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子どもへ贈る誕生日メッセージのポイントは?文例や伝え方を紹介

年に一度、主役になれる誕生日は、子どもにとって楽しみなイベントのひとつでしょう。

 

プレゼントやバースデーケーキはもちろん、お祝いのメッセージを書いて贈るとより喜んでもらえます。

 

本記事では、子どもに贈る誕生日メッセージを書く際のポイントや文例を紹介します。幼児、小学生、中高生以上に分けて誕生日メッセージの例を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

子どもに贈る誕生日メッセージを書く際のポイント

まず、誕生日メッセージを書くときの4つのポイントを紹介します。

年齢に合わせてひらがなでわかりやすい言葉を使う

就学前の子どもに誕生日メッセージを贈る場合、ひらがなでわかりやすい言葉を使って書くように心がけましょう。喜んでもらえるだけでなく、メッセージを「自分で読めた」という達成感が子どもの自尊心を育みます。

 

なお、文部科学省が公表する「幼児教育、幼小接続に関する現状について」によると、年少児から年長児の男女のうち、かな文字を読める割合は下記のようです。

年齢層年少児 年中児年長児
男子58.4%81.9%92.1%
女子70.0%89.7%97.7%

また、絵本が好きな年齢の子どもであれば、「キラキラ」や「らんらん」といったオノマトペや繰り返し言葉を使って、楽しく読めるようなメッセージにするとよいでしょう。

子どもの成長をほめる

誕生日にメッセージを贈るなら、子どもの成長や頑張っていることをほめてあげましょう。

 

お母さんやお父さんなど身近な家族からのほめ言葉は、子どもの自己肯定感を高めるために欠かせません。「頑張っているね」や「応援しているよ」という親からのメッセージで、子どもはさらに努力したりチャレンジしたりできます。

 

子どもをほめるメッセージを書くときは、下記のポイントをおさえておきましょう。

 

・結果ではなく過程をほめる

・具体的にほめる

 

よい結果だけをほめると、子どもは「失敗はだめなもの」と考えてしまいます。「毎日たくさん練習したね」や「自分で考えて工夫できたね」など、努力の過程を具体的にほめることが大切です。

子どもに対する感謝の気持ちや愛を伝える

子どもに対して感謝の気持ちや愛を伝えることが大切です。子どもへの感謝を感じる瞬間としては、子どもの笑顔や寝顔、成長が見られたときなどが挙げられるでしょう。

 

普段、子どもに伝えられていない「ありがとう」や「愛している」という気持ちを、メッセージに残してみましょう。

子どもの夢や目標を応援する

子どもに夢や目標があるなら、ぜひ応援するメッセージを贈りましょう。

 

子育てにロールモデルがない時代となった今、多くの親が「子どもの意思を尊重し、いろいろトライさせたい」と考えています。

 

子どもを監督するのではなく、夢や目標に向けてサポートすることで、子どもの「好き」や「個性」を伸ばせるでしょう。

子どもに喜ばれる誕生日メッセージの文例

ここで、幼児・小学生・中高生以上の子どもに向けた誕生日メッセージの文例を紹介します。子どもへ贈る誕生日メッセージを書く際の参考にしてみてください。

幼児の場合

かな文字を読めるようになった子どもにメッセージを贈る場合、わかりやすい言葉を使って、ひらがなで書きましょう。

 

・○○ちゃん、おたんじょうびおめでとう!いつもママのおてつだいをしてくれて、ありがとう。とってもたすかっているよ。ママもパパも、○○ちゃんのにこにこわらったおかおがだいすきだよ。

 

・〇〇くんへ、4さいのおたんじょうびおめでとう。〇〇くんは、しんかんせんやでんしゃがだいすきだね。いろいろなのりものがあること、ママにおしえてくれてありがとう。またママといっしょに、でんしゃにのっておでかけしようね!

 

小さな子どもの場合、親の手伝いをやりたがる子は多いと思います。また、乗り物や動物などに指差しをしながら「あれは〇〇だよ」と教えてくれることもあるでしょう。そんな子どもに対して「ありがとう」の気持ちをメッセージに込めて贈りましょう。

おたんじょうびおめでとう

おたんじょうびおめでとう

クマさんが やってきたよ。
なんだか たのしそう。
フルートの れんしゅうだって。
なんのきょくを ふいているのかな。

ページをめくると、いろんな動物が楽器を練習しながら現われます。みんなどこかに向かっています。どこへ行くのでしょう。
各ページにある音符の1つを押すと、フルートやギターなどの美しい音色が流れます。
最後には、みんなで「ハッピーバースデー」の大合奏。ケーキの上のろうそくが光るのも楽しい!
バースデーカードもついていて、おたんじょうびのプレゼントにぴったりです。

ももんちゃんのポップアップえほん おめでとうのももんちゃん

ももんちゃんのポップアップえほん おめでとうのももんちゃん

きんぎょさんがぴょーん、さぼてんさんが「どっこいしょ」ってとびだした! サボテンさんもちくちくすたすた。おばけさんもどろどろどろん、みんなでおでかけです。みんなによばれて出てきたももんちゃんは、大きなプレゼントをかかえているよ。

人気シリーズがポップアップ絵本になって登場です! お誕生日カード付。

小学生の場合

小学生になると、宿題だけでなく習い事や塾に通い始める子も増え、毎日を忙しく過ごすようになります。誕生日には、「いつも見守っているよ」や「大好きだよ」という気持ちをしっかり伝えましょう。

 

・おたんじょう日おめでとう!毎日、ピアノを一生けんめいにがんばっているね。お母さんとお父さんは、〇〇ちゃんをいつもおうえんしているよ。次のはっぴょう会もたのしみにしているね。

 

・〇〇君、おたんじょう日おめでとう。いつも、お母さんの買いものを手伝ってくれてありがとう!これからも、やさしくてかっこいい〇〇君でいてね。〇〇君は、お母さんとお父さんの宝ものだよ。

 

また、漢字を習い始めた子どもにメッセージを書くときは、学校で習った漢字は使うように心がけましょう。

中高生以上の場合

中高生以上になると、家族よりも友達と過ごす時間の方が長い場合も少なくありません。普段伝えられていない、感謝やエールをメッセージにして贈りましょう。

 

・〇〇、お誕生日おめでとう。毎日遅くまで勉強や部活を頑張っている姿をみて、感心しています。無理はせず、学生生活を目一杯楽しんで!お母さんとお父さんは、いつでも〇〇の味方なので、困ったことがあったら相談してね。

 

・お誕生日おめでとう!小さかった〇〇が、背もぐんと伸びて頼もしくなって、お母さんもお父さんも嬉しく思っています。部活の大会や受験勉強もあって、毎日忙しいと思うけれど、夢に向かって頑張ってね!

 

受験や就職が近づくため、具体的な夢や目標をもっている子もいるでしょう。「頑張れ!」という応援メッセージはもちろん、「無理はしないで」や「相談してね」などの寄り添う言葉もよいでしょう。

子どもの思い出になる誕生日メッセージの贈り方

大人になっても、子どもの頃の誕生日の思い出は大切ですよね。子どもに「嬉しかった」と思い出してもらえるような誕生日メッセージの贈り方を紹介します。

子どもが好きなキャラクターのメッセージカードを使う

1年に1回の大切な誕生日には、子どもが大好きなキャラクターが描かれたバースデーカードを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

マスキングテープや画用紙、折り紙などを使えば、誕生日カードを手作りできます。心を込めて作ったカードとメッセージは、子どもにとって大切な思い出になるでしょう。

 

また、雑貨店などには、メロディ付きのカードや立体的で光るカードもあります。子どもの成長記録を書き込める絵本などもあるため、活用しましょう。

ノンタンバースデイブック

ノンタンバースデイブック

ノンタンからのプレゼントのふしぎな卵が逃げだした。卵を追いながら、手形や身長、体重を書き入れたりして作る自分だけの絵本。

フォトブック・アルバムを作って贈る

子どもの頃に体験した忘れられない思い出として、家族旅行や誕生日のことを思い浮かべる方も多いでしょう。

 

家族と過ごす特別な時間は、子どもだけでなく親にとっても大切な思い出です。お出かけやイベント時に写真を撮り、アルバムを作っておくと見返したときに楽しかった思い出を振り返ることができます。

 

旅行はもちろん、日常の写真も含めてフォトブックやアルバムにして、誕生日メッセージと一緒に渡してみてはいかがでしょうか。

じぶんでつくる6さいまでのアルバム 新版

じぶんでつくる6さいまでのアルバム 新版

生まれたときから6歳まで、あなたはどんなふうに大きくなったのかな? お家の人に聞きながら、絵を描いて、写真をはって、世界中でたった一冊、あなただけのアルバムを作って見ませんか?

Baby Book(ベビーブック)

Baby Book(ベビーブック)

子どもを授かってからの日々をゆっくりじっくり記録するアルバムです。
詩やイラストに導かれながらスクラップブッキングすることで、世界に1冊の作品が完成します。

ベビーブックとは...
第一次世界大戦以前から1900年代中頃までに欧米で普及した育児日記とアルバムの中間のような本。
生まれてから3歳頃までの成長の記録を、写真とともに完成させていく本です。
日本でも戦前からあり昭和初期に普及したといわれています。
 

メッセージと一緒に誕生日プレゼントを渡す

何歳になっても、誕生日プレゼントを貰う瞬間は嬉しいものです。

 

また、喜ぶ子どもの姿を見たいという気持ちで誕生日プレゼントを考えるのは、どの家庭にも共通しているでしょう。普段から子どもの興味や関心のあるものについてよく観察しておくことが大切です。

 

心を込めて選んだプレゼントにメッセージカードを添えれば、子どもにとっても嬉しい思い出になるでしょう。

たんじょうび おめでとう!

たんじょうび おめでとう!

「プレゼントは なにかな?」1さいの誕生日をむかえた森の動物たちは、それぞれが、一番欲しかったものをプレゼントされます。その夜、みんなそろって「どうも ありがとう」とお礼の歌を歌いました。誕生日プレゼントをもらった動物たちの喜びと「ありがとう」の気持ちがあふれる美しい絵本です。カバーをとると裏表紙に宛名を記入できる欄があり、誕生日の贈り物にぴったりです。

子どもに贈る誕生日プレゼントの予算やおすすめアイテムについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

子どもの誕生日には素敵なお祝いメッセージを贈ろう

子どもへの誕生日メッセージを書くときは、年齢や成長段階に合わせて内容を考えましょう。

 

また、誕生日メッセージを贈るのは、子どもへの感謝の気持ちや愛を伝えるチャンスです。「産まれてきてくれて、ありがとう」や「いつも応援しているよ」など、面と向かってはなかなか伝えられないことをメッセージに残しましょう。

 

親からの気持ちがこもったメッセージカードは、子どもにとって大切な思い出になります。

 

子どもの誕生日祝いに何をするか悩んでいる方は、下記の記事も参考にしてください。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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