【今週の今日の一冊】「UFO記念日」って知ってる!? UFOと宇宙人に会える絵本
「UFO記念日」を知っていますか? 日にちは6月24日。由来は、1947年にアメリカの実業家であるケネス・アーノルド氏が9個の空飛ぶ円盤を見たことがきっかけだということで、「空飛ぶ円盤記念日」とも言われているそうです。こんな記念日があるってなんだか面白いですよね。
そういえば、絵本にもUFOや宇宙人が登場する作品がけっこうあったような……!?
今週は、 UFOと宇宙人に会える! 夢が広がる楽しい絵本をご紹介します。
2024年6月24日から6月30日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
6月24日 UFOをどうやって作る? 今日は「UFO記念日」!
読者レビューより
細かい絵の中にたくさん人がいてそれぞれ何をしているか見ていると目が痛くなる!
でもこどもはこういうの大好き
一ページをじーーーとみています。
ココの人は、ココの人は、と指さしながらじっくりとみています。
読み聞かせしているとたびたびストップするくらい、一ページが濃いです。
(もぐもぐもぐもぐさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳、女の子0歳)
6月25日 ある日宇宙人がやってきて、作りはじめたのは?
火曜日は『あるひ こねこね』
いわゆる「たこ型宇宙人」が堂々と立っていて、「あるひ こねこね」という不思議なタイトルがあり、舞台はどこかの星らしく。一体これから何が起きるのでしょう?表紙のこの組み合わせをみるだけでドキドキさせてくれるのは、さすがの高畠那生作品!展開が予想できません(笑)。
“あるほしに うちゅうじんが ぞろぞろぞろぞろ やってきて・・・”
お話は意外にさり気なく始まります。おもむろに何かをこねだす宇宙人たち。
“こねこねこねこね こねこねこねこね・・・ねこ”。
え、まさか?
“ぬいぬいぬいぬい・・・”“まくまくまくまく・・・”
時には大掛かりに、時にはとてもあっさりと、宇宙人たちが次々と動物たちを生み出していきます。
そして最後に・・・。
うん、こういうこともあるかもしれない。
深いような、深くないような。あぁ、おもしろい。
この絶妙な世界観に、子どもたちはしっかりはまってくれるはず!ずっこけながら、楽しんでください。
私の脳ミソも、こねこねしたら何か生まれてきてくれるかな、なんて。
長く絶版になっていた作品ですが、装丁・判型が変わり、復刊版として嬉しい再登場です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者レビューより
ユニークな発想の絵本だなとおもいました。
ことば遊びの要素もあり、クイズの要素もあり、次のページをのぞくのが楽しみでした。
宇宙人もマンガなどに出てくるのとかたちもちがっていてワクワクしました。
次にはどこの星に行くのだろうな?
また、きてくれるとたのしいなと。
(ゆうちょさんさん 60代・じいじ・ばあば )
6月26日 「ねえ、ここは、どこなの?」
水曜日は『ほしのかえりみち』
家族で出かけた日、家まで車の帰り道。あたりはすっかり暗くなってきて、窓の外は街の灯りでいっぱいです。キラキラ チカチカ、わー! まるで ほしみたい!
「いつのまにか ぼくたちは、とんでもないところを はしっていました。」
そこから家族の不思議な帰り道が始まります。美しい宇宙の景色、へんてこな場所にあるへんてこなガソリンスタンド、変わった形の宇宙船や宇宙人、宇宙のごはんが食べられるサービスエリア・・・。それは、宇宙を通って帰る、「ほしのかえりみち」だったのです。
作者は、きたじまごうきさん。パステルで描かれた幻想的な宇宙の景色と、細かく描きこまれた遊び心たっぷりの画面に、夢中になっていると・・・、ラストにはびっくりする展開が待っています!それは、絵本を読んでのお楽しみ。
きたじまさんの一作目の絵本『とっておきのカレー』で出てきた宇宙人も、どこかに登場しているので、ぜひ探してみてくださいね。サービスエリアにはそのほかにも探して楽しめる秘密がたくさん。宇宙のごはんの味を想像したり、宇宙船と宇宙人の組み合わせを見つけたり。親子で、友達と、何度もじっくり眺めて楽しめる、スペースファンタジー絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
読者レビューより
本当に宇宙にいるような、とても不思議な気持ちになりました。
家族で宇宙を冒険するお話かと思いきや、ラストはなんと…!!
イラストが本当に綺麗で、何とも言えない魅力を醸し出しています。
まるで1本の映画を観たような気持ちになりました。
眠る前に読めば、満天の星の夢を見られそうです。
(なーお00さん 30代・その他の方 )
6月27日 暇を持て余していた猫の家に降り立ったのは…
木曜日は『ミスター ワッフル!』
遠い宇宙の星からはるばる地球へやってきた訪問者。緑色の肌の人型宇宙人で、高い文明を持っています。
けれども、彼らはこの星で予想もつかない災難に見舞われるのです。
そこには残念な原因が2つありました。
1つは、彼らの体がとてもとても小さくて、地球のアリと同じくらいのサイズだったこと。
2つ目は、彼らの小さな宇宙船が降り立った場所が、飼い猫「ミスターワッフル」の住む家だったということ!
暇を持て余していたミスターワッフルにとって、宇宙船は、格好の遊び道具でしかなかったのです。
猫って、誰かの思う通りには動いてくれない気ままな生き物です。せっかく買ってきた猫用のおもちゃには目もくれず、包み紙のほうで遊びだして主人をガッカリさせたかと思えば、次の瞬間には虫を追いかけていたり。
この絵本の中の黒猫ミスターワッフルも典型的なマイペース猫。
人間からするとそんなところも愛くるしいのですが、宇宙人たちからは、動きの読めないさぞ恐ろしい怪獣に見えたことでしょう。
知恵を絞って計画を練り、地球の小さな協力者を得たりして、なんとか猫から逃れようと奮闘する宇宙人たちの姿が可笑しいやら気の毒やら。
作者は、『かようびのよる』(徳間書店)、『漂流物』(BL出版)のディヴィッド・ウィーズナー。他のウィーズナー作品と同じく、この絵本も文章はほとんどありません。物語の展開は、コマ割りになった絵をじっくり眺めて、想像をふくらませてくださいね。短編の映画を観るように、いつのまにか物語に夢中になってしまうでしょう。
そして何より、目を奪われるのは、ウィーズナーの描く「猫」。寝そべる姿、じゃれつく姿、しっぽの動き、くるくる変わる表情・・・。絵本の中のミスター ワッフルは、目の前で見ているような、リアルな「猫」そのもの!
コルデコット・オナー賞に輝いた美しい絵本。猫好きさんへのギフトにもおすすめです。
カバーには、モデルになったウィーズナー家の愛猫の写真も載っています。ミスターワッフルと見比べてみてくださいね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
読者レビューより
気まぐれな感じ、狩猟本能、猫の魅力がストレートに描かれたお話です。
飼い主が用意したおもちゃには、目もくれない猫を惹きつけたのは、なんと、宇宙人!?
猫の言葉はわかりません。
宇宙人の言葉もわかりません。
わかることはただ一つ。双方の動き!
でも…。
この表情!この動き!!
あぁ、最高~!
猫らしくて、猫好きにはたまらないです。
私も娘も、大の猫好き。
絵と動きだけで、すっかりハマってしまいました♪
(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子8歳)
6月28日 今日は遠足です。 着陸したのは、なんと…月!
金曜日は『みらいのえんそく』
「ちゃくりく、せいこう!」
今日は遠足です。
宇宙ステーションを飛び立って、着陸したのは、なんと…月!
クレーターから見えるのは、きれいな地球。
はじめて見る子ども達は大喜びです。
おや、でも一人……お絵描きしている間に寝てしまった子がいるようですよ。
そして、気が付くと置いてけぼり!?
しょうがないから、また一人クレヨンで絵を描いていると、うしろから誰かが絵をのぞきこんできて……。
「宇宙遠足」!!
子どもたちが、こんなに気軽に月面に降りたち、お絵描きなんてしたりして。
おまけにあわて者の先生が、一人忘れて置いてっちゃって、
かけた言葉が「ごめん、ごめん」。
えーーー!?
月面着陸って、もっと大袈裟で仰々しい出来事なんじゃないの?
だけど、もしかしたら。
あと100年も経たないうちに。
こんな世界がやってくるのかもしれない。
(続きを読む>>>)
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者レビューより
未来の遠足は、スケールが違います。
だって、行き先は月なんですもの!
月に着いたらてくてく歩いて、地球が良く見えるところに行きます。
そこからの眺めは最高!
地球がとてもきれいに見えます。
でも、一人だけ、地球にはなんの興味も示さず、お絵描きを始めてしまった子がいます。
やがてその子は眠ってしまって……。
未来では、現代では難しいあんなことやこんなことができて、月に行くのも当たり前。
未来が楽しみになってくる絵本です。
(めむたんさん 40代・ママ 男の子17歳)
6月29日 おじいちゃんへのお客に、ついに宇宙人が登場!
読者レビューより
毎回、ふしぎな訪問者とおおらかなおじいちゃんのやりとりがおもしろいこのシリーズ。
今回もこどもたちといっしょに楽しく読みました。
今回の訪問者は宇宙人です!
過去の訪問者たちの姿も見えるので、こどもたちが発見しては報告してきてくれました。おじいちゃんの家は居心地がいいのでしょうねー。
本来は地球を手に入れようとしていた宇宙人たち。おじいちゃんのおおらかさが地球を救った…のかもしれません(笑)。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、女の子1歳)
6月30日 宇宙人がいるかいないかを知るのは、あなただけ!
日曜日は『うちゅうじんは いない!?』
宇宙人はいると信じて、はるか遠い星までやってきた主人公。果たして、宇宙人はいるのか、いないのか…その答えを知っているのは読者のあなただけ! 思わずツッコミしたくなる、世界10か国で翻訳の人気ユーモア絵本!
読者レビューより
小学生の息子達と読みました。
宇宙人を探して歩く少年。宇宙人いないのかな。。とあきらめかけるつぶやきに、
「うしろうしろーー!」「すぐ近くにいるし!」と、大盛り上がりでつっこみをいれていました。
宇宙人はいないのか、それともきづかないだけなのか 本当のところはどうなんでしょうね。もしかしたら私たちも出会ってるのかもしれないですね。
(バーバショコラさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子8歳)
他にもおすすめ「UFOや宇宙人に会える絵本」
いかがでしたか。
たくさんの作家さんが表現してくれている宇宙人やUFOを見ていると、とってもワクワクしますね。絵本をきっかけにしながら、いろいろ想像を膨らませて楽しんでくださいね。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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