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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】毎日頑張っているお父さんへ。お父さん大好き! が伝わる絵本

6月14日~6月20日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

6月20日(日)は「父の日」。ふだんから「大好き」とよく言われているお母さんと比べると、「お父さん、大好き!」と直接聞くことは少ないかもしれないけれど(なぜかお父さんには恥ずかしさがあるような‥‥‥)、たとえ口に出さなかったとしても、子どもたちは本当はお父さんのことが大好き。とくにお父さんに思いっきり遊んでもらった時のとびきりの楽しさや、大きな体ならではの安心感のある抱っこ、おんぶ、肩ぐるまなどは子どもたちにとって嬉しいものですよね。
今週は、仕事に子育てに頑張るお父さんを応援すべく、「お父さん、大好き」という気持ちがたっぷり込められた絵本をご紹介します。「父の日」にそっと手渡してみるのはいかがでしょうか。

6月14日 「お父さんってすごい!」

月曜日は『えいっ』

「えいっ」

出版社からの内容紹介

お父さんとよむ絵本

クマの子とお父さんが町へ出かけます。「えいっ」というまほうのかけ声で、信号を青信号に変えてみせるお父さん。
「お父さんってすごい!」とクマの子は尊敬のまなざし。
でも、色々なものに「えいっ」とまほうをかけていくうち、クマの子も何か気づいたようです・・・。

ゆったりしたお散歩タイム、日常から離れたチャーミングな時間をえがく絵本。

読者の声より

ジュモンのような「えいっ」
小さい頃、お父さんが世界最強と信じて疑わなかった頃の気持ちを思い出しました。
お父さんと子どもの世界はくっついています。たのしいいたずらやふざけっこは、いつも父と一緒でした。裏山の噴火に備えて買出しに行こうとか、台風のあとのドライブでみつけた大きな水たまりを踏んでみるとか、ガス欠だ!と山頂の公園からエンジンをかけない車で坂道を下りてくるとか、誘拐されたお母さんを助けに行くとか…非日常的なごっこ遊びやいたずらは、必ず父が共犯者でした。いたずらをするとき、父と私と弟は以心伝心でした。信号が青になるのも、おなかがすいたころにおそば屋さんが見つかるのも、洗車のお手伝いをしたときにシートの隙間から100円玉がみつかるのも、サンタクロースが自分の好みを知っているのも、みんなお父さんが世界最強で無敵だからでした。大人になった今、それはみんな種明かしされてしまいました。父と思いきり楽しんでいるとき、母が困ったような顔をしていたわけもわかってしまいました。それでも、できることなら父のような親になりたいと思う自分に気がつきました。
副作用?として「世界最強のお父さん」になりたくなるかもしれません。
いろんなことを思い出したり考えたり…ジュモンのような「えいっ」でした。
(ごまねこさん 40代・その他の方 )

6月15日 おとうさんのこと、なんて呼んでる?

火曜日は『おとうさん・パパ・おとうちゃん』

おとうさん・パパ・おとうちゃん

出版社からの内容紹介

『父』の呼び方にもいろいろあるけど、お仕事をしているときの“おとうさん”たちは、もっと違う呼び方をされてるぞ!
日本図書館協会選定図書
全国学校図書館協議会選定図書

読者の声より

パパへの応援歌♪
ウルトラマンシリーズや、きょうりゅうシリーズで有名なみやにしたつやさんの絵本です。
これらのホロっとなるストーリーが好きな人には、ちょっと物足りないかなあ?!

でも、なかなかいいですよ♪
家では「おとうさん」だけど、お仕事してる時は「げんばかんとく」だったり、「パパ」が「せんせい」だったり、「おとうちゃん」が「いたさん」だったり・・・
呼び方はそれぞれだけど、パパたちみんながんばってるんだな~って伝わってきます。
バリバリお仕事してるパパもかっこいいけど、やっぱりお家で飾らない普段着のパパが好き♪
そんな、子どもたち(奥さんも?!)の声が聞こえてきそうです。

ちなみに我が家では、息子が「とうちゃん」、娘たちは「パパ」って呼んでます。
(ぼのさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳)

6月16日 おとうさんの存在は大きい!

水曜日は『なんにもできないおとうさん』

なんにもできないおとうさん

出版社からの内容紹介

みーちゃんは、今日おとうさんと公園へ行く約束をしています。でも おとうさんは、みーちゃんよりも早く起きられません。みーちゃんみたいにネコと話ができません。おとうさんは、大きいのにできないことがたくさんあるみたいです。三輪車にも乗れないし、宝物を見つけることも、チョウとおどることもできません…。いろんなことができるようになる時期の女の子が、おとうさんと比べながら、自分の成長を確かめていくお話です。

読者の声より

おとうさんだいすき
なんにもできないって、どんなダメお父さんなのかと読んでみたら、とってもいいおとうさんでした。
色々なことが出来るようになってきたみーちゃんが出来ることが、おとうさんは……できない。
でも、だからといって、おとうさんは子供を放ったらかしにしているのではなく、おかあさんとはまた違った目線で、子供とコミュニケーションをとっているのがよかったです。
みーちゃんはおとうさんが大好きなんだなぁというのがとても伝わってくる絵本でした。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)

6月17日 お父さんがメルシーちゃんにしてくれたのは?

木曜日は『おとうさんのかさ』

おとうさんのかさ

出版社からの内容紹介

大人気、三浦太郎さんの絵本です。


雨がふってきたので、メルシーちゃんはおとうさんのおむかえに、大きなかさを持って出かけます。
……父と子のかけがえのない幸せなひとときを描いた、可愛い絵本です。

読者の声より

あとがきまでぜひ
おはなをどうぞのおとうさんバージョンのお話です。
雨が降ってきたので、お父さんのおおきな傘を持って、お迎えに行くのですが、次々に傘に入れてと声をかけられ、優しいメルシーちゃんは傘に入れてあげるのですが、最後はなんと傘が飛ばされてしまいます。
お父さんはそんなメルシーちゃんをおんぶして帰るという、とても微笑ましいラスト。
更にあとがきがいいです。
これが最後のおんぶになるのかな、そう考えたら私も、もう今では重たくてちょっと勘弁してよ?と思う娘のおんぶや抱っこも、何だか感慨深くなりました。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)

6月18日 「お父さんはいつお父さんになったの?」

金曜日は『おとうさんがおとうさんになった日』

おとうさんがおとうさんになった日

出版社からの内容紹介

3人目の子どもを自宅出産で迎えた家族。「お父さんはいつお父さんになったの?」と聞かれて。

読者の声より

がんばるおとうさんへ。
「うまれる」テーマが大好きな我が家のこどもたち。
4歳の娘と読みましたが、
9歳息子も途中からやってきて、三人で読みました。

「おとうさんがおとうさんになった日」なので、
初めて赤ちゃんが生まれる日かと思いきや、
今回生まれるのは三人目。

三人目のためにがんばるお父さん、
そしてはじめてお父さんになった日、
二回目にお父さんになった日を回想するお父さん。

そういえば我が家でも、二人目の妊娠が分かった時に、
「そうか、またお父さんになるのか。」と言っていたなぁ。

もうとっくにお父さんなのに、へんなの。と思って聞いていましたが、
新しい命を迎えるということは、
お父さんにとっても、それなりの覚悟が、いることなのですね。

これはぜひ我が家の「お父さん」にも一緒に読んでもらって、
感想を聞きたいと思った一冊でした。
(ムスカンさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子4歳)

6月19日 お父さんの愛情がたっぷり♪

土曜日は『かばさん 改訂版』

かばさん 改訂版

出版社からの内容紹介

みつこは、かばが大好き!
ある日、お父さんと一緒に動物園に行きました。
「かばさん、ねてるね」「あかちゃんかばが、いる」「あれれ、もぐっちゃった」「かばさん、あくびしてる」
家に帰ると、みつことお父さんのかばごっこが始まりました。のんびり、どっしり構える“かばお父さん”とみつこの、ほのぼのとした関わりを描きます。

読者の声より

とっても ステキなパパです!
パパと電車にのって動物園へ かばを見に
寝ているかばを見て、「おとうさんみたい」
カバの親子の姿をじゅっくり みて  あかちゃんかばとおとうさんかば?(おかあさん?)の仲良しぶりがとても心に残ったのですね
家に帰ってから お父さんとかばごっこ おとうさんは かばになりきってる!
ぶわあ~  かばの顔だ~ほほえましいかばごっこ  
おなかすいて 机の下で ばなな リンゴを食べているみつことおとうさん  ほんとうに 幸せですね~
おとうさんの愛情がたっぷり かばのおとうさんのむねにだっこされてじつに 安らかな 幸せなねむりですね~
お父さんがやさしくて 本当にステキデス!
こんなお父さんがいいな~
こどもは本当に幸せね~
(にぎりすしさん 50代・その他の方 )

6月20日 「おとうさんのかお ずっとずっーとみていたいよ」

日曜日は『かわいいおとうさん』

かわいいおとうさん

出版社からの内容紹介

やさしくて、大好きなお父さん。膝に乗っていつまでも一緒にいたい、お父さん。
そんな、お父さんをいとおしむ子どものあふれんばかりの想いを、作家の山崎ナオコーラさんと画家のささめやゆきさんが絵本にしました。
型にはまらない「その人らしさ」を大切に物語を紡いできた山崎さんと、みずみずしい感性で絵を描いてきた ささめやさんならではの、親子のあたたかいふれあいがのびのびと描かれた絵本です。
「かわいい」は子どもだけの専売特許じゃない!おとうさんはかわいいよー。

読者の声より

おとうさん大好き!
こどもがおとうさんのことを大好きなのが伝わってきていいですねー。
かわいいおとうさんというから、何か体が小さかったりとかするのかな?と思いながら読みましたが、ふつうのおとうさんでした。
ひとえに愛情からかわいく見えてしまうのかな?
うちのこどもも今のところはおとうさん大好きなようで、よく「かっこいい」だの「すてき」だの連発しています。いつまで言ってくれるかなー、なんて絵本を読んで思ってしまいました(笑)。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子6歳、女の子2歳)

選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)

編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)

 

 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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