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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】2026年中秋の名月は9月25日! 秋の夜に親子で楽しみたい「お月さまの絵本」

もうすぐ訪れる秋の楽しみといえば「お月見」ですね。絵本ナビでも8月後半に入るころから、お月さまの絵本に注目が集まりはじめています。
いつもそっと見守ってくれる「お月さまの絵本」は、おやすみ前の心穏やかな時間にぴったり。また「もしもお月さまと友だちになれたら…」という子どもたちの憧れをリアルに体験させてくれるのも、絵本ならではの魅力です。
2026年の今年は、特にお月さまの絵本の新刊がたくさん出版されている注目の年でもあります。今週は注目の新刊を中心に、深まりゆく秋の夜に親子で楽しみたい「お月さまの絵本」をたっぷりご紹介します。

2026年9月7日から9月13日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

9月7日 ほら見て、お月様が笑っているよ!

月曜日は『おつきさま ぽちゃん』(2026年8月刊)

おつきさま ぽちゃん

にこにこ ぽかぽか あったか~い♪
ほら見て、お月様が笑っているよ!

夜空に浮かぶ、まんまるでまぶしいお月様。
ぽちゃんと海に飛び込むと、
ころころすーいと転がって湖にぽちゃん。
今度はレストランのグラスにぽちゃん。
あちらこちらに飛び込んで、たどり着いたのは、
ほのみちゃんのおうちのお風呂で…。

黒と黄色のシンプルな構成が目にやさしく、心をやわらかくしてくれる、ぬくもりたっぷりのお月見絵本です。

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=317338
https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=317338

9月8日 となりの家に、月が引っ越してきたら!?

火曜日は『おとなりは おつきさま?』(2026年8月刊)

おとなりは おつきさま?

となりの家は、長く空き家のまま。ステラは、自分と同い年の友だちが引っ越してきたらどんなにいいかと夢見ていました。ある日、なんとそこに月が引っ越してきます。家はやさしい光で満たされ、ステラは月と友だちになりました。

けれど、月が空からいなくなったことで、世界中が大さわぎ! 潮の満ち引きは止まり、地球にも異変が起こり始めます。それでも、月は地上での暮らしをすっかりきにいり、庭づくりに精を出しています。やがてその居場所が世界中に知られてしまって――。

地球の生きものたちには、月が必要です。大好きな友だちにそばにいてほしいという気持ちと、みんなのために正しいことをしたいという気持ち。そのあいだでゆれながら、ステラは世界全体に目を向けることを学んでいきます。ステラは、月を空へ帰すことができるのでしょうか?

月と少女の、ちょっとふしぎな友情の物語。 巻頭・巻末には、月にまつわる科学ページも収録。自然への興味を広げ、科学への扉を
そっと開いてくれる絵本です。

9月9日 月を見上げた親子の会話から始まる科学の扉

水曜日は『おつきさまいただきます!』

おつきさまいただきます!

子育て世代に大人気の絵本作家・イラストレーター おおのたろう氏が贈る、やさしくて楽しい“月の絵本”。
夜空を見上げた親子の、何気ないひと言からはじまる物語。

「きょうの おつきさま バナナ みたい!」
そう言った子どもの目には、三日月がまるでおいしそうなデザートに見えたのです。
次の日、おうちの食卓には、「バナナが添えられた特製パンケーキ」が登場!
その日から、親子の「月のかたち」と「食べもの遊び」の楽しい日々が始まります。
月のかたちを見て、「今日は船みたい」「宇宙人かな?」と空を見上げる楽しみが、毎晩の習慣に。
さらに、絵本に登場する“月をイメージしたお菓子や料理”はお子さんとのクッキングにもぴったり。
可愛いイラストと心あたたまるストーリーの中で、「見上げる空」から始まる科学の扉が、そっと開かれます。
『おつきさま いただきます!』は、読み聞かせにも、知的好奇心のきっかけにもなる、親子で楽しむ“月の絵本”です。

巻末には、国立天文台 天文情報センター 室長・縣 英彦(あがた ひでひこ)先生による、やさしい月のQ&Aも掲載。
「月は何個あるの?」「月のかたちはなぜ見る日によって変わるの?」「月は夜にしか見えないの?」「月にウサギはいるの?」「人は月に行けるの?」「おつきさまはどうやってえきたの?」
…そんな素朴な疑問を、子どもにもわかりやすく1問1ページで丁寧に解説します。

読者の声より

おつきさまを、「いただきます!」ってどういうことでしょう?
ユニークな作風のおおのたろうさんですから、期待大です。
主人公のぼくが、おつきさまの形を見て、いろいろなアイテムを答えると、
なんと!おかあさんやおとうさんが、それにちなんだ料理を作ってくれるのです!
これはこれは、実に素敵なプレートばかり。
調理のヒントになりそうです。
新月でおつきさまが隠れていても大丈夫。
こんな手があったのですね。
家族全員で作る様子も素敵です。
しかも、巻末には、おつきさまについての科学的解説も。
意外な視点のおつきさま、たっぷりと味わいました。
(レイラさん 60代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)

9月10日 ちいさなゆびで、森や夜空にまほうをかけよう ♪

木曜日は『おつきさまのまほう』

おつきさまのまほう

イタリアのしかけ絵本   
スライド式の仕掛けを指で動かして遊ぶボードブック「ちいさな ゆびで」シリーズ
ちいさな ゆびで なにが できるかな?いろいろなことが できるんだよ。
もりに まほうを かけたり、おつきさまを まんまるにしたり、うちゅうじんと かくれんぼしたり…。はじめての絵本にもおすすめの一冊。
関連シリーズ:『あおいよるのゆめ』 『ようせいたちのもり』

「ちいさなゆびで」シリーズ、こちらも合わせておすすめです。

9月11日 お月さまが優しく見守る、おやすみ前に読みたい一冊

金曜日は『まるまるまるー』(2026年8月刊)

まるまるまるー

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―――寝る前のこの時間が、きっと宝物になる。

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日本人初の乳幼児睡眠コンサルタント・愛波あやさん原案
睡眠医学×心理学の知見から生まれた、毎晩読みたくなる新しい「おやすみ絵本」。

「今日うれしかったことを3つ教えて」「だいすきだよ」など、
寝る前に親子で話したいことや温かい声かけ、スキンシップが自然と盛り込まれ、
絵本を通して毎晩やさしい時間を持つことができます。
作絵は、『ぱかっ』(ポプラ社)などを手掛ける人気絵本作家・森あさ子さん。
心地よいリズムとやわらかなタッチで、毎晩くり返し読みたくなる一冊に仕上がりました。


【原案・愛波あやより(乳幼児睡眠コンサルタント)】
幼児期に「安心して眠れる習慣」を身につけることは、これからの成長を支える大切な土台です。どんなに忙しい日も、どんなにうまくいかなかった日も、最後は笑顔で「おやすみなさい」と言えますように。この絵本が、親子の大切な夜の時間に寄り添えたらうれしいです。

9月12日 ねえ、おつきさまをつかまえにいこう!

土曜日は『マギーとおつきさま』(2026年7月刊)

マギーとおつきさま

夜中に月があんまり明るいので目が覚めてしまったマギーは、愛犬のラフと一緒にお月さまを捕まえに行くことに。
木に登ったり、池に写った月を網ですくおうとしますが、どうしても捕まえることができません。
諦めて家に帰ろうとしますが、月が隠れてしまった夜道は真っ暗。やっと帰り着いた家の窓から見上げると、お月さまが再び姿を現し輝ていました。
マギーはお月さまは、空にいるのが一番なのだと納得しました。
絵本黄金期の名編集者アーシュラ・ノードストロムと、名作家シャーロット・ゾロトウに見出され、『ねえさんといもうと』の絵を担当してデビュー。その後50冊以上の絵本を描き上げたマーサ・アレクサンダーの日本未発表作品。黒鉛筆の濃淡で描かれた中に、唯一黄色く色付けされた月が印象的です。主人公のマギーの語りで綴られる幼児絵本。

9月13日 英語で味わう『おやすみなさい おつきさま』

日曜日は『おやすみなさい おつきさま GOODNIGHT MOON』

おやすみなさい おつきさま GOODNIGHT MOON

こうさぎがベッドに入って眠ろうというところ。部屋のなかに見えるもの、窓のそとに見えるもののひとつひとつに、「おやすみなさい」と語りかけ、ゆっくりと眠りについていきます。
「おやすみ くまさん」「おやすみ いすさん」・・・ 
ひとつずつ語りかけていくうちに、部屋は段々と暗くなっていきます。
アメリカではおやすみ絵本の大定番として、時代を超えて読み継がれるこの作品は、日本でも皇太子妃雅子様の幼少の頃の思い出の絵本として取り上げられるなど、長く人気を博しています。「おやすみ おへや」「おやすみ おつきさま」・・・と、語りかけていくと、読んでいる親も、読んでもらっている子どもも、ゆっくりと気持ちが安らいでいくのがわかります。おやすみのときに読んで聞かせてあげたい絵本です。

そして、この作品はぜひ「英語で読んでみて欲しい」絵本なのです。その理由は、英語の原書では、「Goodnight room. Gootnight moon.」といったように韻を踏んだ表現が随所にちりばめられていて、この音の感じがとても心地よいのです。「くまさん」と「いすさん」は、「bears」と「chairs」。「こねこさん」と「てぶくろ」は「kittens」と「mittens」。文章は平易で読みやすく、読む方も読んでもらう方も素敵な時間が過ごせることでしょう。

これまで英語版を読むには洋書を購入しなければならず、何の解説もない中で読んでいくしかありませんでしたが、このCD付き英語絵本『おやすみなさい おつきさま GOODNIGHT MOON』が出版されたことで格段に楽しみやすくなりました。CDには、英語と日本語、英語だけ、音楽ありなしなどのバリエーションのトラックが収録されていて、その本文内容(英語日本語併記)や楽しみ方の解説も付録のガイドブックに書かれています。日本語が、日本で発売されている『おやすみなさいおつきさま』と同じせたていじ訳なのも嬉しいところです。さらにボーナストラックでマザーグースのわらべ歌が収録されているのですが、「めうしがおつきさまをとびこす絵(The cow jumping over the moon)」や「kittensとmittens」など本作品にゆかりのあるわらべ歌なのです。

日本語版より大きいサイズの英語版絵本に、英語と日本語両方で読まれた朗読と音楽のCD、そしてガイドブックがついた本作品は、『おやすみなさいおつきさま』が好きな方と、英語に関心があるすべての方におすすめです。

(金柿秀幸  絵本ナビ事務局長)

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=86550
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents_old.asp?id=17 CD付き英語絵本シリーズ『おやすみなさい おつきさま GOODNIGHT MOON』発売記念インタビュー

読者の声より

緑の大きな部屋にあるものが次々と語られてい行きます。
絵を見ながら、それらを探していくのが楽しいです。
英語が初めてのお子さんでも絵を頼りに十分楽しめそうです。
カラーのページとモノクロのページが交互に出てきて、とても印象的です。
また、英語は、韻を踏んでいるんで声に出して読んでいて気持ちがいいです。
夜も更けてくると、カラーページの色がだんだん暗くなってきて、本当に眠くなってきそう。寝る前に読んであげるのにいいと思います。

CDには、マザーグースの曲も入っていてお得な感じです。
(ほかほかぱんさん 40代・ママ)

『おやすみなさい おつきさま』ロングセラーの通常版はこちら。

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選書・文:秋山 朋恵(絵本ナビ副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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