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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】読書の秋到来! 小学生におすすめのどんどん読みたくなるシリーズ本特集♪

心地良い風を感じる時間が増え、じっくり本の世界へ飛び込める「読書の秋」がやってきました。

「何か面白い本はないかな?」「1冊読み終えたけれど、次に読む本が決まらない…」そんな小学生の皆さんにおすすめしたいのが、シリーズ本です。お気に入りの主人公と一緒に冒険したり、謎解きに夢中になったり。あるいは、おなじみの学校や世界を舞台に繰り広げられるいろいろなお話を楽しんだり……。1冊お気に入りが見つかったら、どんどん続きが読みたくなるはず。

今週は、読書が大好きな子にも、久しぶりに本を読んでみようかなという子にもおすすめのシリーズ本を、新刊や話題の作品を中心にたっぷりご紹介します。

2026年9月14日から9月20日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

9月14日 まちの動物病院が終わると「とらまる」の出番です

月曜日は『やまの動物病院』

やまの動物病院

山のふもとにある小さな町。その町のはずれの一番山に近いところに立つ「まちの動物病院」。先生の名前は、まちのよしお。「よしよし」というのが口ぐせです。まちの先生は、ねこのとらまるとくらしています。

小さな町なので、けがや病気の動物はたまにしか来ません。うっかりいねむりだってしてしまいます。でも患者さんが来れば腕のいい先生を、とらまるは片目で熱心に眺めます。先生の治療をこっそり勉強しているのです。

ゆうやけ時刻になると、先生はドアの外にかけているふだを裏返します。
「まちの動物病院 きょうのしんさつはおわりました」
先生は、じぶんととらまるのごはんを作って、食べて、お風呂に入り、ベッドで本を読み始めるとまぶたがだんだん閉じていきます。そうなると、ここからはとらまるの出番です。
バリバリとつめをといで気合いを入れると、裏口にある「ねことびら」のふだをひっくりかえすのです。
「やまの動物病院 どうぞ」

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(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

読者の声より

表紙の絵を見て、動物たちが暮らしている世界のお話かなと思っていましたが、違いましたね。
人間のまちの先生が飼っているねこのとらまる。
昼はまちの先生が動物病院を開き、とらまるはこっそり技を盗む。
そして夜はとらまるが先生になって、やまの動物たちを診てあげる。
やまの動物たちのお礼をまちの先生は気づいていないようですが、とらまるの秘密には気づいて・・・なさそうですね。
でも先生ととらまるの暮らしにほっこりする、そんなお話です。
(hime59153さん 50代・ママ 男の子14歳)

9月15日 内気なスキッパーの世界が少しずつ広がって…

火曜日は『こそあどの森の物語(1) ふしぎな木の実の料理法』

こそあどの森の物語(1) ふしぎな木の実の料理法

「この森でもなければ その森でもない あの森でもなければ どの森でもない
こそあどの森 こそあどの森」

謎に包まれた不思議な森。そこには5つのユニークな形をした家があり、個性的な住人たちが暮らしています。

その住人の1人で物語の主人公的存在となるのが恥ずかしがり屋の少年スキッパー。ある日、スキッパーのところに一通の手紙が届いたところから最初の物語が展開していきます。手紙の差出人は、一緒に暮らしているけれど今は旅行中の博物学者バーバさんです。ダンボール箱の中には、手紙と一緒にポアポアという実(バーバさんが旅先のナンデモ島で出会った)が20個入っていました。
しかし、あいにくポアポアの実の料理法が書いてある手紙の箇所が雪で濡れてしまっていて、ところどころしか読めません。気になるのは、「    さんにたずねるとわかるでしょう」という部分。いったい誰にたずねれば料理法が分かるのでしょう?
そこでスキッパーは、次の日から、勇気を出して「こそあどの森」の住人1人1人を順番におとずれ、料理法をたずねて周ります。たずねられた人たちはそれぞれに知恵をしぼり、ゆでたり、炒ったり、焼いたり、たたいたり、呪文?!を唱えたり。しかしポアポアはびくともしません。

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(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

読者の声より

内気な男の子スキッパーが木の実の料理法を調べるために、森のみんなの家をまわるお話です。
人と関わることの楽しさを次第に感じていくスキッパーの微妙な気持ちの変化が、とてもよく表現されています。
そしてこの作品の面白いところは、お話の内容だけではありません。
森に住む人々の家が、どれも個性的で大変面白いです。
住人の性格も様々。
個人的にふたごのレモンとアップルのやりとりが、とても愉快で気に入りました。
(スキッパーにとっては、一番苦手なタイプだったかもしれませんけどね。)
人とのふれあいの温かさ、楽しさをしみじみと感じることのできる物語です。
(こりえ♪さん 30代・ママ 女の子2歳)

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=146 「こそあどの森の物語」シリーズ岡田淳さんインタビュー

9月16日 調べ魔のクンペイとマンガ家探偵が事件の謎を追う!

水曜日は『クンペイの探偵ノート(1) 消えたさかだち博士』

クンペイの探偵ノート(1) 消えたさかだち博士

小学4年生の丸森クンペイは、気になることに出会うと調べずにはいられない性格。情報を集めては、徹底的にメモを取るのだ。そんなクンペイが通う小学校で、とつぜん銅像が消えた。思わず調査をはじめると、行く先々であやしい男と出くわす。事件に関わっているとうたがうクンペイだが、実は探偵を名のるマンガ家で…。ぐうぜん出会ったふたりが、ごくフツーの町で起きるフツーじゃない事件の謎を追いかける読み物新シリーズ!!

9月17日 「えらばれしうら庭にみのりたる黄金の果実よ…」

木曜日は『山猫マルシェへようこそ(1) まほうのマーマレード』

山猫マルシェへようこそ(1) まほうのマーマレード

空き家になっていた田舎のおばあさんの家でくらすことになった悠一は、そこで、樹齢100年以上の夏みかんの木、ふしぎなネコ、おばあさんがのこした「まほうのマーマレード」とそのレシピに出会います。悠一は、おばあさんのマーマレードのおいしさに感動し、「まほうのマーマレード」やジャムを作ることにします。けれど、つくったものは街では売れませんでした。落ち込んでいると、ふしぎなことがおき… !?

「山猫マルシェへようこそ」シリーズ(現在2巻まで刊行、10月に3巻が発売予定)

9月18日 大事なのは今? それとも未来?

金曜日は『ダメダメ小学校 タイパわるいのダメですか?』

ダメダメ小学校 タイパわるいのダメですか?

「時間をムダにしたらダメ!」「友だちがいないとダメ!」。
親や先生、友だちはそう言うけれど、でも、それってホントにダメなのかな? なんでダメなんだろう? 

……そんなモヤモヤから、楽しいお話シリーズが生まれました!

「時間をどうつかうか?」という一大テーマに、児童書作家・松素めぐりさんが楽しいお話を書いてくれました。

将来を考えて、スケジュールも勉強もきっちりこなしているアリマと、いまこのときを楽しんでいるキリオ。

「理解できないものを調べる」というテーマの宿題が出て、アリマはキリオについて調べることに。

なぜ宿題をしないんだ?
放課後はなにをして過ごしてる?
ぼくのほうがちゃんとしているのに、なぜキリオのほうが人気者なんだ?

塾を休んでまでキリオにはりついて調べた、アリマの研究発表はどうなる…!?

見開きページごとに、大人気のイラストレーター・林ユミさんの描くかわいい挿絵が入り、楽しく読み進むことができます。

もちろん、すべての漢字にふりがなつきです。

いろんな「ダメ」をいっしょに考えて、笑って、楽しみたい「ダメダメ小学校」シリーズ(現在3冊刊行中)

9月19日 「学校一の落ちこぼれ魔女」のゆかいな物語

土曜日は『ミルドレッドの魔女学校(1) 魔女学校の一年生』

ミルドレッドの魔女学校(1)  魔女学校の一年生

カックル先生の魔女学校に、とんでもない生徒が入学しました。何事にも一生けんめいなのに、なぜか失敗ばかりしてしまうミルドレッド・ハブル。入学そうそう、「学校一の落ちこぼれ魔女」と言われてしまいます。ほうきは折るし、まじない薬はめちゃくちゃ。大切な行事もだいなしにしてしまい、とうとう学校を逃げ出しますが……。テレビドラマにもなった人気作が、新装版で登場です。

9月20日 金属の輪っかから幕が開ける冒険ファンタジー

日曜日は『テムズ川宝さがしクラブ(1) 川底のひみつの街』

テムズ川宝さがしクラブ(1) 川底のひみつの街

カーネギー賞受賞作家カチャ・ベーレンが贈る、
ライトな冒険ファンタジー!

ロンドンの女の子クレムと、
同じ団地に住むザラ、アッシュの
三人は、
〈テムズ川宝さがしクラブ〉の
メンバーだ。
テムズ川わきの博物館が主宰している
このクラブの活動は、川岸の泥のなかから
さまざまながらくたを拾うこと。
中には百年くらい前の
パイプやコインもある。

ある日、クレムが
金属の輪っかを拾うと、
マンホールや床のひび割れから
水があふれ、川は荒れ、
街に異変が広がる。
なぞめいた博物館長の
オズワルドさんに、
輪っかを川へ返すよう命じられ、
三人は魔法のマントで川底へ。
川底には、ロンドンとよく似た街が
広がり、たくさんの魚や貝など
水の生き物たちが暮らしていた。
でも、輪っかを「返す」といっても、
誰にどう返せばいいのか…。
三人は、巻き貝やウナギの海賊王に出会い、ピンチをむかえつつ、
ついに輪っかの持ち主をつきとめ…?

カーネギー賞受賞作家カチャ・ベーレンが贈る、 冒険ファンタジー「テムズ川宝さがしクラブ」シリーズ(全3巻)

小学生の秋の読書におすすめしたいシリーズ本、こちらもおすすめ。

読書の秋に、子どもも大人も時間を忘れて夢中になれる一冊を、ぜひ探してみてくださいね。

 

選書・文:秋山 朋恵(絵本ナビ副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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