【クリスマス】空想の世界が静かに広がる「もみの木」「ツリー」の絵本を味わって
年に一度やってくるクリスマスの日。その中心にいるのは……立派なもみの木! 美しく飾られ、てっぺんには輝く星。みんなが憧れるクリスマスツリーです。それでは、もみの木はどんな気持ちでいるのでしょう。空想の世界が静かに広がる「もみの木」の絵本をお楽しみください。
主役はモミの木!みんなが憧れるクリスマスツリーにまつわるお話は…
アンデルセン童話の名作『モミの木』がサンナ・アンヌッカのイラストで豪華な絵本に
モミの木
豊かな森に暮らすモミの木は、早く大きくなって別の世界に行きたいと願うばかり。「今を生きなさい!」と諭すお日さまの声も届かない。やがて森から切り出されたモミの木は、クリスマスに美しく飾り付けられるが……。モミの木を人生に重ね合わせられる作品。
世界中で愛されている、アンデルセン童話の名作『モミの木』がマリメッコのデザイナー、サンナ・アンヌッカのイラストで絵本になりました。物語を広げるアートワークと共に、読後には「今、その時を楽しみなさい」という人生のメッセージが心に届きます。
大切な人へ、自分用に、贈り物として喜ばれる1冊です。
どこを切り取っても美しい装丁とデザイン。大人になってから改めてじっくり読んでもらいたい物語を、こんな素敵な1冊で味わってみるのはみるのはいかがでしょう。
合わせておすすめ「もみの木の気持ちは…?」
クリスマスは、ツリーにする木を選ぶところから!
クリスマスツリーをかざろう
ほっそりのっぽの木、まんまるふとっちょの木。
とがっている木、つやつやしなやかの木…どれにしようかな?
何をしているかと言えば、クリスマスツリーにする木を選んでいるのです! 本物の木を買ってきて、家に持ち帰り、飾り付けるのです。こんなワクワクすることが、外国では珍しいことではないのです。
この絵本では、ツリーを買ってきて、家の中に設置して、お水をあげて、オーナメントをつけて…準備からお手入れや飾り付けのコツまで細かく教えてくれながら、クリスマスに向けてどんどん気分を盛り上げてくれます。さらに、もっと楽しむポイントがたくさん! ジャーヴィスのポップだけど優しい色で描き出すツリーの絵も最高に素敵です。
こんな夜を過ごせたらな…そうやって憧れるだけでも幸せな気持ちになれるんですよね。クリスマスって。だからこそ、プレゼントにもおすすめな一冊です。表紙にはキラキラなリボンもかかっていますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
みんなの心を照らすクリスマスツリー
なんて自由…こんなの思いつかなかった、ツリーの数々!
いろいろクリスマスツリー
もうすぐクリスマス。 みんな飾りつけの真っ最中。
色々なところで、色々なツリーが飾られているみたいですよ。
例えば……、
森の中ではリスたちがどんぐりをいっぱい飾り付けて。
こおりのくにでは、ペンギンたちがシューシューすべるツリー・スライダー。
海の底では、海藻と真珠。海辺では、砂と貝殻とヒトデで。
なんて自由! なんて素敵!
こんなの思いつかなかった、ツリーの数々。
ほかにも小さなミニミニツリーから、縦にながーいツリー。
さらにさらに美味しそうなツリーまで……!?
クリスマスツリーの絵本はたくさんあるけれど、
こんなに「いろいろなツリー」は見たことない?
なんだかこのまま、お部屋に飾るツリーの参考になりそうです。
子どもたちが夢中で眺める姿が思い浮かぶこの絵本。作者のおおでゆかこさんは、絵本作家としてはもちろん、イラストレーターとして手がけられている可愛い雑貨も大人気。豊富なアイデアにも納得なのです。
「メリークリスマス!」
さて、今年はどんなツリーを飾りましょうか。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
子どもたちが大好きなツリーは?
磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
撮影:所 靖子
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