「絵を描くって楽しい!」絵本人気ランキング1位~10位
「絵を描くのが好き」絵を描く楽しみを知る絵本10選
最初はただクレヨンや色鉛筆を握ることが面白くて、画用紙に描く点々が線となり、円となり、形を描いていく。心で感じるままに描く子どもたちの絵の自由なこと。その自由に表現できることの楽しさを、思う存分幼少期に感じてほしいものです。
「絵を描くって楽しい!」が登場する絵本には、
・絵を描くことで自分らしさに気づく絵本
・感じるままに筆を走らせる気持ちよさを教えてくれる絵本
・あの頃の子どもの気持ちを思い出させてくれる絵本
など、いろいろな絵本があります。ここでは、絵本ナビが独自に集計した、テーマ「絵を描くって楽しい!」の人気ランキング10位から1位まで発表します!どれも絵本ナビユーザーのみなさんが読んだ興味深い絵本ばかりです。大人が忘れかけてしまった伸び伸びとした感性がギュッと凝縮されています。絵本と一緒におすすめのクレヨンやスケッチブックもご紹介します。
是非、大人も読んでみてくださいね。
10位 『せん』(岩波書店)
真っ白い紙に、すぅーっと引いた鉛筆の線。
その線はためらないなく踊りだす。気持ちいいくらいにすいすいと自由に動き出す。一体なにがでてくるのか?気持ちよさとワクワクさを同時に体験できる絵本です。最近は、サインペンや水性ペンで文字しか書いていないという大人に、柔らかい鉛筆を握って、子どもたちと一緒になって自由な線を描いて遊んでほしいなぁと思います。
9位 『けしごむぽん いぬがわん(ひさかたチャイルド)
スタンプって楽しい!
でも、こんなものまでスタンプになるの?驚きの発想にアートが一気に身近なものに感じますよ。日常が非日常に変わる瞬間を体験してみましょう!こんなにポンポンスタンプを押すのが楽しいなんて!
身近なものでこんな楽しいアートを生み出すことができる!
ものさし、ふた、フォーク、積み木、かなづち、テープ、ねじくぎ……。使っているのは身近なものばかり。はんこ遊びでこんなアートができるなんて! 『はんこ遊び×アートのたのしさ』おうち遊びのきっかけにも最適。イマジネーションがゆたかに広がる絵本です。
8位 『おおにしせんせい』(講談社)
絵が大好きになるきっかけって、いろいろなところにあります。
親以外の、「絵の楽しさ」を気づかせてくれる大人に出会うこともその一つです。特に学校の先生。影響力が大きいです。こんな先生がいたらなぁ。こんな風に子どもたちにそのきっかけを与えるこのできる大人がたくさんいるといいなぁと思います。
7位 『えんぴつと消しゴム』(KADOKAWA)
絵を描くときに道具って大切!
その道具たちの物語です。道具たちに思い入れが深まることで、絵を描く行為もまた特別な気持ちになるはず。
正反対の性質をもった二人が友だちになったら?
絵を かくには えんぴつだけ あればいい、
だって ケシゴムは けすものだから。
そう 思って いませんか?
いいえ、 ふたりが 一緒なら
もっと すてきな 絵が えがけるのです。
これは かくのが だいすきな えんぴつと
けすのが だいすきな ケシゴムが
えんぴつケシゴムに なるまでの 物語。
入園・入学期にもおすすめの絵本です。
6位 『ふーってして』(KADOKAWA)
水彩画が苦手でした。鉛筆ではあんなにうまくいったのに、水彩絵の具で色をつけた瞬間に全く違うものになってしまう。修正しようとすればするほど、ますます最悪の結果に。でも、実は水彩絵の具こそ魔法の力をもった道具。その性質を理解できれば、なんとも予想外の素晴らしい体験ができるかも!楽しませてくれる絵本です。
5位 『こんにちは!わたしのえ』(ほるぷ出版)
なんとも気持ちいい!自由に思いっきり絵を描く楽しさを体感できる絵本です。
読んでいるだけでも気持ちよく、解放されていきます。生き生きとした少女の手から生み出される色の力に圧倒されます。
のびのびと描く楽しさを再認識できる絵本
おもいきって ぐっちょん! まっしろの紙に筆をおろすと、色が生まれる。立ち上がって、筆をふりまわして、手や足にも絵の具をぬって体ぜんぶで色をぬって。描くことの喜びに目覚める瞬間をみずみずしく描く。「ずういいいいいいい」「ぽたぽた」「ぺったん」など擬音語も楽しい。絵を描くことの楽しさがつまった絵本。
4位 『らくがき絵本五味太郎50%』(ブロンズ新社)
らくがきを楽しもう!一体どんな世界が広がっているのかその無限大の可能性にワクワクします。
最強の絵とは?「らくがき」が楽しくなる絵本
「らくがきこそが絵のはじまり」と五味太郎が、らくがきワールドへと読者をいざなうかきこみ式絵本。ぬり絵、ことば遊び、めいろ、お面......。たっぷり368ページ、始めたらやめられないおもしろさ! 世界中の子どもたちが楽しんでいる、らくがき絵本の第1弾。
3位 『てん』(あすなろ書房)
今、絵を描くことが苦手になってしまっている子どもたちにこそ読んでほしい絵本です。
表現することで何かが変わる。そのきっかけを気づかせてくれる絵本です。
「てん」が教えてくれた本当の大切なこと
お絵かきなんて大嫌い!苦しまぎれに描いたのは、小さな小さな《てん》ひとつ。そのちっぽけな《てん》にかくされた大きな意味を知って、ワシテは変わり始める。水彩絵の具と紅茶で描かれた、色とりどりの美しい絵本。
2位 『おおきなおおきなおいも』(福音館書店)
こんなに大きなおいもを掘ったら、あれしてこれしてと夢のような楽しいことを描いた絵本。子どもの頃に何度も読んだことがあるという大人も多いかもしれません。この絵本を読むと絵なんてはみ出してもいいし、どこまでも思い描くままに大きく大胆に描いていいのだと、気づかされます。子どもの想像力を刺激する楽しい絵本です。
こんなに思いっきり絵を描きたいと思わせてくれる絵本
楽しみにしていたいもほり遠足の日、雨が降って延期になってしまいました。残念がる子どもたちは大きな紙においもを描きはじめます。紙をつなげてつなげて、おいもの絵はどんどん大きくなります。大きなおいもは、ヘリコプターで幼稚園に運びます。プールに浮かべて船にしたり、かいじゅうにみたてて遊びます。たくさん遊んだあとは、天ぷら、焼きいも、大学いも、たくさん作っておいもパーティ! 大きなおいもをめぐる子どもたちの空想がつまった絵童話です。
1位 『ぼくのくれよん』(講談社)
1位は、『ぼくのくれよん』。
初めて、くれよんを手にした時の気持ち。いろいろな色がおさまったくれよんの箱。そこから飛び出す色はいろいろな世界を連れてきてくれます。昔も今も人気の「絵を描く」気持ちを刺激してくれる素敵な絵本です。
いかがでしたか。
絵を描きたくなってきませんか?絵本を楽しんだら、実際に真っ白な画用紙に絵を描いてみましょう!
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米ペンシルベニア州フィラデルフィアで20代を過ごす。現地の大学で経営学を専攻、就職。帰国後は映画のタイアップや、家庭用ゲームの映像制作に関わる。その後、エンターテイメントの分野で外資系ライセンスビジネスに従事。絵本好きが高じて2012年から絵本ナビに入社。これまでの経験を生かし、ユニークな視点で大人も子どもも楽しめる絵本や洋書の魅力を紹介。2歳児のママ。
【連載】「絵本をもって旅に出よう」を絵本ナビスタイルで執筆中。https://style.ehonnavi.net/post-series/25324
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