【受賞レビュー3選】読書が苦手な子に!読書感想文におススメの児童書!冒険、探偵、心の旅!
読書をしよう!感想を書いてみよう!読みもの3選
夏休み、新しい本との出会い。
絵本から読みものへ。少しの挿絵と文章を追うだけで、物語の主人公が頭の中で自然と動き出すようになると、どんどん活字が面白くなる、読書が楽しくなっていきます。そんな時を忘れるほど夢中になれる、読書体験がどっぷりできるのも夏休みだからこそ。費やす時間がまとめてとれる今が、読書の幅を広げるチャンスです。
だって、誰にも邪魔されずにひたすら主人公と一緒に冒険に出かけられるんですもの。是非とも、そんな読書体験をお子さんに経験させてあげたいですよね。物語の中で冒険もするのもよし!はじめてのミステリーを読むのもおススメです。ちょっぴり難しい事件を探偵気分で解決してみるのもいいかもしれません。
そして、いろいろな人の生き方や考え方に触れるのも大切。自分以外の人がどんな風に毎日を過ごしているのか、どんな家族がいて、どんな風に物事を考えているのか、そんな新しい世界に触れることができるのも読み物ならでは。夏休みの読書にピッタリの3冊をレビュー大賞を受賞したとっておきのレビューとあわせてご紹介します!
力じゃない、知恵でたたかった小さなバイキングに勇気をもらう!
北欧の荒くれもの、バイキングのお話と聞けば、どんな人物を想像しますか。
大きくて力強い恐ろしい海の男。そんな荒々しいバイキングが登場する物語の主人公が、まるで真逆の小さなひ弱な男の子だったらどうでしょう?しかも、力ではなく知恵を使ってたたかった小さなバイキングだったら?
世界中で人気を博した物語は、シリーズで展開し、アニメや映画にもなっています。日本では、1974年から1975年にかけて、テレビでアニメが放送され、ドイツでは、実写映画が2作品公開され今も根強い人気があります。
ご紹介する第1冊目『小さなバイキングビッケ』は、7つの短い物語があつまった本なので、読書が苦手なお子さんでも少しずつ読み進めることができます。また、「おやすみ前の 読み聞かせ」にもおすすめなので、北欧のバイキングになったつもりで親子で読み聞かせに挑戦するのもいいかもしれません!
【受賞レビュー】『小さなバイキング ビッケ』から
息子の毎晩の楽しみでした
6歳の息子と読みました。
1日1章ずつ。息子は、とても楽しく、毎晩楽しみにしていました。何が楽しいって、やっぱり船に乗って冒険にいくと想像すると、息子はワクワクするようです。船のオールや、帆にも興味津々でした。バイキングたちの、ちょっとおばかなやり取りや、ビッケの活躍する様子が楽しかったみたい。大笑いしていました。息子はちょっと怖がりです。なので、少し怖がりだけれど知恵のまわるビッケの勇姿に共感していたみたい。息子は6歳。幼年童話は何冊も読んでいましたが、今回、初めて少し長目の本に挑戦です。絵が少ないことも、少し難しい言い回しも、息子は初体験。でも、私が読んだ文を聞きながら想像する、という楽しさを知ったようです。本好きに育ってほしいなあ。せっかくなので、当時のフラーケ地方と、バイキングたちの冒険した場所の地図が載っていたらもっと楽しかったなあ。
トゥリーハウスさん 40代 ママ 東京都 男の子6歳
ミステリーは日常の中に。パンケーキが大好きな名探偵ネートになりきる!
やり手の名探偵には決まり事が必ずある。
まずは探偵なんだからお決まりのファッションでバチッときめて、気合も入ります。仕事で少し留守にするので、ママには置手紙も忘れません。もちろん、毎回食べる大好物も決まってます。なにからなにまで大人顔負けの「めいたんていネート」。ユニークな仲間たちからの依頼を受けて、まずは探偵の基本。依頼人の聞き込み調査からはじまります。読みだすととまらない面白さ。はじめてのミステリーはこれでなくっちゃ。
【受賞レビュー】『ぼくはめいたんてい(1)きえた犬のえ(新装版)』から
親子2代で読みました!
レビューコンテストをみて、懐かしい気持ちになりました。
私が小学生の頃読んだ本。思わず娘にも、これ面白いよとプレゼント。ネートといっしょになぞを解決していく感じが、読み手をわくわくさせます。ちょうどいい感じで、すてきな挿し絵もあって、それがこの本の世界をより深く楽しさを感じさせてくれます。読み出したら他のシリーズも絶対読みたくなること間違いなしの本です。パンケーキもおいしそう!
うめちびさん 30代 ママ 富山県 女の子6歳、男の子3歳
音楽一家に生まれた「ぼく」が両親以外の大人を知って成長していく
『ぼくのなかのほんとう』は、『のっぽのサラ』(ニューベリー賞受賞)で有名なアメリカの作家、パトリシア・マクラクランが書いた物語。人間の心の豊かさや家族をテーマにした作品を多くうみだしています。忙しい音楽家の両親、ひとりっこのさびしいぼく。そんな「ぼく」に両親はイヌをもらってくれますが、夏には「ぼく」をおいて長期の演奏旅行へ。両親にかわって夏の間、仲良しのイヌのエリーと「ぼく」は、祖母マッディに預けられます。両親以外の大人と接した「ぼく」の心の変化が瑞々しく表現されています。子どもも大人も楽しめる一冊です。
【受賞レビュー】『ぼくのなかのほんとう』から
ポカポカした本です
私は、海外の本に苦手意識があったので、最初母にこの本を進められたとき、私にも楽しく読むことができるだろうかと正直不安でした。ちょっとわかりにくいところもあったけど、読んだ後、心がポカポカしました。私がこの本の中で1番素敵だなと思ったところは、エリーが沢山の動物に囲まれているところです。何よりも文章がとてもきれいでした。読んでいるだけで、自分もその場所にいるような感じがして、なんだかとてもうれしかったです。
私は、挿絵も大好きです。どの絵もとっても温かく、このお話に凄く合っていました。きっとどの世代の人でも楽しめる1冊だと思いました。(14才の娘自身の感想です)
アイカさん その他の方 福岡県
絵本から読み物へ。
世界が一気に広がり、無限の可能性を感じられる児童書の世界。感じる心を育てる手助けをしてくれます。夏休みだから、絵本から読み物へ挑戦してみてください。特に一気に読めるシリーズものがおススメです。読破することが読書の楽しみとやり遂げた子どもたちの自信にもつながりますよ。
ただ今、絵本ナビではレビューコンテストは絶賛開催中です!レビューを投稿してみましょう。自分の感想を自分の言葉で表現する楽しさを実感できるチャンス。気軽に投稿してみてくださいね。
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