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子どもと絵本のエピソード

【子どもと絵本のエピソード】保育士がっちょに聞く!トイレトレーニングにオススメの絵本

現役保育士で絵本専門士の大河原悠哉(がっちょ)です。私は公立保育士・幼稚園教諭を計10年経験したのち、現在は株式会社SHUHARIが運営する認可保育園元気キッズにて施設長を務めています。また、子育て支援のイベントを主催・運営したり、保護者向け・保育士向けの絵本講座をしています。子どもとの絵本エピソードや活用方法についてお話しします。

保育園でのトイレトレーニング

トイレトレーニングとは、トイレで排泄をできるようになるために行っていくことです。

 

保育園では1歳児クラスから少しずつ進めていたりするのではないでしょうか?トイレトレーニングをする上での子どもの成長目安は以下の通りです。

・トイレに興味を持ち始める。

・排泄した感覚を伝えられるようになる。

・排泄の間隔が1~2時間程度になる。

などの様子が見られたら開始していきます。

薄着になる春から夏くらいに向けて行うことが多くなるため、今の時期に始めることも多いのではないでしょうか?

トイレトレーニングにオススメ絵本

今回は、トイレトレーニングに関するオススメ絵本をピックアップしてみました。…と言いつつも、私がっちょは担任として乳児クラスにかかわったのは、3年目に2歳児を持ったきり。少し昔となっておりますので、乳児を担当する先生たちに話を聞いたり、感じたりしたことをもとにお話ししていこうと思います!

【1】トイレと友達になる絵本

トイトレを始めるとなったとき、まずこの絵本を読んで欲しい!

新井洋行さんの「といれ」は縦開きで実際にといれのふたを開けるような感覚で楽しめる絵本です。言葉のやりとりを楽しみながら、といれと仲良くなれること間違いなし!ボードブックタイプなので、乳児でも安心して楽しめます。トイレトレーニングをする上では、まずトイレに興味を持つことが大切だと思いますので、この絵本がきっかけ作りになってくれることでしょう!

あけて・あけてえほん といれ

トイレでうんちできるかな? だれでもが一度は通る関門をあかるく描きます。読みつつ声の掛け合いでトイレトレーニングが楽しくすすむ絵本。

【2】おしっこをしたくなる絵本

みんなが大好きなノンタン!保育園にもノンタンシリーズが置いてあることも多いのではないでしょうか?様々な登場人物がおしっこをしていきます。もちろんノンタンも。ですが、ノンタンは失敗してしまいます。トイレトレーニングには失敗はつきものです。失敗も乗り越え、ノンタンは成功をします。そんな姿は、子どもたちに対しての応援メッセージかもしれませんね。トイレでおしっこをしてみよう、そんな風に思える1冊ではないでしょうか?

ノンタンおしっこしーしー

しーしーしー、なんの音? 赤ちゃんぶたさんはおむつでしーしー。くまさん、うさぎさんはトイレでしーしー。あれ、ノンタンは??

【3】パンツに興味が湧く絵本

トイレでおしっこができるようになってきたら、オムツからパンツにも挑戦していきます。オムツからパンツにするのは子どもにとって大きな一歩です。パンツへの興味や憧れを持てるように、絵本の力を借りるのが良いですね。福音館書店の「パンツのはきかた」はオリジナルの歌があります。パンツはね~♪など歌いながら絵本を読んだり、パンツを履く際に歌ってみたりすると、楽しんで取り組めるのではないでしょうか?ブロンズ新社の「しろくまのパンツ」は、赤いパンツを脱がしてからではないと読むこともできません。仕掛け絵本になっていますので、パンツへの興味・関心を高める1冊です!

パンツのはきかた

「はじめに かたあし いれるでしょ」パンツのはきかたを、ユーモラスに描きました。歌のようなリズミカルな文章と、こぶたの女の子の真剣な表情に思わず笑みがこぼれます。

しろくまのパンツ

「どこにいったんだろう?」 パンツをなくしてこまっているしろくまさん。
そこへ、心配したねずみさんがやってきて、いっしょにパンツをさがしにいくことに。
しましまのパンツ、かわいい花がらのパンツ、へんてこりんな水たまのパンツ......
物語のラストには、あっとおどろく発見が!

【4】すっきりおしっこ絵本

こちらは、トイレトレーニング向けというよりかは、トイレでおっしこができるようになってきたタイミングで読むと、共感できる絵本です!ついつい遊びなどに夢中になって、おしっこを我慢して遊んでいたり、ギリギリになってトイレにいくなんてことも増えてきたら読んでみると、面白おかしく楽しめるのではないかと思います。3歳児からのオススメ絵本です。

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう

おしっこしたい! とトイレに飛びこんだ男の子。ところがトイレは工事中。
あわててほかのトイレを見つけたけれど、こんなのひど~い! 最後の最後まで思いもかけない話の展開にハラハラドキドキ。おしっこを我慢したことのある人みんなにささげます!

楽しみながらトイレトレーニング!

トイレトレーニングは、子どもにとっても保護者にとっても保育者にとっても、簡単なことではありません。その中でも大切にして欲しいのは、「子どもの気持ち」です。周りの大人が焦ってもできるようになるものではありません。子どもたちが興味を持って自分から「トイレでおしっこしてみよう!」「パンツ履いてみたいな!」そんな気持ちになれるように、関わって欲しいと思います。そこに手助けしてくれるのが、「絵本」だと思います。トイレトレーニングが楽しくなるようなきっかけを絵本と共に作ってみてくださいね!

大河原悠哉(がっちょ)

公立保育士・幼稚園教諭を計10年経験ののち退職。現在は、株式会社SHUHARIが運営する認可保育園元気キッズにて施設長を務める。 平成29年6月に独立行政法人国立青少年教育振興機構による「絵本専門士」を取得。子育て支援センターや図書館、本屋などでおはなし会や保育者・親子向けの絵本講座や研修を行っている。 現在は、保育士・ライター・子育て支援イベントの主催、運営・講師など様々な顔を持つ。 『がっちょの絵本ブログ』を運営。

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絵本ナビ編集部
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