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シュールでユーモアたっぷりの子どもも大人も楽しめるお話『たまごのはなし』発売

シュールでユーモアたっぷりの子どもも大人も楽しめるお話

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=157450

ブロンズ新社から、注目の絵本作家、しおたにまみこさん初の絵童話『たまごのはなし』が2月に発売されました。

たまごのはなし

つるんと白く、見事なフォルム。それは、どこから見ても完璧なたまご。だけど、その体からは、細くて繊細な手足が伸び、何とも言えない目鼻口の表情が浮かびあがっている。そして言うのです。

「やあ、こんにちは。わたしはたまご。
 今から、わたしのはなしをするからね。」

一目で心を掴まれてしまった読者に向かって、たまごは、自分が目を覚ました瞬間のことから、はじめて歩き、はじめて話をした時の事を語ります。そして、マシュマロに出会い、巻き込みながら、一緒にキッチンの台を降り、リビングにまで足を運ぶ話へと続きます。

注目の絵本作家、しおたにまみこさんの初めての絵童話。その独特な感性は、絵だけではなく、思考回路にあるのでは……と、改めて驚かずにはいられません。動くこと、話すこと、伝えること、当たり前だと思っていたことに光を当て、会話の中では胸がすくようなことを言い放ち、じっくり考えることで身体のコンディションを整えていく。収録されている3つのお話は、どこを切り取っても不思議で面白く、刺激にあふれているのです。

年齢を問わず、一話ずつゆっくりと。たまご哲学やマシュマロ哲学、味わってみてくださいね。私は「帽子に誰も気が付かなかった話」に大賛同ですね。

 

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

注目の絵本作家、しおたにまみこさん初の絵童話

本書は、デビュー作で「第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞第2位」を受賞し注目をあつめる絵本作家、しおたにまみこさん初の絵童話です。

主人公は、ある日突然めざめた「たまご」。初めて動いたり、考えたりするなかで、自分の言葉で話すことを獲得していきます。ちょっとクセの強いたまごが繰り広げる物語は、シュールでユーモアたっぷり。たまごが何気なく発する一言や疑問が、読み手の思考を刺激してくれます。子どもはもちろん、大人も楽しめる作品です。
木炭鉛筆で繊細に描かれた絵にもぜひご注目くださいね。

書籍紹介

『たまごのはなし』 しおたにまみこ
・発売日:2021年2月19日(金)
・定価:本体1,100円+税
・販売:全国の書店などで販売
・頁数:48ページ
・版型:210×148mm上製

『たまごのはなし』あらすじ

ある日とつぜん目をさましたたまご。はじめて歩き、はじめて話す。マシュマロを起こして、キッチンの台を降り、探検にも出かけます。読めばよむほどに引きこまれる不思議なお話を、3話収録。
第1話「めをさましたら」/第2話「さんぽ」/第3話「あめのひ」

絵本から、子どもが自分で読む、読み物へのステップアップにおすすめです。

著者プロフィール

しおたにまみこ

1987年、千葉県生まれ。女子美術大学工芸学科卒業。背景美術制作会社勤務を経て、絵本作家となる。はじめて制作した絵本『やねうらおばけ』が、2014年第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞。繊細な鉛筆画で描き出す独特の世界が、読者を引きつける。作品に『そらからきたこいし』『やねうらべやのおばけ』(ともに偕成社)などがある。東京都在住。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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