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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】住みたいのはどんな家? インテリアを楽しむ絵本

入学、入社、新学期など新しい生活を迎える4月、環境の変化によって、住む場所やお家が変わられた方も多くいらっしゃるでしょうか。新しい住まいの暮らしはいかがですか。
さて、4月10日は「インテリアを考える日」だそうです。そこで今週は、素敵なお部屋のインテリアがのぞける楽しい絵本をご紹介します。

2023年4月10日から4月16日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

4月10日 想像したことのない家ばかり!

月曜日は『どんな いえに すみたい?』

どんな いえに すみたい?

ねずみのヘンリエッタは建築家。設計から内装、家具デザインまで、お客様が望む以上の仕事をして、みんなを満足させています。そのヘンリエッタが、りす、もぐら、いもむし、かわうそなど、動物たちのために建てた15のすてきなお家を、のぞきに行ってみましょう!

「寝転べる場所がほしい」というねこのお家は日本家屋。お部屋の周りに縁側が張り巡らされていて、そこで釣りも楽しめます。ぜいたくなことに、日本庭園風の中には枯山水も作られていて、家主のねこはたこあげでリラックス。
動物たちのライフスタイルにあった工夫もたっぷり。「朝から晩まで太陽と一緒の家」とオーダーしたとかげのお家は、ガラス張りのサンルームが屋上に。なるほど、これなら寝転がって読書を楽しむにはうってつけです。

こんな風に、家具や部屋の配置、道具類など、細部も描かれた絵には、みどころがいっぱい。建物の断面図は、地中や洞穴などを土地を上手に利用して家が建てられていることや、繭や塔などの個性的な外観だけでなく、家の中の様子が一目瞭然。絵だからこそ見渡せる光景です。最後は、ヘンリエッタ自身のお家も登場。建築家のお家にはどんなこだわりがあるのか、絵本を読んで確かめてみてくださいね。

(中村康子  子どもの本コーディネーター)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=178888
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=178888

読者の声より

緻密に描きこまれたイラストに惹かれ、手に取りました。
ねずみのヘンリエッタは世界的に有名な建築家。
リスのためにはツリーハウスを、魚のためには海の楽園のような家を。というように、いろんな動物たちにぴったりのおうちを作ります。
どのお家も素敵で、うらやましくなりました。
ヘンリエッタというと、とってもシンプルな家(テント)を楽しんでいるというのがまたいいです。
ラストもタイトルと同じく「どんないえにすみたい?」という問いかけで終わるので、いろいろと想像できて楽しいと思います。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=1630 想像したことのない家ばかり!『どんな いえに すみたい?』【NEXTプラチナブック】

4月11日 出掛ける準備をする友だちの家の中、どうなってる?

火曜日は『とくべつないちにち』

とくべつないちにち

かやねずみの子どもたちにとって、今日は特別な一日。お城のパーティーに招待されているのです。みんな出かける準備はできているのかな? どんな服装で行くのかな?
用意ができたら、さあ、お城へ出かけましょう。すてきなパーティーが始まるよ。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=117689

読者の声より

可愛く着飾ったかやねずみの1年生、エバ、ビック、ボン。
仲良し3人、それぞれのお家の断面図が面白いです。
そしてゴージャスなお城のパーティー。
とにかくワクワクする楽しい絵本です。
エバのお姉ちゃんが「お城ではお姫様みたいにお行儀良くするのよ。」とエバに言いました。
そしてお城でも大人が「 ここはお城の中です。走らない!」と言っています。
でもはしゃぎたくなる気持ちはよくわかります。
本当に素敵なパーティーでした。
(みいのさん 60代・その他の方)

4月12日 シンプルな設計図にどんどん部屋が増えて…

水曜日は『ドワーフじいさんのいえづくり』

ドワーフじいさんのいえづくり

気難しいドワーフじいさんが、家をつくります。すると…細密に描きこまれた画面が見る人をひきつけます。すてきな絵本です。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=5990

読者の声より

すてきな見晴らし台のある家を建てようと思ったドワーフのおじいさん。
一人では、なかなか大変なので、くまやサルに手伝ってもらうことになりましたが、うわさは広まって、自分たちの部屋もと、どんどん集まってきます。
シンプルな間取り図が、ページが進むにつれて、部屋が増えて行ってます。さるたちは?クマは?イノシシは何をしている?と
おなじみになったどうぶつ、新しく増えたどうぶつを探すのも楽しいです。
家がどんなふうに出来上がってゆくのかもとても面白い。
完成図では、通り抜けたり、つながったりと部屋の様子がじっくり見られて面白いです。
たくさんのどうぶつや鳥たちがいっぱいでたのしいです。

(capellaさん 60代・じいじ・ばあば)

4月13日 100階建ての家の100個の部屋を冒険しよう!

木曜日は『100かいだてのいえ』

100かいだてのいえ

縦にひらくながい絵本「100かいだてのいえ」は、トチくんが手紙をもらうところから始まります。
「ぼくは 100かいだてのいえの てっぺんにすんでいます。
 あそびにきてください。」
100かいだてのいえ? おもしろそう! トチくんと一緒に行ってみることにしましょう。

そのいえは、見上げても上の方はかすんでいてよく見えません。
「ごめんくださーい!」
おそるおそる中に入ってみると・・・ここはネズミさんのおうちでしょうか。子どもたちが食事をしていたり、読書をしていたり。おかあさんはせんたくをしているようですよ。そこをお邪魔しながら1階、2階、3階と登ってようやく10階まで着くと、今度はリスさんに出会います。どうやら10階ごとにちがう動物が住んでいるようです。カエルさんにテントウムシさん、ヘビさんにミツバチさん。次々に登場する動物たちは家族みんなで暮らしていて、その部屋の中は本当に素敵! だって、それぞれにぴったりな形の部屋、家具、それに遊び部屋やお風呂まで。みんな見た事がないくらいユニークで独創的なのです。
トチくんは、途中でごちそうになったり、一緒に遊んだり、お手伝いをしたり。60階、70階、80階と不思議な部屋をのぼっていくうちに、どんどんてっぺんに近づいていきます。さて、てっぺんに住んでいたのは・・・!?

10階ごとにページをめくっていき、それが10見開きで100階になります。つまり大きな数を理解できる内容にもなっているこの絵本ですが、子どもたちを夢中にさせているのは、なんといっても作者のいわいとしおさんの遊びごころがつまった100個の部屋です。細かく見ていると、なかなか上に登れなくて、1冊読むのに時間がかかっちゃう!という声にも納得です。

さあ、このドキドキの大冒険。読み終わってからも、さらに想像をふくらませて、自分なりの部屋を考えてみてくださいね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=20817

読者の声より

100かいだての家のてっぺんに住む誰かからお手紙をもらったトチくんが、下からその家を上っていきます。

絵本は縦に開いて、下から上へと読み進めていきます。
そのため、縦長でどこまでも上に続いている家の様子が、とてもよく表現され、一緒に上っていく気分を味わえます。
家の中にはいろいろな動物が、それぞれいろいろな生活をしています。
1階1階みんな違う過ごし方をしているので、飽きずに楽しむことができます。
そして、100階まで上るととても素敵な光景が。

トチくんが帰るときには娘も一緒に「バイバーイ」と手を振っていました。
また今度、トチくんと一緒に100階まで上ろうね。
(こりえ♪さん 30代・ママ 女の子1歳)

4月14日 世界のゆかいな家。どの家に住んでみたい?

金曜日は『世界あちこちゆかいな家めぐり』

世界あちこちゆかいな家めぐり

おもしろい形の家をさがして、世界じゅうを飛びまわっている写真家の小松さんが、「屋根がさかさまの家」「みんなで輪になって暮らす家」「えんとつで息をする家」など、とっておきのゆかいな家を紹介します。家の外観だけでなく、家の中のようすも、楽しいイラストでたっぷりと見せます。住んでいる人々はもちろん、細かく描かれた家の中の飾りや、いっしょに暮らしている動物にも注目! あなたはどの家に住んでみたいですか?

  

 

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=14010
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=14010

読者の声より

世界のさまざまな家とその家に生活している人々のようすが描かれています。モンゴルのゲルは知っていたけれど、そのほかの家は、初めてみるものばかり。びっくりするような、ほんとに生活できるんだろうかと疑問に思うような形の家がいっぱい紹介されているので、目からうろこでした。
どの家も、自然環境に適したくふうが見られます。それから、人間だけが住むのではなく、家畜たちとともに生活している姿がうかがえ、人間と動物が共存するのが本来の暮らし方なのかもなあという発見がありました。
家の外側は写真で、内側はイラストで示されてあって、そこで生活する人々や部屋のようすが一目瞭然です。
一冊で、かなりの国を旅したような気分になれます。
(けいご!さん 30代・ママ 女の子11歳、男の子7歳)

4月15日 とっても素敵な靴屋のおうち!

土曜日は『シロクマくつや』

シロクマくつや

靴屋のシロクマ家族が、新しい家を探して旅をしていると、山の中にぴったりな空き家を見つけました。
それは、大きな大きな・・・靴のかたちをしていたのです!
シロクマ家族は、早速空き家をつくりなおします。
1階が靴売り場、2階と3階が家族の部屋、4階は倉庫。そして、一番上の屋根裏部屋が靴工房です。
入り口のドアはつま先。ブーツの形を生かした、何て素敵なお店でしょう。

たちまち大評判となったシロクマ靴屋。連日の大にぎわいに、家族みんなで対応します。
靴職人のおばあちゃんとお父さん。お母さんと3兄弟たちは売り場で大活躍です。
でも家族は、ふと思うのです。
「一体誰が、このくつのおうちを建てたのでしょう?」
その謎は、次の日に解けることになります。思いがけないお客さんが、シロクマ靴屋を訪れるのですが・・・。

お話が始まった途端、まずみんなの目を釘付けにしてしまうのは、シロクマ靴屋の断面図です。細かく描かれたカラフルな靴や、工房の様子、ストックが天井まで積み上がっている倉庫の様子など、まるでミニチュア模型を覗いているかのよう。とにかくこの絵本、色合いといい、登場する小物といい、お洒落で愛らしいのです。そして何より動物たちのキャラクターが魅力的。

作者は、何とこの作品が絵本デビュー作となるおおでゆかこさん。素敵な世界観はもちろん、家族の強いつながりを感じさせてくれるストーリーは、これからたくさんの子どもたちに読み継がれていく予感がしますね。コマ割りの展開や、縦開きの迫力の場面など、夢中にさせてくれる工夫もたくさん盛り込まれています。

さて、このくつのおうちの持ち主は誰だったのでしょう。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=105124

読者の声より

靴屋さんの家が靴の形をしている!こんなおしゃれなことないですねー。
一階がお店、2階、3階が家族の部屋、4階が倉庫、5階が靴工房、5階建てでしっかりとした間取りですね。
なんで靴の形の空き家があったんでしょうか。
シロクマ一家は気に入りましたが、もともとは誰が住んでいたのでしょうか。
たくさんのお客さんがきて繁盛したお店は行ってみたくなるお店でした。
(ジョージ大好きさん 40代・男の子13歳)

4月16日 居心地のいい部屋ってどんな部屋?

日曜日は『ぼくのへや』(2023年3月刊行)

ぼくのへや

私には、あらいぐまの気持ちが、いたいほどわかる。
あなたも一緒に、いたがりませんか?---ヨシタケシンスケ

どうしても、人とくらべてしまうあなたに、
人のものがうらやましくなってしまうあなたに、
自分に自信のもてないあなたに贈る、おっとりあらいぐまの自分さがしの物語。

“アライグマはきれいずき”というイメージにとらわれ、思い切っていろいろ捨ててしまったアライグマのぼく。
すっかりきれいになった部屋だけど、どうしても落ち着かなくて「やっぱり 返してもらいに行こう」と旅に出た先は、天国、深海、宇宙--!
困難な旅を続け、ひとつずつ自分にとっての宝物をみつけていく物語です。

カラフル、ユーモア、摩訶不思議。
伊藤ハムスターの不思議な世界へようこそ!!

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=187435

読者の声より

主人公のアライグマが友だちのアライグマの家に行って、あまりの綺麗さにショックを受けました。
なぜなら、自分の部屋は、とても散らかっているから。
一代決心をして色々な物を手放し部屋を綺麗にしたアライグマは、さっそく後悔します。

手放したことを後悔した経験は、私にもあります。
部屋が綺麗なのは気持ちが良いけれど、絵本のアライグマにとっては、それよりも大事なものがあったのですね。
それらを取り戻すために沢山の冒険をしたアライグマ。
大変でしたが、ちゃんと取り戻し自分にとって良い部屋にできて良かったですね。
規範は、人それぞれですね。
(めむたんさん 40代・ママ 男の子20歳)

いかがでしたか。

絵本の中の素敵なお部屋の数々、夢が広がりますね。お気に入りのお家が見つかったら、何度でも絵本を開いて遊びに行ってみてくださいね。

 

秋山朋恵(絵本ナビ 副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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