【今週の今日の一冊】 サンタさんがやってくる? 小さな子から楽しめるクリスマス絵本
ちょっぴり早いような気もするけど、今週からクリスマス特集が続きます! 12月25日までのクリスマス絵本選びを一緒に楽しんでくださいね。11月14日からのテーマは「小さな子でも楽しめるクリスマス絵本」。まだクリスマスの意味を理解できなかったとしても、この雰囲気は一緒に楽しみたいですものね。サンタの登場するしかけ絵本から、きれいなクリスマスツリーやごちそうまで、可愛いクリスマス絵本が集合しましたよ。
2022年11月14日から11月20日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
11月14日 プレゼントなんだろう、あけてみて!
月曜日は『クリスマスプレゼントなぁに?』
サンタさんがくれたクリスマスプレゼント、なんだろう? あけてみて! さいごはみんなでジングルベルを歌おう! 思わず笑顔になるおしゃれなしかけ絵本。
11月15日 さんかく・まる・しかくから生まれるクリスマスのお話
火曜日は『さんかくサンタ』
さんさんさんかく さんかくサンタ
まんまるふくろを せなかにしょって
しかくいおうちに はいっていった
さんかく・まる・しかくで愛らしいクリスマスのおはなしができました。
この質感、手触り感。まるで織物のよう。
これぞ、tupera tuperaならではのあたたかさ。
シンプルな展開だからこそ、生きてくる味わいです。
ぜひ、手にとってご覧ください。
大切なひとへのプレゼントとしても最適です!
読者の声より
リズミカルなおはなしと、カラフルなまる・さんかく・しかく、すこしひょうきんなサンタのキャラクターなどが、ぎりぎり0歳代だったむすめにもとてもおもしろかったようですぐにお気に入りの絵本になりました。
まだ絵本の扱いを知らない赤ちゃんのうちから手に取っていたため、ところどころ折れたり破れたりもしています。ページの端を口に入れてしまった時期、ストーリーそっちのけで自分でどんどんページをめくるのが楽しかった時期、お話が上手になって内容の一節をそらんじるようになった時期など、むすめの成長とともにある絵本です。クリスマスという季節は関係なしに、常に絵本棚の一等席に置いています。
2歳10ヶ月になったむすめの最近のお気に入りは、絵本の最後の方のプレゼントやみんなの顔が見開きで並んでいるページです。プレゼントのページを開いて「ママどれがいい~?」と選びっこをしたり、たくさん並んだ顔の中から「パパはこれ、ばぁばはこれ~!」と似た顔を探してくれたり…楽しく遊んでいます。
(maricom72さん 30代・ママ 女の子2歳)
11月16日 「いち にい サンタ!」で大変身
水曜日は『サンタのおまじない』
クリスマスイブ、けんちゃんに届けられた荷物は…けんちゃんのきらいな野菜がたくさん!
でも、こんな手紙が添えられています。
「ひとつずつ てにとって
『いち にい サンタ!』と おまじないを いってね」
なんだか面白そうです。
けんちゃんは早速ためしてみますよ。
ピーマンを取り出して、「いち にい サンタ!」
すると、ちょきちょきぱちん。
ピーマンが細かく刻まれていき……いつのまにか大変身。
きらきらひかるお星さまが飾られた「あれ」になっちゃった!!
すごいすごい、これは魔法です。
しいたけは、ゆらゆらゆれるあのおもちゃ。
なすは、にゃおにゃお鳴く可愛いあの子。
そしてトマトは……あかい帽子に赤い服!!
驚くような変身が繰り返されるこの絵本は、楽しい「切り絵」の絵本。
シンプルな野菜の形をした色紙が、どんどんハサミを入れていくとまさかのものに。
これは大人でも感激してしまいます。
クリスマス、親子で一緒に読んで楽しんで。
少し大きくなったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
例え、絵本みたいに上手にできなくても、心に残る時間になりそうです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者の声より
毎年クリスマスの時期、必ず読みます。視覚に訴える絵本なので、小さなお子さんも、大人でも感激!初めてこの絵本に出会ったときの衝撃は忘れられません。ピーマンがクリスマスツリーに変身!?
やられました(笑)。
このパズル的な要素は、ぜひ、実際に画用紙を切って、並び替えて変身する様子を見せてあげたいし、子どもたち自身にも、変身させることができた喜びを感じて欲しいですね。
(ひげなさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子3歳)
11月17日 みんなが集まってきて、どんどんにぎやかに!
木曜日は『ツリーさん』
今日は楽しいクリスマス。「ツリーさん」のもとには、さまざまなオーナメントが集まってきて、クリスマスツリーらしく、どんどんにぎやかになっていきます。でも、何かが足りない気がして、ツリーさんとオーナメントたちが首をかしげていると……?
作者は、『れいぞうこ』や、『どっちのてにはいっているか?』など、アイデアが秀逸なボードブックを多数発表している新井洋行さん。
「クリスマスツリー」が主人公のこの絵本。最初の場面では、ただのもみの木であった「ツリーさん」に、さまざまなオーナメントのキャラクターが次々とくっついていきます。「ツリーさん」は、徐々にクリスマスツリーらしく、にぎやかになっていき、最後には……。
かわいらしいタッチで描かれた本作は、小さい子でもクリスマスを楽しめるシンプルな絵本。「ツリーを飾り付ける楽しさ」が伝わってくる、心温まる一冊です。
読者の声より
読み聞かせで読んでいただきました。家でもツリーを飾っていたので、この絵本を見た瞬間おうちにもあるー!と、大はしゃぎ。ツリーさんに飾りが飾られたけど、何かが足りないな。何と思う?と聞かれると お星サマー!と大きな声で答えていた子ども。意外に細かい所までよく見てるなぁと感心してしまいました。クリスマス前に読みたい絵本です!
(あのみさん 30代・ママ )
11月18日 赤ちゃんからよろこぶ、クリスマスしかけ絵本
金曜日は『クリスマスパーティーはじまるよ!』
フルーツを切って、チキンを焼いて……。ページをめくって仕掛けを動かすたびに、クリスマスの料理が出来て行くよ。あかちゃんからよろこぶしかけ絵本。
11月19日 ねこのサンタは、どこにいるの?
土曜日は『ノンタン!サンタクロースだよ』
空いっぱいに飛びかういろんなサンタクロースたち。ノンタンはねこのサンタに、プレゼントをたのみたいのですが会えません。どこにいるのかな?
11月20日 フェルトをめくって「いないいない…ばあ!」
日曜日は『クリスマス いないいないばあ!』
ゆきだるまさんやサンタさんたち。
フェルトをめくって「いないいない…ばあ!」
さいごにかくれているのは、「きみ」!
カラフルなフェルトとイラストが人気のしかけ絵本。
読者の声より
乳児・小さい子向けのクリスマス本にニューフェイスです。
題名の通り、いないいないばあ!の仕掛け絵本なのですが、
仕掛け部分がフェルトで、まずその質感がいいですね。
赤ちゃんでも安心して触って遊ぶことができます。
そして、意外にも最初しっかりとくっついているので、耐久的にもいいと思います。
登場するのは、クリスマスへ向けてのラインナップ。
最後は鏡仕立てで、面白いです。
シンプルでキュートな造形もいい感じです。
(レイラさん 50代・ママ)
「フェルトをめくると…」シリーズ
いかがでしたか?
個性的なサンタさんが登場するのも魅力的!
それぞれの楽しみ方でクリスマスの時間を過ごしてくださいね。
磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
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