気がします。
(ジュンク堂書店名古屋店 清田)
ご自分の年齢から、ぜひ読んでみてください。
未来へとページをめくるたびに、共感し、切なくなり、最後はなんだかサナギに戻ったような、温かなものに包まれた気持ちになります。過去へとページをめくるたびに、くすぐったいような、どこか恥ずかしい、懐かしい気持ちになります。あなたはどのページが心に残りましたか?
(東京旭屋書店池袋店 礒部)
老いていくのはやはりせつないことが多いけれど、そのさみしさが色鮮やかに描かれていて、ページをめくるたびに新鮮な気持ちが湧きます。70歳が特に好きです。
(丸善博多店 徳永)
これは、私のためにだけ書かれた本であると思ったと同時に、すべてのあらゆる人のために書かれた本であると感じました。前半は非常に微笑ましく読みました。もちろん、あの頃の自分を想像し、そして、自分の子どもたちのことを思い出し。その時、自分も気がつかなかった感情や、知っていれば子どもに対してこうできていたのに、という僅かな後悔も感じながら。自分の年齢が近づいてくると感じるのは、共感と確認でした。
今の自分は人生の中でどんな位置にいるのか、あらためて考えてみました。そして未知の年齢、これから先に自分が感じること、周囲に起こることを想像しながら読みました。自分よりも年上の人たちに、この時どんな気持ちだったのか尋ねてみたくなりました。この本を読んで、どう思ったのか、何を感じたのか。いろいろな人に話を聞きたくなる本でした。(広島 蔦屋書店 江藤)
著者「あとがき」より
この本のアイデアは、あるとき、ふと生まれました。それは、生後間もない姪っ子が、ミイラのように布にくるまれ、外界に向かってまばたきしているのをはじめて見たときでした。なんて不可思議な旅が、この子を待ち受けていることか! と思ったのです。彼女を待ち受ける素敵なことをうらやましく思う気持ちが半分。でも同時に、今までのさまざまな痛みの記憶から、自分の中につまっている悲しみを思い、同じものがやはり彼女を待ち受けているとも感じました。
悲しいことに、おとなになると私たちは、世界に満ちる驚き、たとえば、連なる山々や満月、そして他者から受ける愛情になんだか慣れてしまい、当たり前に思ってしまうことがあります。それらの気高さを感じ取る心をもう一度取り戻すには、世界を新しい視点で見る必要があるのかもしれません。この本では、人生のそれぞれの局面で、世界の見え方が変わるということを表現できたらと思いました。
訳者「あとがき」より
私たちは「不可思議な旅」のまっただ中で、互いに出会い、すれ違い、ぶつかりあったり惹かれあったりして生きています。
さまざまな年齢の方々に、この旅をともに生きる家族や友人とこの本を手にとり、自由な会話をしていただければと願っています。
【著者プロフィール】
著者/ハイケ・フォーラ
おそらく、人生の今、中盤あたりにいる。ツァイト・マガジンの編集者で、この本を姪のパウラとロッタに捧げる。パウラとロッタは、赤ちゃんのとき著者にこの本のアイデアを与えてくれ、その何年後かには、実際につくる作業も助けてくれた。
イラスト/ヴァレリオ・ヴィダリ
イタリア出身のイラストレーター、ベルリン在住。ハイケより若く、ハイケの姪たちよりは年上。作品には多くの受賞歴がある。
1964年、神戸市生まれ。京都在住。絵本作家、翻訳家。
神戸女学院大学で英文学を学びながら、デッサンなど絵の基本を学ぶ。1994年ごろから絵本作家として活動。
翻訳絵本に『翻訳できない世界のことば』(創元社)、『あおいアヒル』(主婦の友社)、著書に『幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば』(創元社)、『野の花えほん 春と夏の花』『野の花えほん 秋と冬の花』(あすなろ書房)などがある。
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