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注射嫌いな子どもを応援!痛いけど、怖いけど、嫌だけど…がんばれ!注射の絵本

だんだん寒くなってきて、本格的にインフルエンザが流行するシーズンも近づいてきましたね。予防接種をしておけば、いざインフルエンザにかかってしまっても、症状がかるく済むということで、今の時期は予防接種を予約している方も多いのではないでしょうか。

そしてその反面、「痛いし怖いし、できれば注射は受けたくない!?」と思っているお子さんも多いことでしょう。親にとっては、泣いて嫌がる子どもを病院に連れて行くのも大変ですよね。

 

そうはいっても、予防接種は子どもの命を守るため、公衆衛生のためにもとっても大切なもの。

そこで、お子さんが注射に前向きに挑めるような「注射は痛いだけじゃないんだよ!」と、視野を広げてくれるような絵本をご紹介します。

注射、予防接種をテーマにした絵本

まずは、「予防接種」「注射」をテーマにした絵本をご紹介します。

お子さんの好みに合わせて、選んでみてくださいね。

注射嫌いが治る!?絵本

ちゅうしゃなんかこわくない

今日は予防注射の日だけど、ぼくは注射がだいっきらい。どうせ注射をするなら、痛くない注射がいい……
そんなぼくの気持ちは、体をぬけだした! 不思議で楽しい!注射嫌いが治る絵本。

嫌がらずに打てるかな?
『ぼくのえんそく』と同じコンビなので、どことなく内容も『ぼくのえんそく』を彷彿とするところがあります。

注射がいやだという意識が霊のようにふわふわと逃避してしまう様が何とも言えず、本当に嫌なんだということが伝わってきます。

息子は注射は仕方なく打つものと、この頃では観念しているようですが、本当に注射嫌いの子に読んだらどうなんでしょうね。

自分だけでないと思うのか?それでもいやだと思うのか?

この絵本のように、一瞬ですむ小さな痛みの注射だったらどんなにいいかなと、子どもの頃を思い出しながら私は読みました。

病院の待合室なんかにこの本があったらどうなんだろう?

嫌がらずに打てるのかな?

嫌なものでも、仕方がないと思えるようになるのは、ある意味子どもの成長でもありますね。

どんなシュチュエーションで、どんなお子さんに読んであげるのが興味のつきない絵本だと思いました。
(はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)

みみちゃんと一緒に、がんばろう。そんな気持ちになれる絵本

つぎはわたしのばん

お医者さんの診察室の前に、緊張したかおの動物たちがずらーっと並んで順番を待っています。
くまのごんたくん、わにのがぶりくん、きつねのこんきちくん、たぬきのぽんたくん、いぬのわんすけくん、ぶたのはなこちゃん、かえるのぴょんたくん、かめののろきちくん、そして・・・うさぎのみみちゃん。
くまのおじいさん先生はとってもやさしそうなのに、なぜみんな心配そうなのかというと、かぜの「よぼうちゅうしゃ」をしにきているからなのです。

「いちばんのかた、どうぞ!」
診察室から出てきた一番手、らんぼう者のごんたくんの目の涙を見たみんなはふるえあがります。
「つぎのかた、どうぞ!」と呼ばれて次々診察室に入るけど、みんなこわくてちゅうしゃをすることができません。
とうとう、みみちゃんのばんがきて・・・。

「つぎはわたしのばん・・・」「つぎはわたしのばん・・・」
そう思って待っているときってドキドキしますよね。そう、しんぞうがはれつしそうなくらい!
子どもたちは、みみちゃんの気持ちになって、ドキドキ。
横で見守る大人は、ほほえましさとかわいらしさでドキドキ。
いもとようこさんの本は、まさに「親子のための絵本」なんです!
動物たちのふわふわあったかそうな毛並みと、ほんわかした読後感。
秋冬の親子にちょうどいい一冊です。

分かります
注射がテーマです。

順番待ちしてる間はいろいろと考えて

怖さが強まりますね。

しかもみんな逃げ回って注射をしないで

診察室から出てくるから、ますます怖いなと

感じてしまう気持ちが伝わりました。

一番おとなしそうなうさぎがあっさりと

注射を終えたので、みんなもなんとか頑張れる

そう思えるのも子供らしくてかわいいです
(ジョージ大好きさん 30代・ママ 男の子6歳)

注射は、怖くない!?

かえるのよぼうちゅうしゃ

かえるむらのかえるたちは、予防注射を受けることになりましたが……。注射はこわくなんかないんだよ、ということをやさしく楽しく伝えます。

がま先生 予防注射ホントにいたくないの?
 「ちょっと チクッとしますよ」注射を受けるときに先生が言うことばです
でも がまんがまんと 注射を受けるのですが・・・・・

子ども達にとったら 注射は痛いから苦手ですよね
かえるむらでも 予防注射   ずらりと並んでる
まあ いろんなかえるがいること   しゃべくりかえるはものしりなんだ
でも やっぱり いざ 注射器をみると 怖くて 二の足を踏みますよね

がませんせいは、 予防注射を受けずに 病気になったら・・・・熱は出るし、お腹は痛いし何より 太い注射をしなければならないのですと  おどした がませんせい 
さすが 子ども心を熟知してる~
 「ちょっとの がまん」

がませんせいは  予防注射の名人かな?

子ども達に読んであげるのいいかも

ちょっとの がまん!   
(にぎりすしさん 60代・その他の方 )

注射の必要性がわかる絵本

どきどきよぼうちゅうしゃ

だれだって注射はきらい。でも元気なときにする注射があります。予防注射です。予防注射をする意義を教えます。

ちゅうしゃは嫌い。でも・・ 
この物語はりこちゃんが、はしかの予防接種をするお話です。その日の朝、りこちゃんはとても憂鬱な気分で朝のおでかけの準備をします。だって、今日は嫌いな注射をしなければいけないから。注射を恐がるりこちゃの気持ちが丁寧に描かれています。
小児科にいったりこちゃん。先生はりこちゃんに対して、丁寧に注射の必要性を話してくれます。注射は嫌い。でもその必要性も分かって小児科をあとにするのでした。注射は誰でも嫌いなものですが、その恐さのイメージを少しでも和らげてあげるためにこの物語は有効的だと思います。絵もほのぼのタッチで、りこちゃんの子供心がとてもよく表現されてます。 
(ななみやさん 20代・大阪府大阪市  女2歳)

みんなが大好きなノンタンも、注射をがんばります!

ノンタンがんばるもん

子どもたちが苦手なものとして「病院」がありますよね。
病院にいけばお医者さんや注射が怖くて泣いている子どもたちをよく見かけます。
大人だって怖いんですから、当然ですよね。
でも困ったことに、子ども達は本当によく怪我をするし病気にもなるんです。
しょっちゅう通っている子だってたくさんいますよね。

そんな子どもの気持ちをよく知っていたのがキヨノサチコさん。
子どもたちが注射なんてへっちゃら、手術だってこわくない!と思えるような、
読めば勇気がわいてくるようなお話を、ノンタンを主人公にして描いてくれたのがこの絵本なのです。

ノンタンは大好きなブランコに乗っていて、耳がちぎれちゃうほどの大けがをしてしまいます。
大変、大変!
病院に運ばれたノンタンですが、耳を治すためにはまず注射を打たなくてはなりません。注射が大嫌いなノンタンは逃げ出そうとします。
でも・・・みんなに励まされて勇気を出すのです。
「ぼく、がんばるもん!」
かっこいいよ、ノンタン!がんばったね、ノンタン。
治療は無事に終了、ノンタンはすっかり元気になります。

やんちゃでいたずら好き、元気いっぱいのノンタンはまさに等身大の子どもの姿。
だからこそ、ノンタンはみんなの人気者なのです。
そんなノンタンが頑張る姿は、きっとみんなの応援になっているはず。
がんばれ、子どもたち!

 

ノンタンがんばるもん

ひとごとじゃないよね... 
ブランコで調子にのってたかくこいでいたノンタンが、大怪我をしてしまう...というはじまりを見て、私と娘は顔を見合わせてしまいました。ちょうど前の日に、「立ちこぎ」の練習をしていてブランコからおちたところだったからです。幸い娘は手をすこしすりむいただけで済んだのですが、ノンタンは耳がちぎれかけてしまう大怪我です。注射をがんばるお話だとばかり思っていたら、その注射は麻酔だったんですね。カバの看護婦さんが陽気に注射のことを説明してくれるのですが、読んでいる私のほうまで「そんな明るくしてる場合ではないのでは...」と不安になるくらい痛そうで、はやくはやく治療してあげて!!と思ってしまいました。包帯がはずれても傷跡がまだ残っていた最後のページのノンタンが痛々しくて、ちょっと胸が痛みました。 
(サラミさん 20代・兵庫県芦屋市  女3歳)

病気の子どもたちの様子を描いた絵本

病気になったら、どうなるの?

注射の必要性を話す上で、「それじゃあ、病気になったらどうなるの?」という説明は欠かせません。

そこで、病気の子どもたちの様子を描いた絵本をご紹介します。

こどもクリニック院長の監修と解説付き!

かぜひいちゃったかな?

急なお熱でもあわてないで!
澤田こどもクリニック院長 澤田雅子先生の監修・解説つき!

ロザリーは風邪をひいてしまったみたい。お熱もあるし、鼻水もたくさん出てきます。お医者さんがやってきました。風邪のときに親子で読みたい絵本です。解説では、自宅でできるホームケアについても触れています。
 

こどものおねつは、とっても心配
こどものおねつは、とっても心配です。
この絵本のロザリーちゃんも、まだおむつをしている赤ちゃんですね。
電話で相談したり、ホームドクターが、症状に応じて
往診してくださるのは、とても有り難いです。
ぬいぐるみさんが横で、同じように色々している様子や
ロザリーちゃんの目がとてもかわいいのが印象的な絵本です。
巻末に、アドヴァイスも載っています。

(capellaさん 60代・じいじ・ばあば )

風邪のときの症状をリアルに描く

びょうきのブルンミ

「まあ、すごいねつだわ おいしゃさんをよばなくちゃ!」ふたりでピクニックへ行く日の朝、くしゃみのとまらないブルンミをだきかかえるとアンニパンニはいいました。さあ、アンニパンニの献身的な看病にブルンミの熱は下がるのでしょうか?

 

びょうきのブルンミ

描写がリアル!病気がちな子にお薦め 
6歳の息子は病気がちなので、病気の出てくる本が大好きです。特にこの本は、病気のときの様子が丁寧に、現実に近く描かれているので親近感が持てるようです。起きたくなくて、ごはんも食べたくなくて、くしゃみがでる時は、風邪なんですよ!と子供に教えてくれているようです。病院に行って、処方箋をもらって薬を買って、熱が下がってもしばらくは部屋で遊んで、最後は治ったかどうかお医者さんに見てもらわなくちゃ。本当にそのとおりです。熱さましに水風呂に入る習慣についてですが、息子がかかっている小児科のお医者さんが「本当に熱を冷ましたいなら、氷枕なんかより、どこかの国のように水風呂に入ったほうがまし」と言っていたのを思い出します。本当なんですね。やってみようかしら。 
(ホートンさん 30代・愛知県小牧市  男6歳、女5歳)

インフルエンザになったら、体の中はどうなってるの?

よーするに医学えほん からだアイらんど インフルエンザ編

インフルエンザのしくみがわかる「あらしのよるに」のきむらゆういちが考えた楽しいしかけがいっぱいの医学絵本。
ひとのからだの中は、ひとつの国と同じようです。からだの中を国にたとえて、探検してみましょう――。

 

今の時期に
このお話は、人がインフルエンザにかかったら体の中の細胞たちがどうやってウィルスを退治するかを描いたお話でした。うちの子は体の中を口から順番にめぐってウィルスと戦う様子がとっても気に入っていました。多分、今度風邪をひいた時はこのお話を思い出すでしょうね。
(イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子6歳)

子どもにとって身近な下痢とおう吐を描いた絵本

ゲーとピー

どうして吐いたり、下痢をしたりするのかな? そのとき体の中はどうなっているの? ユーモラスな文と絵で、予防法、治療法とともに体の働きの素晴らしさを伝えます。

子どもは興味津々
4歳の娘が図書館で選んだ絵本です。面白くないのでは、と思ったけれど、絶対借りる、というので借りてみました。

女の子がゲーをして、幼稚園を休んでお医者さんにいく、するとお友達の男の子はピーをして、同じお医者さんにやってくる、というストーリーの中で、下痢と嘔吐の症状を、先生から子どもたちちお話しするので、子どもも楽しんで読めるのだと思います。



一度読んだらおしまいだろう、と思っていたのに、娘は何度も読んで~。身体のしくみを知ることは子どもにとっても楽しいことのようです。大人にもわかりやすいのでおすすめです。



絵本を借りてきた日の夜から、下の1歳の息子がゲーとピーに・・・偶然?!
(澄友ママさん 30代・ママ・茨城県水戸市 女4歳、男1歳)

健康診断・歯科検診の大切さを描いた絵本

日ごろの健診の大切さ

病気を予防するためには、日ごろからの健診もとても大切です。

でも、子どもは「元気なのにお医者さんに診てもらうのはなぜ?」と疑問に思うかもしれません。

そんなお子さんと一緒に、健康診断の大切さを絵本を通して学んでみてくださいね。

からだにもしもし

どこも痛くないのに、どうしてお医者さんはからだを調べるのだろう。健康診断のたいせつさを楽しい絵で紹介。

内科検診の前に
幼稚園でも内科検診を嫌がる子は多いです。お医者さんも見ただけでなく子もいます。やはり、注射されるのかと思うようです。そんな時活躍するのはこの絵本だと思いました。「からだをもしもしするだけだよ」というのはとても子どもにわかりやすいし、内科検診の大切さも理解できると思います。保育者には検診の前日や直前に読み、お父さん・お母さんには検診の前日に読んであげることをおススメします。きっと子どもは安心して診断を受けられるでしょう。また、うちの娘のように単にお医者さん好きの子にも楽しめる1冊です。
(かっぴーさん 30代・せんせい・埼玉県東松山市 女3歳)

歯科検診も大切!歯医者さんを身近に感じられる絵本

歯医者さんへいく

お医者さんや歯医者さんのようすや、通院の大切さなどを、しかけをとおして楽しく子どもたちが学ぶことができます。

 

知ってびっくり!歯のひみつがわかる絵本 3.歯いしゃさんはこわくない

歯に関する正しい知識がよくわかる絵本のシリーズ。

『歯いしゃさんはこわくない』では、診察室のいろいろな道具や器材の名前と役割、「キュイーン」「シャー」「ゴボッゴボッ」といういやな音の正体、どんなふうに治療しているのかを紹介します。

上を向いて台にのり、口を開けて目をつぶっているから、よくわからないことを知れば、歯いしゃさんに行ってもへいきです。

予防接種が漫画でわかる(小学生向け)

予防接種の発展に大きく寄与した日本人がいることを、ご存知ですか?

その名も、北里柴三郎。

そう、2024年頃に発行が予定されている新しい千円札に描かれる偉人です。

少し大きいお子さんは、北里柴三郎の伝記を読むことで予防接種が発展してきた歴史を知ることができて、より一層予防接種の大切さを実感できるかもしれません。

コミック版 世界の伝記 北里柴三郎

ドイツ留学中に破傷風の毒素に対する免疫抗体を発見し血清療法を確立し、予防医学の基礎を築いた世界的な細菌医学者、北里柴三郎の偉大なる功績を紹介します。

新鮮な人物に思える!!
世界的な細菌医学者である北里柴三郎氏の生涯が漫画で描かれた伝記本です。
漫画なので小学生にも読みやすく敷居高くならずに手に取れるのも魅力的ですね。
伝記本もその焦点となる人物が新鮮にも思えるこちらのシリーズです!!
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)

予防接種は「痛くて怖い」だけじゃない!

注射を怖がる子どもの心を代弁してくれる絵本から、予防接種の歴史や意義を解説してくれる絵本まで。

子どもたちの健やかな成長のために、痛いけど、怖いけど、泣いちゃうかもしれないけど、がんばれ!の気持ちを込めて、お子さんと一緒に読んでみてくださいね。

編集協力:洪愛舜(編集者・ライター・絵本作家)

掲載されている情報は公開当時のものです。
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