【保存版】小学2年生・8歳向けおすすめ本 ~絵本から児童書まで~
小学1、2年生は、読書の基礎体力をつける時期。どんどん本を読もう!
小学校生活にも慣れ始め、学校でも少しずつ自分らしさも発揮してのびのびできるようになってきた8歳さん。学年でいうと小学2年生から3年生をまたぐ年齢ですね。友だち関係は、気の合う子同士で仲良しの友だちができて楽しくなる一方で、ちょっとした気持ちのすれ違いからケンカが起きてしまったり、自分とは性格の違ういろんなクラスメイトの存在が以前よりも目についたり、少しずつ関係が複雑になるようなところもあるでしょう。一方で、小学1年生の前では、1年先輩としてのたくましさも存分に見せてくれます。
読書の傾向としては、まだまだ絵本もたくさん読んでいますが、読み物にも手が伸びるようになり、好きなシリーズを見つけたら夢中で読んでいく姿などが見られます。
小学2年生・8歳の子どもたちに本を手渡すポイントは?
小学校低学年の読書で目指したいのは、まず本って面白い! という気持ちを体験すること。その体験をうまく積み重ねることができれば、自然に本と親しんでいくことができるでしょう。お気に入りの本やシリーズを見つけて、どんどん読んでいくことで「読む基礎体力」をつけていきたい時期です。周りにいる大人のサポートとしては、好きな本と出会うきっかけを多く作ってあげること、それと同時に、難しそうな本を無理に読ませて本嫌いにさせないことが重要です。
(絵本ナビ副編集長・児童書主担当 秋山)
小学2年生・8歳の読書に提案したい具体的な働きかけ
ポイント① お気に入りの主人公やシリーズとの出会いを応援しよう
絵本だけでなく、自ら読み物にも手が伸びていく時期です。大人は本のある場所に一緒に出かけるなど、さまざまな本と出会うきっかけを作ってあげたいですね。その子自身がお気に入りのお話やシリーズを見つけて読み始めた時には、どんどん読むのを応援してあげて下さい。また、ひとつのシリーズを読み終えたら次のお話にも向かえるように大人が年齢に合ったシリーズ作品にはどんなものがあるか知っておくのもおすすめです。
ポイント② 名作は大人が読んであげよう
理解できる言葉が増え、ひとり読みもスムーズになっていく時期ではありますが、いわゆる長く読み継がれる名作をひとりで読むには難しいことが多いかと思います。それはお話自体の長さが長いということもありますし、言葉の表現がやや難しいものが多いからです。読んでもらって耳から聞く言葉には、読み手の理解や気持ちが入るので子どもたちに伝わりやすく、お話を理解する力を助けます。文字にとらわれない分、より想像が広がっていくでしょう。「耳から聞いて、お話の世界をたっぷり想像していく」その繰り返しが自分で読む力に大きく繋がっていきます。絵本も読み物もまだまだたくさん読んであげて下さい。
ポイント③ 自分からなかなか本を手にとらない、選べない様子の時は?
子どもたちをよく観察して、ふだん興味のあるものや好きなことをとっかかりにして、本を手渡してみることをおすすめします。記事で紹介する本に「友だち」「家族」「動物」「料理」「謎とき」「ふしぎ」「おばけ」‥‥‥などさまざまなキーワードをつけて紹介していきますので、本を探す時の参考にしてみて下さいね。
※絵本ナビでは、絵と文が対等な配分でお話(物語)が進んでいくものを「絵本」、文章が主体となってお話(物語)が進んでいくものを「読み物」と呼ばせていただきます。また、対象年齢が小学生以上である作品(大人向けの本は対象外)について、絵本ナビではジャンル分けを「児童書」とさせていただいておりますが、そのうち物語の本について「読み物」と呼んでおります。
※絵本から読み物への移行期におすすめの本には、物語だけでもさまざまなタイプの本があります。内容は理解できても自分で読むのは難しいという本も多いため、記事で紹介していく本には、目安として下記の表示をつけております。
<小学2年生・8歳向けの本の内容についての表示>
【絵本】
【読み物・読み聞かせ】
【読み物・ひとり読みのはじめに】【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】
小学2年生・8歳におすすめの本
それでは、小学2年生・8歳におすすめの本をテーマ別にご紹介します。大きな分け方として、
- 物語の本と、知識の本
- ひとり読みを応援する本と、大人が読んであげたい本
という区分で整理して、ご紹介していきます。
はじめは、小学2年生・8歳の気持ちに寄りそう物語から(物語の本・ひとり読みを応援)
友だちのとびら
仲良しの友だちと一緒に過ごすのはとっても楽しい! でもちょっとした気持ちのすれ違いからケンカが起きてしまったり、また自分とは性格の違ういろんなクラスメイトの存在が以前よりも目につくようになったり……。周りとの関係に揺れたり悩んだりすることも増えてきているでしょうか。そんな小学2年生・8歳さんが共感したり、友だちの気持ちを想像することにつながるような本をご紹介します。
【読み物・ひとり読みのはじめに】ふたりはとっても本がすき
キーワード:「友だち」「読書」「読書感想文」「本の読み方の違い」「性格の違い」「発見」
出版社からの内容紹介
チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。
読者の声より(hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
本が好き!という気持ちが大事
本好きの2人。
主人公のチッタちゃんは、早くたくさん読むタイプ。友達のヒッポくんは、ゆっくりじっくり読むタイプ。どちらも本好きだけど、読み方が全然ちがう。どっちがいいとかではないが、お互いがお互いをうらやむ。わかるなー。
最初は読み聞かせていましたが、私が途中でやめてしまったら、続きがきになった娘がもくもくと、そして、すごいスピードでも読みきっていました。娘も、とっても楽しかったようです。「私、チッタちゃんにすごく似てる!」と、自分でも言っていました。
【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】二年二組のたからばこ
キーワード:「クラスメイト」「日直」「おとしもの」「友だちへの理解」
出版社からの内容紹介
たからくんのおとしものを見つけたら入れておく箱が「たから箱」。たからくんは物を大切にしないからおとしても平気な顔してるって、友だちは思ってる。たからくんが日直になった日、生活科室のかぎがなくなって…。
いつもおとしものをしてしまうたからくんをクラスメイトの女の子”みな”の視点から描いた本作。なぜそんなにおとしものをするのか不思議に感じたり、何度も貸してと言われて煩わしく思ったり……みなが、たからくんの思いを知り、受けとめ、本当の仲間になるまで、子どもの素直で揺れやすい心模様が丁寧に描かれています。
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【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】とどけ、サルハシ!
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学校のとびら
小学校に入ってしばらくたち、1日の流れや学期ごとの行事、毎日の勉強や活動、先生やクラスメイトなどにもだいぶ慣れてきたであろう8歳さん。お話の中の、いろんな学校ものぞいてみませんか。いつも通っている学校と似ている学校もあれば、カラスてんぐや、河童、恐竜など不思議な生き物が通うユニークな学校があったり。あれこれ想像しながら楽しんでみて下さいね。
【読み物・ひとり読みのはじめに】しらゆきちりか ちっちゃいな
キーワード:「教室」「座席」「こわい男の子」「さかあがり」
みどころ
あいうえお順で並んだ教室の座席。
「しらゆきちりか」の後ろに座ったのは「すずきたいすけ」。声も体も大きくて、なんだかライオンみたい。そう思ったら、本当にライオンに見えてきました。
ライオンはちりかのことを「ちび」と呼んだり、後ろからおさげを引っ張ってきたり、替え歌でからかってみんなで笑ったりします。前の席の「さとうさん」は、「すずきくん、ちりちゃんがすきなんだよ」と言いますが、そんなことはありません。だって大好きな給食のプリンまで食べてしまうのですから。
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【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】 カラスてんぐのジェットくん
キーワード:「天狗」「学校の一日」「ゆかいな授業」「事件」
みどころ
ジェットくんは、修行中の子どものカラス天狗です。
カラス天狗ってなにか、みなさん知っていますか?
その名のとおり、カラスみたいな黒いつばさと、くちばしを持った“天狗”なんです。
昔はたくさんいたそうですが、最近はめっきり数が減って……。
でもジェットくん一家みたいに、山の、クヌギの木にかけた巣で、家族で仲良くくらしているカラス天狗たちもいるんですよ。
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家族のとびら
小学2年生・8歳さんにとって、まだまだ身近で大好きな存在の家族。でもちょっと反抗心も出てきて、ケンカしてしまったり、素直になれなかったりすることも成長の過程で増えているかもしれませんね。お話の主人公と一緒に家族の誰かについて考えたり、家族のいろいろな面を発見してみませんか。
【読み物・ひとり読みのはじめに】ぼくが見たお父さんのはじめてのなみだ
キーワード:「お父さん」「泣く」「さかあがり」「男は強くなきゃいけない?」
出版社からの内容紹介
“そういえば、ぼくはお父さんのなみだを、今まで一度も見たことがない”。そのことに気づいた主人公のゆうきは「お父さんはなんでなかないの?」とたずねます。そこで初めて明かされる、怖かったお祖父さんとの思い出、そしてお祖父さんに教わった、人として、男としての「大事なこと」――。テンポのいい会話を軸に構成される、父子の絆を描いた作品です。
読者の声より(hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
温かい気持ちになります
自分の父親の涙というものを見たことのある子供というのは、そう多くはないのではないでしょうか。つい涙が出てしまう自分と父親を比較して、ふと気になった主人公のゆうきの疑問はとても素朴で、かつ読んでいる多くの人にもあてはまる疑問かもしれない・・・と思いました。
ゆうきの疑問に真摯に向き合ったお父さん。そして語られる、自分の父親との思い出。昔気質だった父親(ゆうきの祖父)の不器用な愛情表現を感じ取っていたお父さんは、ちゃんと愛されて育ったことを分かっていたのだろうなぁと思いました。
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【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】かあさんのしっぽっぽ
キーワード:「働くお母さん」「和菓子」「民話」「キツネ」「お風呂」
みどころ
忙しいお母さんと、まだ甘えたい年頃の女の子。すれ違ったり、反発したり、心を通わせたり…。
和菓子屋「はごろも堂」を切り盛りする結衣のかあさんは朝から晩まで大忙し。お店の目玉はふっくらした塩大福と豆大福。大なべで練ったあんこを、ゴムべらでボウルに移すかあさんの姿はたくましい!けれども、娘の結衣が学校から帰ってきて「ねぇ、かあさん」と声をかけても返事がないし、きらいなお風呂そうじは頼まれるし、夕飯も一人・・・。まだ二年生の結衣はさみしくて仕方がありません。
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子どもレビュー
結衣がお母さんに「ハイは1回」と言われるのはわたしと同じかなと思いました。結衣はたくさんおてつだいしててえらいなと思いました。
なぜかというと、わたしはおふろあらいしかしないからです。結衣がつかっているおふろは、ごえもんぶろなので
ゆぶねのまわりにあたるとアチッとなってかわいそうでした。でも、少しだけごえもんぶろに入ってみたいです。
結衣は甘美の子どもやくがやだといっていたけれどわたしはコンコンダンスをおどってみたいです。わたしのお母さんもキツネだったらどうしようと思いました。
(はっしゅぱぴーさん 小3・女の子)
【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】魔女ののろいアメ
キーワード:「魔女」「アメ屋」「姉妹」「悪口」「後悔」
みどころ
家族のことを、好きかと聞かれたら?
この物語の主人公「サキ」は、今はとても「好き」だなんていえる気分じゃないようで……
「おねえちゃんなんか、だいきらい」
サキは、お友だちと遊びにいってしまったおねえちゃんの代わりに、借りた本を返すため図書館に向かっていました。
重たい本がたくさん入ったカバンのせいで、肩はズキズキ、心はイライラ……
「おねえちゃんの、ばか、ばか、ばか!」
おねえちゃんの悪口をいいながら道を歩いていると——
「おじょうちゃん、アメ、いらないかい?」
サキに話しかけてきたのは、なんと魔女の飴屋!
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読者の声より(花ズッキーニさん 30代・ママ)
兄弟ってこういうものだよね
お姉ちゃんが図書館で借りた10冊もの本の返却を押し付けられて不満たっぷりの妹。そんな妹がアメ屋の魔女に出会う。魔女は、魔女から買ったのろいアメでお姉ちゃんを一日気絶させてしまえばいいというけれど・・・。のろいアメを作るのに必要なのは悪口10個。嫌いな相手でも悪口10個って意外と出せないものですよね。妹も悪口を考えている中で、逆にお姉ちゃんの良いところを言ってしまったり。その妹の姿に、兄弟ってけんかばっかりだけどちゃんと絆が育っているんだよなあとほほえましく思いました。
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こころを育てるとびら
主人公の気持ちに共感したり、お話からなにかを発見したりすることを通して、こころが成長するようなお話をご紹介します。
【絵本】おひめさまになったワニ
キーワード:「自由になりたい」「厳しい親」「決まりごと」「ワニ」「勇気」
出版社からの内容紹介
コーラ姫には自由なんてありません。娘の将来を心配する王様とお妃様が、勉強と運動、入浴の時間を詰め込んでいるからです。うんざりした姫は、「犬を飼いたい」と伝えますが、却下されてしまいます。そんな姫を助けようとお城にきたのは……ワニ! ワニがコーラ姫になりすましている間に、姫はお城の外へ出て――。全米2大児童文学賞受賞作家らによる話題作。子どもたちが、コーラ姫に心から共感し、その勇気に拍手喝采したくなる物語。
読者の声より(しいら☆さん 50代・その他の方)
あとがきに同感です!
この作品は、パパママのいうことをよく聞く、いい子のための「親子について」「自分について」考える作品かも!!「わかる、わかる」って(笑 で、訳者のあとがきに、私は、頷くばかり。コーラ姫がどんなことをして生き生きとした自分に気づくのか、また、気づかせるのか。親心というのもわかるんですが・・・。
子どもにとっての、本当のところの大切なことって何だと思います?コーラ姫は、偉いなぁ~と思います。
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【読み物・ひとり読みのはじめに】プンスカジャム
キーワード:「友だち」「怒る」「待ち合わせ」「パン屋」「ジャム」「まほうつかい」
みどころ
すごく楽しみに待っているのに友だちのタニくんが来ない。約束したのに!
「もう、もうもう、もうもうもう、ぼくは、おこった!」
楽しみな気持ちががっかりに変わり、がっかりが怒りに変わって、どうにも止まらなくなってしまった小学2年生の男の子ハルくん。まっすぐ家に帰りたくなくて、いつもと違う道をどっしん! どっしん! どすどすどす! とめいっぱい足を踏みならしながら歩いていきます。すると目の前に赤くて丸い形をしたふしぎな車が現れました。車に書かれていたのは、「ベーカリーあんぐり」「あなたのプンスカ、ジャムにします」という文字。
「プンスカってなんだろう。」
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【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】しっぱいにかんぱい
キーワード:「運動会」「リレー」「ショック」「失敗はだれにでもある」
みどころ
表紙には、リレーのバトンを持って走る女の子。運動会でしょうか。タイトルが『しっぱいにかんぱい!』ですから、何か嫌な予感が…?
「おねえちゃんは、けさも牛乳をのんだだけでした。そのまんま口もきかずに自分の部屋へ、ひっこんでいってしまいました」という始まりの文から、予想通り?何かショックな出来事がおねえちゃんの身に起こったことがうかがえます。ゆうべから何も食べていない、というおねえちゃん、このおねえちゃんこと6年生の加奈は、前日の運動会のリレーで失敗をしてしまったのです。落ち込んだ加奈には、おとうさんやおかあさんの慰めの言葉も全く届きません。弟の達也は心配でおろおろするばかりです。そこに、おじいちゃんから1本の電話が入ります。
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読者の声より(ランタナさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子6歳)
みんな失敗するから
長男が好きな「びゅんびゅんごまがまわったら」の宮川さんの児童書だと知り、図書館で借りてきました。
達也のお姉ちゃん・加奈は6年生。運動会のリレーのアンカーで1位にゴールしたけれど、失格に。翌日、おじいちゃんに呼ばれて、姉弟が親戚の集まりに行くと・・・。
褒めることに比べて、なぐさめることって本当に難しい。この本もきれいごとなお話だったら嫌だなぁ、と思いつつ読み始めましたが、おじいちゃんの家で話された失敗談は、どれも現実味があり、ぐいぐい引き込まれました。
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小学2年生・8歳のどんどん読む、を応援!(物語の本・ひとり読みを応援)
読みたい意欲がいっぱいの小学2年生・8歳さんが、自分からどんどん読みたくなるような本やシリーズをご紹介します。
わらいのとびら
「なにか面白い本ない?」と8歳の子に聞かれたら、まず笑っちゃうお話はいかが? ユーモアいっぱいのお話が、本の面白さをシンプルに伝えてくれるでしょう。
【読み物・ひとり読みのはじめに】ぺちゃんこスタンレー
キーワード:「兄と弟」「ぺちゃんこの体」「封筒に入って旅行」
みどころ
朝目が覚めた時、体がぺちゃんこになってたらどうする?ある日、たった1.3cmの厚さになってしまったスタンレー。はじめは困っていたけれど、便利なこともいっぱいで大活躍!そんなスタンレーを羨ましく思ってなんとかぺちゃんこになろうとする弟にも笑えます。お話まるごと楽しくて最後はスッキリ!満足感のあるお話です。
読者の声より(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子8歳)
ここ最近で、一番のヒット!
ここのところ、読書ブームの娘。一時的なブームに終わらず、読書習慣を定着させたくて、夢中になれそうな本を…と選んだのがこの本!結果、ここ最近の一番のヒットとなりました!!
朝起きたら、ぺちゃんこになってたスタンレー。でも、特に慌てる様子もなく、ぺちゃんこ生活をエンジョイします。その内容は、なかなか快適そうです。弟が羨ましがって、自分もぺちゃんこになろうとするほどに!娘は、「スタンレーがね…、おとうとがね…」と次から次へと面白かった内容を説明してくれました。
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【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】はれときどきぶた
子どもレビュー(はなびや2号さん 10代以下)
やだましろうの本がおもしろいのでかりてきました。日記にかいたことが本とうになったのでおどろきました。えんぴつをやいてよく食べれるなあと思いました。金ぎょがうごいたりとんだりするのでびっくりしました。お母さんの首がのびたのでびっくりしました。ろくろ首みたいだなあと思いました。
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動物や虫が好きな子は、こちらのお話はいかが? シリーズになっているものもあるので、お気に入りを見つけて下さいね。
【読み物・ひとり読みのはじめに】どうぶつのかぞく パンダ ぼくのなまえはユウユウ
キーワード:「パンダの生態」「パンダの成長」「親子」「家族」
出版社からの内容紹介
うまれたばかりの赤んぼうだったとき、ぼくのからだはおかあさんの手のひらにすっぽりおさまってしまうくらい、小さかったらしい。しんちょうは十五センチ、たいじゅうは百グラム。おかあさんのたいじゅうは、ぼくの千倍の百キログラム。──パンダのユウユウとおかあさんはいつでもなかよし。起きているときも寝ているときもおかあさんといっしょ。野生パンダの親子の生態、子育てや独り立ちのドラマがやさしいお話で読める。
野生パンダの親子の愛と子パンダの独り立ちを描く優しい絵童話。
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おかあさんといっしょに、朝ごはんを食べる。
すずしい竹林のなかで。
おかあさんは、ふとい竹の幹をりょうほうの手に持って、シャーッ、シャーッと、かわをはぐようにして食べる。
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おかあさんのひざの上で。─本文より。
【読み物・ひとり読みのはじめに】ダンゴムシだんごろう
キーワード:「ダンゴムシ」「旅」「時代劇」「事件」「悪者退治」
出版社からの内容紹介
だんごろうは、ダンゴムシ。貧しい村で、大勢の家族と暮らしています。ある日だんごろうは、いつも腹をすかせている家族のために、ダンゴムシ天国を探す旅に出ることを決意。だんごろうの行く手には、さまざまな事件が…。だんごろうの大活躍が愉快な旅日記!
読者の声より
ダンゴムシだんごろうっていうキャラクターにひかれて読みました。
すごーく楽しい世界でした。
また旅ものなので、ちょっと時代劇調なのも私のツボで、楽しく読みました。
だんごろうの旅、最後はどうなるのかなって気になります。
男の子も女の子も楽しめる童話だと思います!
(はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )
【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】ぼくはアフリカにすむキリンといいます
キーワード:「手紙」「待つ」「出会い」「想像する」「友達ができる」「ユーモア」
みどころ
手紙を出したり受け取ったりする楽しさや、新しい誰かとの出会いの喜びが伝わるお話です。キリンがペンギンのことを想像して真似する姿はユーモアたっぷり。地平線のこちらから向こうまでなが―い距離を行き来する手紙のことを想像したり、手紙をやりとりするそれぞれの気持ちを想像しながらゆったりとした気持ちで楽しんで下さい。
読者の声より
アフリカにすむキリン君が、退屈しのぎに手紙を出すことを思いつきます。
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キリンとペンギンの違いについて、動物好きの子なら深く考えるかもしれません。お手紙好きな子なら、誰かに手紙を書いてみたくなるかもしれない。
お互いを思うわくわくした気持ちっていいなあと、読んでいてほのぼのしました。
次男が自分で借りてきた作品ですが
シリーズがあるようなので、次男に教えてあげようと思います。
(きゃべつさん 40代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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【読み物・ひとり読みのはじめに】セミクジラのぬけがら
キーワード:「たからもの」「クジラ」「飼育」「魔法」「夏」
みどころ
子どものころの、宝もの。
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覚えがありますぼくらにも……!
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すると、木のかけらはピチピチと動きだして、なんと、ちいさな本物のクジラに変身!
ある特徴から「セミクジラ」と命名して、飼い始めたミッチ。正体不明のふしぎなクジラの飼育に、考えをめぐらせ、いろいろなことを試しながら奮闘していきます。
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【読み物・ひとり読みのはじめに】ポンちゃんはお金もち
キーワード:「遊園地」「十円玉」「お母さん」「思い出」「ポンちゃんってだれ?」
出版社からの内容紹介
今日は移動遊園地がくる特別な日。家で問題集をやらされているコータを、見知らぬポンちゃんという子が「こっそり抜け出して遊園地に行こう」と誘いに来ます。
10円玉使い放題というゴージャス(?)なお話。
読者の声より
「はらっぱ公園」は、今日から楽しいところに変わります。それなのに、テストの点が悪かったコータは、部屋で勉強していなければなりません。すると、窓の外に、知らない男の子が誘いにきます。その子の名前はポンちゃん。移動遊園地へ一緒に遊びに行きます。そこで、風船や乗り物代を出してくれるボンちゃん。彼がお金持ちな理由が後になって分かります。そこにはお母さんが子どもの頃、経験したことと共通していたのです。
(ぼんぬさん 40代・ママ 女の子4歳)
【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】『魔女のシュークリーム』
キーワード:「巨大シュークリーム」「カラス」「黒ネコ」「魔女」
みどころ
『二分間の冒険』はじめ、小学校中高学年向けに読みごたえのある物語をたくさん出されている岡田淳さんから、このたび低学年向けのお話が届きました。1、2年生から岡田淳さんの世界が味わえるなんて、これは朗報です。
主人公は、シュークリームが大好きな男の子、ダイスケ。どのぐらい好きかといったら、
将来シュークリーム屋さんになりたいと考えるほど。ある日、おねえちゃんの分にまで手をつけようとしておかあさんに怒られ、家を飛び出し公園へ。こかげに座りこみながら、「百倍の大きさのシュークリーム」を食べることができたら、どんなにいいだろうと考えます。百倍ってどのぐらいの大きさになるのでしょう?ちょっと想像つきませんね。
そんなダイスケの前に現われたのがカラスと黒ネコ。2匹はダイスケにいきなり話しかけてきて、お願いがあるというのです。そのお願いというのが、巨大なシュークリームを食べること。シュークリームに目がないダイスケにとってはなんておいしい話!しかしおいしい話にはかならず裏が?いったいどんな理由が隠されているのでしょう?本のタイトルが『魔女のシュークリーム』ですから、何か魔女がらみの不穏な話なのでは…?
ドキドキハラハラしたい子、甘いものが大好きな子におすすめしたいとろーりあまーいファンタジー。読んだ後たっぷり満たされてしまうのは、お話の面白さはもちろん、巨大なシュークリームを食べたような気になるからかもしれません。
読者の声より
あまり自分から本を読まない娘が、一気に読み終えた本です。
なるほど!
おねえちゃんの分に手をつけてしまうほどに止められない、ダイスケのシュークリームへの情熱!(わかるわかる)
突然現れた、カラスとネコの不思議でワクワクする話!
それに、挿絵が、イイ!!面白くて、にやにやしてしまいます。
大人が読んでも気になる展開。
一番驚いたのは、魔女の姿!?想像してたのと、全然違う~!
う~ん♪なんだか、お腹いっぱい。
シュークリーム好き、大満足の一冊でした!!
(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子8歳)
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こわいけど読みたい! というのがおばけやゆうれいのお話。おばけにも弱虫のおばけ、おかしなおばけなどのかわいいおばけから、ちょっぴりこわいおばけ、昔から伝わる有名なおばけまで、さまざまなこわさのおばけが……。さて、どのお話から読んでみる?
【読み物・ひとり読みのはじめに】ハカバトラベル えいぎょうちゅう
キーワード:「ゆうれい」「りょこう」「おしろ」「おはか」
出版社からの内容紹介
学校帰り、まことが旅行社をのぞいていると、ゆうれいの客がやってきました。
「おねがーい。おしろへいきたいのぉ」と、ゆうれいはめそめそとないています。
なんとここは、はかばのゆうれいたちに、旅行をさせる「ハカバ・トラベル」…!!
おばけだって、ゆうれいだって、旅行がしたい!?のかもしれません。
そんなときに希望をこたえる旅行社があったらいいですね。
ゆうれいの旅のお手伝いをすることになったまことと、ゆうれいの楽しいお話です。
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このお話は、男の子が女の人のゆうれいにあって、りょこうをあんないしたりするお話です。
わたしも、一どゆうれいと友だちになりたいです。でも、やさしいゆうれいがそんなかんたんに
いるわけがありません。けれど、友だちになれなくても、見てみたいです。本当にゆうれいが
いるかは、わからないけど、こんなしごとがあったら、おもしろいと思いました。
(ぷちしゅうさん 小2・女の子)
【読み物・ひとり読みに慣れてきたら】千びきおおかみ日本のこわい話
キーワード:「こわい」「化けもの」「きつね」「ゆうれい」「夜中」「昔話」
出版社からの内容紹介
ちょぴりこわいおはなしを読みたい。そんな子ども心をくすぐる幼年童話。
本を読むのが苦手な子もどんどん楽しく読めるようにと作られた幼年童話のシリーズ、「こぐまのどんどんぶんこ」の1冊です。
「千びきおおかみ」「くもの化けもの」「おいとけ堀」「子育てゆうれい」など選りすぐりの6話を収録しています。
表題作「千びきおおかみ」は、反物(布)を売り歩く商人が、山を越えている途中で日暮れになり、木の上で一晩をあかすことになるおはなしです。
「こんな山の中で、夜の夜中に、なにかでてこなければいいが」とびくびくしていると、あらわれたのはおおかみたち。
商人がいる木の根元にあつまってきて、かわるがわるのぼろうとします。
なかなかのぼれないおおかみたちは、「ねこのばあさをつれてこよう」と猫又を連れてきます。
まるで人間みたいに衣服を着込み、ギャロンギャロンと啼く猫又のおそろしいこと。
おおかみばしごを上ってきた猫又が商人に食いつこうとする場面には、思わず息をのみます。
商人が刀で猫又に斬りつけると、おおかみばしこは崩れ、木の根元にはたくさんの血。
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ドキドキの展開、結末をお楽しみに。
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お気に入りのお話や大好きな主人公を見つけることができたら、そのまま同じシリーズの本を読み続けてみましょう。続きのお話を夢中で読んでいるうちにいつの間にか読書の力が身についていたなんて嬉しいことも。そんな8歳さんの読書の味方となるようなシリーズをご紹介します。
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「ルルとララのおかしやさん」シリーズ
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