2022年「国際アンデルセン賞」発表!|IBBY
2022年「国際アンデルセン賞」作家賞・画家賞 発表!
3月21日、ボローニャ・ブック・フェアにて、2022年国際アンデルセン賞が発表され、33カ国・62名の候補者から、作家賞:マリー=オード・ミュライユさん(フランス)、画家賞:スージー・リーさん(韓国)の受賞が決定しました。
「国際アンデルセン賞」は、1953年にIBBY(国際児童図書評議会)によって創設され、1956年の第1回授賞式以来、2年に一度、子どもの本の最高の作り手に贈られる、国際的な児童文学賞です。「小さなノーベル賞」とも呼ばれており、これまでに日本からは5人の作家が受賞しています。赤羽末吉(1980年)、安野光雅(1984年)、まど・みちお(1994年)、上橋菜穂子(2014年)、角野栄子(2018年)
作家賞(写真提供:JBBY)
マリー=オード・ミュライユ(Marie-Aude Murail)
[フランス]
マリー=オード・ミュライユ(フランス)
30年以上、児童文学やYA作品を100冊近く書いてきた。ドシエ(国際アンデルセン賞推薦資料)によれば、ミュライユの作品には「子どもを読書に導く」「真剣かつユーモアをもって、希望に満ちたあたたかなまなざしで世界をとらえている」「今の社会における大きな問題に対し、いくつもの窓を開ける」など、IBBY が大切にしていることが色々な形で表されている。邦訳作品に『青い髪のミステール』(末松氷海子訳、偕成社)『サンタの最後のおくりもの』(横山和江訳、徳間書店)がある。
マリー=オード・ミュライユさんの作品
画家賞(写真提供:JBBY)
スージー・リー(Suzy Lee)(イ・スジ)
[韓国]
ドシエ(国際アンデルセン賞推薦資料)の中で、絵本は 「最も真剣な物語を最も洗練されたスタイルで表現する、楽しい遊びのかたち 」と語っている。そして、自らを「絵を通して息づく物語の入った小さな世界で、読者といっしょに遊ぶ人」と表現している。邦訳作品に『なみ』『かげ』(以上 講談社)『せん』(岩波書店)など。
スージー・リーさんの作品
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