絵本ナビスタイル トップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   絵本ナビニュース2021   >   ペク・ヒナ作『お月さんのシャーベット』夏の夜のひんやりあま~いファンタジー6月発売
絵本ナビニュース2021

ペク・ヒナ作『お月さんのシャーベット』夏の夜のひんやりあま~いファンタジー6月発売

夏の夜のひんやりあま~いファンタジー

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=165911

ブロンズ新社から、翻訳絵本『お月さんのシャーベット』(ペク・ヒナ 作/長谷川 義史 訳)が、6月3日(木)に発売されました。

本書は、「2020年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞したペク・ヒナさんの初期の作品で、紙で作った人形とミニチュア模型で全編を構成した絵本です。2010年に韓国で出版されて以来13万部を突破し、中国、台湾でも翻訳されています。寝苦しい真夏の夜に起きたファンタジーのお話、長谷川義史さんの軽快であたたかい大阪弁の訳でお楽しみくださいね。

お月さんのシャーベット

真夏の夜のこと―― えらいこっちゃ、お月さん、とけてはるがな。暑くて暑くてねぐるしい夜、どの部屋も窓をしめて、エアコンびゅんびゅん、扇風機ぶんぶん。あまりにも暑すぎて、ついに、お月さんがとけだした。おばあさんはたらいにしずくをうけとめ、ひんやりあま~いシャーベットをつくります。ペク・ヒナが贈る愛のファンタジー世界。

書籍紹介

『お月さんのシャーベット』
・著者:ペク・ヒナ 作/長谷川義史 訳
・発売日:2021年6月3日(木)
・定価:1,540円(税込)
・判型:250mm×250mm 上製
・頁数:29ページ

あらすじ紹介

真夏の夜のこと――えらいこっちゃ、お月さん、とけてはるがな。暑くて暑くてねぐるしい夜、どの部屋も窓をしめて、エアコンびゅんびゅん、扇風機ぶんぶん。あまりにも暑すぎて、ついに、お月さんがとけだした。おばあさんはたらいにしずくをうけとめ、ひんやりあま~いシャーベットをつくります。

著者プロフィール

作 ペク・ヒナ
絵本作家。自称「人形いたずら作家」。1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、緻密なセット作り、撮影までをひとりでこなし、独自のファンタジー世界を作り出す。『あめだま』(ブロンズ新社)で「第24回日本絵本賞」の翻訳絵本賞と読者賞をダブル受賞。
2020年に「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞※」を受賞し、世界的な絵本作家に。

※…アストリッド・リンドグレーン記念文学賞 (The Astrid Lindgren Memorial Award) は、児童文学、青少年向けの文学作品に与えられるスウェーデン政府の主催の文学賞。2002年にスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンを記念して設けられた。この賞は毎年選考の末1人に与えられ、賞金は500万スウェーデン・クローナ、日本円で5,000万円を超える。“絵本界のノーベル賞”ともいわれる。

訳 長谷川 義史
絵本作家。1961年、大阪府生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、絵本デビュー。独特のタッチとユーモアあふれる作風で、あたたかな世界を描く。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で「第13回日本絵本賞」、「第57回小学館児童出版文化賞」受賞。『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)で「第7回MOE絵本屋さん大賞」第1位。絵本の翻訳も多数手がける。

『お月さんのシャーベット』ペク・ヒナさんの貴重なメイキング動画公開中!

ペク・ヒナさん翻訳作品紹介(すべて長谷川義史さん訳)

天女銭湯

少女・ドッチのすむ町には、ふるーい銭湯があります。ともだちはみんな、新しいスパランドに行くけれど、ドッチは、大好きな水風呂と、あかすりのあとに買ってもらえるヤクルトをたのしみに、きょうも長寿湯にかよいます。いぬかきしたり、水泳選手の真似をしたり、水風呂で遊んでいると...「なんや、このばあちゃん どっからでてきたん!」 はごろもをなくしたという、天女があらわれた!

天女かあさん

大雨のある日。仕事中のかあさんのもとに、息子のホホが熱をだして、学校を早引きしたという知らせが。だれかにホホのことを頼もうと、あちこち電話をかけますが、つながりません。途方に暮れているところ、やっとつながった電話の先は、なんと天女さまで......。
「きょうはわたしをかあさんとおもいなはれ」----ホホのもとにやってきたへんてこな母さんがおこす、じんわりと心にしみる物語。

あめだま

文房具屋でドンドンが見つけたのは、6つのあめだま。部屋で1つ食べると、「リモコンがはさまって痛い!」とソファの声が聞こえてきた! もう1つ食べると、今度は犬のグスリが話しはじめて......あめだまを通して周囲の愛に気づいたとき、ひとりぼっちの少年におとずれた変化とは? 心あたたまる成長の物語。

ぼくは犬や

犬と人間の家族の泣き笑いの物語!ひとはぼくを「グスリ」とよぶんや。パンウリというおかあちゃんから4ばんめにうまれたんが、ぼくや。おっぱいからはなれたときに、ここにやってきた。おとうちゃん、おばあちゃん、ドンドン、近所に住むたくさんのきょうだいとグスリは今日も全力でつながります。『あめだま』のグスリとドンドン、ちいさい頃のおはなし。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
Don`t copy text!