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絵本トレンドライターN田N昌の “大人だってもっと絵本読みたいの!”

噛まずに読めない!? 大人も楽しいイマドキ「早口言葉絵本」4選

子どもだけが読むなんてもったいない。大人も楽しい絵本の世界を、絵本トレンドライター・N田N昌さんが、独自の視点と「ゴイスー」な語り口でご紹介! 
注目の新刊や作家さん、気になる絵本関連スポットなど、絵本のトレンド情報を大人に向けてお届けします。

親子で挑戦したい話題の最新早口言葉絵本

しりとり、早口、だじゃれ、回文、…言葉遊び絵本は、様々な種類がございますが、今回ご紹介したいのは「早口言葉絵本」でございます。

「マザー・グース」など、古くから早口言葉を扱った児童書はたくさんございますが、数ある早口言葉絵本の中から、最近出版された話題の絵本をご紹介いたします。

マークがしゃべる早口言葉?!

まずは、昨年7月に出版された赤ちゃん絵本の人気作家、新井洋行さまの『へんてこはやくちことば』(小峰書店)でございます。

新感覚ピクトグラムえほん第2弾!

へんてこはやくちことば

今度はまちのマークがしゃべり出す! へんてこはやくちことば言ってみよう♪
「でんしゃ ごとごと みごとごと あわせて ごとごと むごとごと」
マークにまつわる楽しいはやくちことばがたくさん登場! かまずに言えるか挑戦しよう!!
日常で出会うマークも、実はいろんなことを考えているのかもしれません。マークのことがさらに好きになる1冊です。

こちらは、街で見かけるマークが主人公。新井さまの新感覚ピクトグラムえほんの第2弾でございます。マークが、へんてこな早口言葉を話すという設定になっております。早口だけでなく、「このマーク、あそこにあった」「あのマーク、あったよ」と、マークも楽しめる早口絵本でございます。子どもが楽しえること間違いナッシングな絵本でございます。

発声のプロが贈る早口言葉絵本

次にご紹介するのは、昨年12月に発売されたばかりの、元TBSの人気アナウンサー、吉田明世さまの初絵本『はやくちよこれいと』(インプレス)でございます。

遊びながら発声や滑舌の練習にもなる絵本

はやくちよこれいと

絵本専門士と保育士の資格をもつアナウンサー吉田明世がつくった発声や滑舌のトレーニングにもなる絵本!「あかさたなくなく はまやらわんわん」「ほそどぶ どぶどぶ どじょ にょろり」「あかちゃんばぶばぶ おふろでぶくぶく あわせてばぶぶく ぶくばぶばぶくばく」アナウンサーや声優などのトレーニングでも使われる「外郎売」の長台詞を子ども向けにアレンジ!楽しく遊びながら発声や滑舌の練習にもなる絵本です。

こちらは、遠い不思議な国からやってきた「はやくちよこれいと」を食べると、早口が上手になるという設定でございます。早口部分は、新人時代、吉田さまご自身も暗記して練習していたTBSのアナウンサー読本にも載っていた歌舞伎の有名な演目「外郎売(ういろううり)」をアレンジしたものになっております。

早口言葉絵本の良いところは、親子で一緒に楽しめて、さらに、最初上手に言えなかったのが少しずつ言えるようになるところ、練習すれば上手になることが体感できるところでございます。吉田さまも、あとがきで、「この絵本が、ひとりひとりの成長に気づくきっかけになってくれたら、アナウンサーとしても、絵本専門士としても、これ以上の幸せはありません」と綴られております。絵本専門士としての視点もお持ちの吉田さまのデビュー作、是非ご体験くださいませ。

余談ですが、表紙に作者(さく)は「吉田明世・カタスケ」と書かれておりますが、このカタスケさまは、クリエイティブ・ディレクターのお仕事をされている吉田さまの夫さまでございます。言葉の面白さ、楽しさを子どもたちに感じてもらいたいとの想いで、一緒に絵本を作られたそうです。

そして、続いてご紹介するこちらも、なんと! アナウンサーで絵本専門士の肩書きをもつ方の早口言葉絵本でございます。

【滑舌を鍛える音読絵本】シリーズ1作目

ニュースで筋トレことば さ行編 新種さんしょううお 発見!

舌や唇、その周りの筋肉のトレーニングにつながる言葉を“筋トレことば”と命名し、言いづらい「さ」行の“筋トレことば”をたくさん盛り込んだ絵本。
“筋トレことば”を提案したのは、絵本専門士としても活躍中の、日本テレビアナウンサー杉上佐智枝さん。
アナウンサーが、滑舌のトレーニングとして職場で実際に使用している言葉も盛り込まれました。
繰り返し読むことにより滑舌を鍛えることにつながり、人前で話す事に苦手意識を持っているお子さんにもおすすめです。
また、お年寄りにとっては口周りの筋力を強化することで誤嚥予防につながるとも言われており、
家族で楽しみながら滑舌を鍛えることができます。

【おはなし】
ある日「KEROKERO NEWS」のスタジオに、新種のさんしょううおが発見されたというニュースが舞い込んできました。
新種さんしょううおを捕まえようとする笹原さん・佐々木さん・佐々三郎さん。逃げる新種さんしょううお。
ドタバタの逃亡劇の様子を、カエルのアナウンサー"かつぜつがえる”が伝えます。

日本テレビアナウンサーで趣味・特技が絵本専門士という杉上佐智枝さまでございます。杉上さまの絵本『ニュースで筋トレことば』は、デジタル絵本で、絵本ナビの公式アプリで配信されております。

こちらは、読み続けることで舌や唇、その周りの筋肉のトレーニングにつながる言葉を“筋トレことば”とし、この“筋トレことば”でストーリーが展開してまいります。こちらも、前述の『はやくちよこれいと』と同様、プロのアナウンサーが滑舌のトレーニングとして実際に使用している言葉が組み込まれております。滑舌が鍛えられることで、人前で話す事に苦手意識を持っているお子さんにもおすすめ。福祉・介護職の方からも評判も良いとのことでございます。1作目、2作目に続きシリーズ3作目となる「た行編」が昨年12月にリリースされております。こちらも是非、ご体験いただければと存じます。

お笑い芸人の早口言葉ネタが絵本に!

最後にこちら。

「日本初のちゃんと読んじゃいけない絵本」?!

なんとニャンコうんこ4こ!

早口ことばネタでおなじみの芸人、大谷健太初の絵本。読み聞かせで、お父さん、お母さんが噛み噛み。子どもが大爆笑!

こちらは、2020年の「R-1ぐらんぷり」で準優勝!早口ことばネタで有名なお笑い芸人、大谷健太さまの初絵本でございます。最近、お笑い芸人さまの絵本はたくさん出ておりますが、早口言葉は初ではないかと存じます。

こちらの絵本のキャッチコピーは「楽しい語感で子どもの音読が止まらない!読みまちがいでみんなに大ウケ!」、ここまでは良いのですが、その後に、「日本初のちゃんと読んじゃいけない絵本」と書かれております。

もし、読まれる際には、細心の注意を払って、ちゃんと読まないように心がけお願いいたします(笑)。

絵本の魅力はなんといっても、「親子間のコミュニケーションツール」であることでございます。親子で早口言葉を楽しんでくださいませ。

昨今、会話や声を出す機会も減っております。声を出すと元気も出るものでございます。是非、声に出して楽しんで頂ければと存じます。

N田N昌

絵本トレンドライター・放送作家・絵本専門士
絵本の最新情報を発信&大人絵本文化、絵本プレゼント文化の普及活動に日々努めております。  

@NtaNmasa

 

(画像は、イラストレーター・作家の網代幸介さんによる著者肖像画)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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