『ねみちゃんのチョッキ』が登場!『ねずみくんのチョッキ』から始まるロングセラーシリーズ最新刊
40巻記念作品『ねみちゃんのチョッキ』が登場!
2023年9月6日(水)に、ポプラ社から『ねみちゃんのチョッキ』(作・なかえよしを 絵・上野紀子)が発売されました。1974年刊行『ねずみくんのチョッキ』からはじまる「ねずみくんの絵本」シリーズ、40巻目です。
この発売を記念して、2023年10月7日(土)、丸善丸の内本店にて作者・なかえよしをさんのサイン会も開催されます。
「ねずみくんの絵本」シリーズとは
作家・なかえよしを、画家・上野紀子夫妻によって、1974年ポプラ社から刊行された『ねずみくんのチョッキ』にはじまるロングセラーシリーズ。体は小さくても、やさしく温かい心を持ったねずみくんの体験を通して、仲間と交流することの楽しさや思いやりの大切さ、身近にある幸せについて教えてくれる絵本です。シリーズ累計470万部を超え、親子3世代で読み継がれています。
来年2024年にはシリーズ50周年を控えており、その人気は絵本の枠を超え、全国各地で行われた展覧会やグッズなど活躍の場を広げています。
最新刊『ねみちゃんのチョッキ』
シリーズ40巻を記念して、1巻目『ねずみくんのチョッキ』の対になるお話として登場しました。
ねみちゃんのチョッキ
『ねずみくんのチョッキ』から始まる「ねずみくんの絵本」シリーズ40巻記念作品。
「ねみちゃんがあんでくれた ぼくのチョッキ ぴったりにあうでしょう」と、自慢げなねずみくん。
そこへ「いいチョッキだね ぼくもほしいなあ」と動物のなかまたちが次々にやってきます。
そこでねずみくんは言いました。「ねみちゃんにいえばつくってくれるよ」
さあ、ねみちゃんは大変です。どうしたかというと…?
『ねずみくんのチョッキ』でお馴染みの動物が再登場する、読み聞かせも楽しいお話です。
あらすじ
「ねみちゃんがあんでくれた ぼくのチョッキ ぴったりにあうでしょう」と、自慢げなねずみくん。
そこへ「いいチョッキだね ぼくもほしいなあ」と動物のなかまたちが次々にやってきます。
そこでねずみくんは言いました。「ねみちゃんにいえば つくってくれるよ」
さあ、ねみちゃんは大変です。どうしたかというと……?
予想を超えるオチが待ちうける、読み聞かせも楽しいお話です。
見どころ(1)『ねずみくんのチョッキ』の動物たちが再登場!
2020年刊行『ねずみくんはめいたんてい』以降のねずみくんの絵本作品は、作者のなかえよしをさんが、上野紀子さん(2019年逝去)がのこした過去のねずみくんの絵を、パソコン上で合成・加筆することで生み出しています。
本作『ねみちゃんのチョッキ』も同様の手法で生み出され、特に本作は多くの部分が、約50年前に描かれた『ねずみくんのチョッキ』の絵がもとになっています。
50年の時を経て、おなじみの動物たちがどう変化したのか、2冊を読み比べるとさらに楽しめる作品です。
見どころ(2)「繰り返し」の楽しさも1巻を踏襲
『ねずみくんのチョッキ』では「おかあさんが編んでくれた」チョッキでしたが、『ねみちゃんのチョッキ』では「ねみちゃんが編んでくれた」チョッキをめぐって、お話が展開していきます。
「いいチョッキだね ぼくも ほしいなあ」というシンプルなテキストが繰り返される展開も、1巻『ねずみくんのチョッキ』を踏襲しています。
次にねずみくんはなんと答えるのか? そしてねみちゃんはいったいどうするのか? 想像する楽しさがつまった作品です。
なかえよしをさんのサイン会を開催!
本作の刊行を記念して、2023年10月7日(土)、EHONS TOKYO(丸善 丸の内本店 2F)にて、作者・なかえよしをさんのサイン会の開催が決定しました。
開催日時:2023年10月7日(土)15時~
開催場所:EHONS TOKYO(丸善 丸の内本店 2F)
対象書籍:『ねみちゃんのチョッキ』
ご参加方法など:EHONS TOKYO にて対象書籍をご購入されたイベント参加ご希望のお客様に、先着順で EHONS TOKYO レジにて整理券を配布いたします。
※整理券はお一人様1 枚で1 冊までのサインが可能です。
※電話予約可能 ※定員数に達し次第受付終了となります。
※整理券番号順のご案内になります。※途中休憩を挟む予定がございます。
※状況次第でご案内が前後する可能性がございます。
詳細はEHONS TOKYO HP(https://ehons.jp/)をご覧ください。
作者・なかえよしをさんのインタビューも公開中
ポプラ社こどもの本編集部noteにて、作者・なかえよしをさんのインタビュー記事を公開しています。
『ねみちゃんのチョッキ』の制作経緯や40巻を振り返っての思い、そして妻・上野紀子さんとの思い出などを語っていただきました。
長く続ける秘訣とは、作品を作る上での信念とは……。約50年にわたりシリーズを生み出し続けてきた作者からの、「生き方」にも関わる多くの示唆に富んだ内容です。ぜひご覧ください。
書籍紹介
『ねみちゃんのチョッキ』
作:なかえよしを 絵:上野紀子
定価:1,430円(10%税込)
発売日:2023年9月6日
発行:ポプラ社
著者プロフィール
1973年、共作絵本『Elephant Buttons』(邦題『ぞうのボタン』)をアメリカで出版。 以来、数々の絵本を発表。シュールな味わいをもつ独特の作品世界が数多くの読者を魅了してきた。
主な作品に、『ねずみくんのチョッキ』(講談社出版文化賞受賞)をはじめとする「ねずみくんの絵本」シリーズ、『いたずらララちゃん』(絵本にっぽん賞)、『こころのえほん』『扉の国のチコ』(以上ポプラ社)、『ことりとねこのものがたり』(金の星社)ほかがある。
なかでも「ねずみくんの絵本」シリーズは、約半世紀、世代をこえて読み継がれている。
2005年、夫婦のこれまでの業績に対し、第28回巖谷小波文芸賞を受賞。
2020年、なかえ氏が日本児童文芸家協会選定の児童文化功労賞を受賞。
なかえ氏は、妻の上野氏が2019年に逝去した後も、妻ののこした絵を元にパソコンで合成・加工することで「ねずみの絵本」シリーズの新作を生み出し続けている。
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |