【今週の今日の一冊】いよいよサンタがやってくる! 今週はサンタクロース絵本まつり!
いよいよ今週はクリスマス!
子どもたちが一年でいちばん心待ちにしている、サンタクロースがやってくる日が近づいてきました。
にこにこ愛嬌たっぷりのサンタさん、大きくてなんでも優しく受け止めてくれそうなサンタさん、思わずくすっと笑ってしまう、ちょっとユニークなサンタさん……。
皆さんが思い浮かべるのは、どんなサンタクロースでしょうか?
今週は、そんなサンタクロースが主人公の絵本を、テーマごとにたっぷりとご紹介します。
25日を過ぎると、街も気持ちも一気に年末モードになっていきますが、今日の一冊とともに少し余韻も楽しんでくださいね。
2025年12月22日から12月28日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
12月22日 さあ、みんな、サンタたいそうはじめるぞ
月曜日は『いち・にい・サンタ!』
さあ、みんな!サンタたいそうはじめるぞい。しかけを動かすと、サンタさんが、手を上げ下げ、お尻をふったり、からだをぶらぶらさせたり。さいごはごうかいにジャンプ! ユーモラスなサンタの動きが楽しい。あかちゃんがよろこぶしかけえほん。PP仕様でより丈夫になりました。
読者の声より
クリスマスが近いので、クリスマス用に1歳8ヶ月の息子でも楽しめるものはないかなぁと本屋さんへ行き見つけた絵本。
仕掛けがとても楽しく、息子が自分で動かして遊んでいます。
内容も、サンタさんが運動しているだけなので、小さい赤ちゃんでも楽しめるクリスマス絵本だと思います。
クリスマスの由来とか、難しい事はまだ早い赤ちゃんにオススメのクリスマス絵本です。
小さい子の多いクリスマスの読み聞かせ会とかにも使えると思います。
未就学児のお子さん達の前で読み聞かせしましたが、反応がそこそ良かったです。
(明那さん 30代・ママ 男の子1歳)
小さな子から楽しめるサンタクロース絵本♪
12月23日 サンタさんのナゾにどこまでも想像がひろがって…
火曜日は『サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?』
サンタさんは体が大きいのに、
どうやってえんとつをおりるの?
ベルトをぎゅっとしめるの?
それとも、ねずみくらい小さくなるの?
それとも、びょーんとのびて、
足から中に入るの?
えんとつのない家にはどうやって入るんだろう?
ぺたんこになって、ドアの下から、入ってくるの?
水道の蛇口から、にゅるっと出てくる?
だれもがいちどは不思議に思ったことがある、
サンタさんの永遠のナゾを
大人気絵本作家バーネットとクラッセンが、
とびきりゆかいな絵本にしました。
読み聞かせでも大爆笑まちがいなし!
読者の声より
サンタさんはどうやって煙突を下りるの?
…確かにそうです。煙突のない家も困ります。
真夜中に家に入ってくるサンタさん、一体、どうやっているんだ?というもろもろの謎を一緒に考えてくれる絵本です。
想像は膨らみ、絵はとにかく面白く、ページをめくるたびにクスクス、アハハと笑ってしまいます。
ユーモア溢れる1冊です。
(こはこはくさん 50代・ママ 男の子13歳)
サンタさんの謎に迫る絵本
12月24日 「クリスマスのまえのよる」どんな奇跡が起こる?
水曜日は『クリスマスのまえのよる』
クレメント・C・ムーアは、アメリカの神学者。いまから188年も前の1823年のクリスマス、病気がちだった娘を笑顔にしようと、この詩を書きました。いまでは世界中の常識ともなった、赤い服に白いひげ、ちょっと太った笑顔のサンタクロースのイメージは、この詩によって世界中に知られるようになったのです。
絵を描いたのは30年ほど前に亡くなった人気絵本作家のロジャー・デュボアザン。斬新でモダンな色使いとあたたかなタッチで、この絵本がアメリカで人気を博したのは1954年のことです。イブの夜にプレゼントをいれるくつしたに入るようにとデザインされた縦長サイズで、まさにクリスマスプレゼントのための絵本。日本でこれまで紹介されていなかったことが、奇跡のよう。
宝石のようなクリスマス絵本を、ぜひ、愛する人への贈り物として!
読者の声より
子供たちが寝静まった後、偶然にもパパが見てしまったサンタさん。
そのサンタさんといったら、昔ながらのサンタクロースのイメージにピッタリ!!
サンタさんがどんな風にやってきて、どんな風にプレゼントを置いていくのか、その様子がよく描かれています。
サンタさんの人柄も感じることもできます^^
本当イメージ通りのサンタさんで、子供に戻ったように目が輝いてしまいました☆
やっぱりサンタさんって素敵!!
お気に入りのクリスマス絵本になりました!
(Yuayaさん 20代・ママ 男の子8歳、女の子5歳)
サンタクロースのイメージの元となったクレメント・C・ムーアの詩を絵本にした作品
12月25日 クリスマスが楽しみなのはサンタさんもいっしょ!
木曜日は『クリスマスには おくりもの』
クリスマスを楽しみにしているのは、サンタさんもいっしょ!
真夜中にやってきたサンタクロース。
くつしたにプレゼントを入れようとして「おや?なにかはいっているぞ?」
それは女の子からサンタクロースへのプレゼント。
プレゼントをもらうのが当たり前になってしまったこのごろのクリスマスですが、この絵本が描いているのは相手を思う心と「贈るたのしさ」です。
わが子もこんなふうに成長してほしいとおもうそんな絵本です。
読者の声より
五味太郎さんのクリスマス絵本です。
「まどから☆おくりもの」のしかけ絵本も有名でいい絵本ですが、これはまた一味ちがったお話になっています。
クリスマスの夜、プレゼントを配りに来たサンタさん。
女の子の枕もとの靴下にプレゼントを入れようとしたら、なんと靴下の中に小さな包みを発見!
このときのサンタさんの表情がたまらなく可愛いです!
世の中の子ども達にプレゼントを配って歩くサンタさん。
そうですよね、サンタさんだってクリスマスに自分用のプレゼントもらっちゃったらうれしいですよね。
女の子の心遣いが微笑ましいです。
しかも選んだプレゼントがまた気が利いてる!
そして、ラストでは、このサンタさんの意外な素顔まで登場していますよ♪
五味さん独特の、はっきりした色使いでシンプルな絵。
文章も短く判りやすく、活字も大きいです。
小さいお子さんから楽しめるクリスマス絵本です。
(あんれいさん 30代・ママ 男の子4歳)
五味太郎さんによるサンタの絵本といえば、こちらも大人気!
12月26日 サンタさんの代わりに、森の動物たち大活躍!
金曜日は『サンタおじさんのいねむり』
プレゼント配りの途中で眠ってしまったサンタさんの代りに、森の動物たちが大活躍! 善意の暖かさがほのぼのと伝わる楽しい絵本。
読者の声より
自分が保育園の頃に読んで、それ以来大好きな絵本です。
寒いなか懸命に働くサンタさん、そんな旦那さんを想って奥さんが作ってくれたお手製サンドイッチ。水筒には温かいコーヒー。雪の積もる森で食べる温かい食事はどんなだろう。
柿本幸造さんの温かい絵と優しいストーリー、何よりお弁当が気になって、この絵本が大好きなんです!
(とどのつまりさん 40代・ママ 女の子10歳、男の子8歳)
サンタさんのために何かしてあげたい…
12月27日 世にも珍しい変わりものサンタが登場?
土曜日は『うらがえしサンタ』
今夜はクリスマス・イブ。
「しまった、ねぼうした!」
あわてて飛び起きたのはサンタさん。あんまりあわてて、あれあれ、服が裏返し。そうしたら、サンタさんがなんと……うらがえしサンタになっちゃった!
この「うらがえしサンタ」、ソリには乗らない、えんとつからも入らない、プレゼント配りは適当な上に口が悪い!? とんでもないのです。こんなに怒ってて、エラそうなサンタがきたら、さぞかし子どもたちも悲しんでいるだろうと思いきや。
「うわあ、サンタさんだ」
なぜだか、子どもたちからは大人気。クリスマスパーティーにまでお呼ばれしちゃって。サンタさんと言えば、いつもニコニコ、誰にでも優しいイメージなんじゃあないの? 不思議なこともあるものです。でも意外と本音をもらす大人には、かえって親しみがわくものなのかもしれませんよね。
思いもつかない設定で、いつも驚かせてくれる苅田澄子さんの文章に、期待以上の表情で笑わせてくれる高畠那生さんの絵の組み合わせ。世にも珍しい変わりものサンタが巻き起こす、ゆかいで痛快なお話です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
読者の声より
タイトルにひかれて読んでみました。寝坊したサンタさん。あわてて服を着ると、裏がえしで……。親近感のあるでだしから、まさかまさかの展開にびっくり! こんなダークなサンタさんってみたことがないけど、なんだか新鮮。予想もつかないお話で、とてもおもしろかったです。ユニークなクリスマス絵本としておすすめだなあと思いました。
(あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
ゆかいなサンタさん大集合!
12月28日 プレゼント配りが終わると、さあ冬休み!
日曜日は『サンタクロースの冬やすみ』
サンタクロースと小人たちがすむサンタ村では、プレゼントくばりが終わると13日間冬休みになります。その間はサンタ村のおもちゃ工場も郵便局もすべておやすみ。さあ、いよいよサンタ村の冬やすみがはじまります。サンタクロースと小人たちは、いったいどんなことをして過ごすのでしょう?
12月25日は一年で一番ゆっくりできる朝。今日は小人たちも小さなプレゼントが一つずつもらえます。
12月26日は「馬のそりにのる日」。馬が引くそりに乗ってお出かけし、ダンスパーティを楽しみます。
12月27日は「劇をみる日」。プレゼントを配り終えて空っぽになったサンタ村の巨大なおもちゃ倉庫で、サンタ劇団が劇を見せてくれます。
こんなふうに、サンタ村の冬休みの1日1日を、日めくりカレンダーのように紹介。普段は見られない、サンタクロースのオフの姿を知ることができます。
プレゼントを準備する小人たちとサンタクロースの忙しい日々を描いた大人気クリスマス絵本『サンタクロースと小人たち』の39年ぶりの続編! 前作同様、細かく描かれたユーモラスなイラストは、見ているだけでウキウキしてきます。あるページには、作者マウリ・クンナスが生んだ人気キャラクター「ぐっすりメーメさん」もいましたよ!子どもも大人も一緒に、ページの隅々まで楽しんでください。
(出合聡美 絵本ナビライター)
読者の声より
サンタクロースと小人たちが住むサンタ村では、クリスマスイヴに子どもたちへプレゼントを配り終えると、13日間の冬休みに入ります。サンタクロースと小人たちは、いったいどんなことをして過ごすのか、とっても楽しく読みました。イラストの細部まで丁寧に描かれていて、文章も読み応えがあります。毎日のように読んでいます。今年のクリスマスにぜひ!オススメです。
(ぼんぬさん 40代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)
サンタさんの一年の暮らしや秘密をのぞいちゃおう!
いかがでしたか。
サンタクロースの絵本がこんなにいろいろあるのも、サンタさんという存在がさまざま楽しい想像を膨らませてくれるからですよね。一年に一度のワクワクする時期を子どもも大人も楽しんでくださいね。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
|
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |
絵本・本・よみきかせ 










ライフスタイル