【おはなし会でおすすめ】言葉の音を楽しむ、盛り上げ上手な絵本
おはなし会が決まったら、欠かせないのが絵本の選書。楽しくもあり、一苦労でもある作業です。
この記事では、絵本ナビスタッフ・セトグチが実際におはなし会で読んだ絵本の情報を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
おはなし会・読み聞かせの1冊目に!こどもたちの興味をグッと集める絵本に出会いました!
おはなし会は、掴みの一冊目がとっても重要。盛り上げてスタートするのか、静かにスタートするのかで、その日のおはなし会の雰囲気が変わります。
いろいろなパターンができるよう修行中ですが、やっぱりセトグチのお得意は盛り上げる方。新たに盛り上げ上手な絵本を見つけたいなーと思っていたところ…出会ってしまいました。
「すこやかあかちゃんえほん」シリーズのこの絵本。赤ちゃんと音のひびきやリズムを楽しむのにぴったりのボードブックなのですが、年齢問わず楽しめる絵本なんです。
登場する絵はたくさんの「もも」と、言葉は「も」のみ。ページをめくれば、おいしそうなももが1つ。次のページをめくれば、2つのももが並んで「もも もも」。どんどんめくると、ちっちゃなももやでっかなもも、転がったりぷかぷか浮いたり、とにかく目まぐるしくいろんなももが出てきます。
初めて読んだとき「こりゃ盛り上がるぞ」と直感で思いました。そして実際におはなし会で読んでみると…やっぱり盛り上がったのです。
コツは、自分が一番楽しむこと。早口言葉のイメージで、「私の後に続いて、真似して言ってみてね。」と前置きをしてから、思う存分、各ページの「もも」を堪能すればいいんです。
表紙だけでもたくさん遊べるんですよ。例えば高い声で「ももも〜!」と言ってみたり、太くで低い声で「もーもーもっ」と言ってみたり。「も」しか言わないのに、読み方を変えるだけでどんどん展開していきます。
おはなし会での参考情報
セトグチが実施したおはなし会の情報をご紹介します。目安として、ご参考にしてみてくださいね。
●読み時間・・・1分~。読み方次第で長くも短くもコントロールすることができます。いざという時の時間調整としても、持っておくと心強い一冊です。
●参加者の対象・・・おはなし会では小学校低学年~中学年向けに選びましたが、赤ちゃんはもちろん、年齢の大きいお子さまも楽しめると思います。
●プログラムの組み合わせ・・・プログラムの一冊目に読むことが多いです。リフレッシュタイムとして中盤に読んだり、時間調整として締めに読むのもいいかもしれません。
瀬戸口あゆみ(絵本ナビスタッフ)
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