【今週の今日の一冊】お母さんの好きなことってなあに? 「母の日」に贈りたい実用系絵本!
今年も「母の日」がやってきます。さて、今年はどんなものを贈りますか?
いつもお家のことや子どもたちのお世話で忙しくしているお母さん自身が好きなことや、楽しく過ごせることってどんなことなのでしょう?
今週は、お母さんに好きなものや好きなことを思い出してもらいたい、また美しいものにときめいてほしい! そんな思いを込めて、お母さんに贈りたい素敵な実用系の絵本や本をあれこれ選んでみました。
2023年5月8日から5月14日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
5月8日 ハーブ47種を楽しく紹介するハーブ入門絵本!
月曜日は『ハーブをたのしむ絵本』
ハーブって、実はとっても育てやすいって知っていますか?育て方の基本からいろいろな活用法まで、ハーブ47種をイラストで楽しく紹介するハーブ入門絵本!
みんなの声より
ハーブは子どもはあまり興味がなさそうでしたが親の私は興味津々で読んでいました。大きなお庭があったらあれもこれも育てたいなぁ…と夢が膨らみます。
イラストで描かれているお料理もどれもおいしそうで、ハーブが身近にある暮らしは丁寧な生活に思えて憧れます。
ハーブの歴史や楽しみ方も載っていて大満足な一冊でした。
(ouchijikanさん 40代・ママ)
植物や園芸が好きなお母さんには…
5月9日 季節の旬の野菜と果物でいろいろな料理を作ろう!
火曜日は『フルールヴィルのいちねん にわからうまれた せかいのレシピ』(2023年3月新刊)
フルールヴィルのまちではみんな、庭やベランダやバルコニーで野菜やくだものを作っています。ライラックどおりの住人たちも、まちに住んでいる人たちも、にわしごとにおおいそがし。とれた野菜やくだもので、おいしいりょうりをつくります。4月はアスパラガスのキッシュ、5月はグリンピースのスープ、7月はザジキ、11月はバターナッツカボチャのケーキ……さまざまな国のいろんな料理、あなたもいっしょにめしあがれ!
『ライラックどおりのおひるごはん』の続編です。
5月10日 絵本の中のおいしい料理や食材がレシピに!
みんなの声より
絵本の中に出てくる料理を、人気料理研究家の野口真希さんがアレンジして作ったレシピ本です。
食べものが出てくる絵本が大好きなので、読むのが楽しみでした。
『サラダでげんき』や『こっこさんのおみせ』『おいしいおと』などなど、登場する絵本がどれも大好きなものばかりだったので、とてもうれしかったです。野口さんの作る料理は、見た目も良くて本当に魅力的。特に『きつねのホイティ』のスリランカ風カレーが最高に美味しそうでした。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
お料理や食べることが好きなお母さんには……
5月11日 刺繍を始める方にも、図案のアイディア集としても!
木曜日は『刺繍のはじめかた 増補新版』
atsumiさんの刺繍基礎本が復活!
「刺繍のはじめかた」は2016年に刊行されたatsumiさんによる唯一の刺繍基礎本です。近年では入手困難な状態となり、再版を望む声も多くなっていました。そこで今回、基本ステッチの丁寧な解説はそのままに、新たな図案8点を加え、ボリュームアップした「増補新版」としてリニューアル。
これから刺繍をはじめる方はもちろん、テクニックの確認・ブラッシュアップをしたい方、ステッチ使いの幅を広げたい方、甘くない図案を探している方などに幅広くご活用いただけます。
基本のステッチは、点のステッチ・線のステッチ・面のステッチというタイプ別に活用範囲の広い39種を収録。atsumiさんならではのカッコイイ図案で刺繍の基本が学べます。
刺繍や手芸が好きなお母さんには…
5月12日 贈り物に花いっぱいのポストカード&便箋はいかが?
金曜日は『くらはしれい おてがみBOOK 花と子ども』
全点描き下ろし! 大人気イラストレーター・絵本作家、
くらはしれいさんの初のポストカード&レターペーパー(便箋)集。
パンジーの「分かち合い」、チューリップの「幸せな夢」、シクラメンの「小さな声」など、
一枚一枚の絵に、12つきの花と子どもたちの温かいストーリーが込められています。
大切なひとへのお手紙にしたり、額装したりして、くらはしれいさんの
愛らしく、艶やかなアートな世界を、日々の暮らしのなかでお楽しみください。
巻末に、花言葉・ポストカード作品のひとことstoryを掲載。贈り物にもおすすめです。
◎全点描き下ろし【ポストカード16枚+便箋32枚】
◎サイズ:17㎝×12㎝
◎特製スリーブ ケース入り
5月13日 モネの名画や人生に触れる美術館を巡るような一冊
土曜日は『リネア モネの庭で』(2023年3月復刻版刊行)
・スウェーデン発、欧米で100万部超のベストセラー絵本の日本語版が30年ぶりに復刻!
・名画『睡蓮』をはじめとするクロード・モネの絵が、まるで美術館を巡るように散りばめられた美しい絵本。
・主人公はモネの絵が大好きな少女リネア。モネの庭を訪れ、印象派やモネの家族の物語を知ることで成長していく、一人の少女の記録。
スウェーデンに暮らす、感受性の豊かな少女リネアは、モネの絵が大好き。仲良しの元庭師・ブルームさんと一緒に憧れの「モネの庭」に出かけ、旅先での出来事や出会いを経て大切なことを学びます。
『睡蓮』をはじめとする名画の数々や、モネの家族写真を織り交ぜながら、モネの絵やその人生、印象派のことを、少女リネアと一緒に知っていくドキュメンタリータッチの絵本。
アート、美術が好きなお母さんには…
5月14日 「母の日」に贈りたい美しい詩と絵の本
日曜日は『うたをうたうとき』
「地球の用事」「チョウ チョウ」「空気」……。誰の心にもまっすぐと素直に届く、まど・みちおさんの詩の数々。
眺めているだけで心が浮き立つような、凛として愛らしいモザイクアート。
「世界はこんなにも美しい」
この美しい詩と絵の本は、2019年に山口大学付付属病院の小児病棟に設置された「ホスピタルアート」から生まれたのだそう。独自の世界観で活躍を続けるデザイナー渡邉良重さんが、まどさんの詩を17編選び、インスピレーションを受けながら完成された絵の数々。病院を訪れる多くの人々の心を包み込んでいるアートが、こうして私たち読者の手にも届けられたのです。
ちいさな自分、大好きなお花、巡る季節に歌う喜び。世界中の生き物と空から見守ってくれる星たち。その一つ一つをかみしめながら、心の内側がじんわりと明るくなるのを感じることができるのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
言葉や詩の本が好きなお母さんには……
いかがでしたか。
眺めているだけでも嬉しくなりそうな素敵な絵本をいろいろ見つけてみてくださいね。
秋山朋恵(絵本ナビ 副編集長)
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