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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】友だちってどんな人? どう作る? 小学生の友だちの悩みに寄り添う本

「友だちってどうやって作るの?」「休み時間はだれと過ごそう?」
小学生の子どもたちにとって、友だちについての悩みは、大人が想像している以上に大きなもの。とくに、入学したばかりでまわりが知らない子ばかりだったり、クラス替えでクラスのメンバーに入れ替えのあった新学期は、心を悩ませている子も多いのではないでしょうか。

そこで今週は、友だち関係のモヤモヤに寄り添ってくれる絵本や読み物をたっぷりご紹介します。自分から声をかける勇気をくれる絵本から、無理に合わせなくても大丈夫だと教えてくれる物語など。子どもたちにそっと渡してみたり、手の届くところに置いてみませんか。

2026年4月13日から4月19日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

4月13日 ともだちってたくさんいないとダメなの?

月曜日は『ともだちってどんなもの? がっこうのてんこちゃん』

ともだちってどんなもの? がっこうのてんこちゃん

「がっこうのてんこちゃん」シリーズ第3弾。森の学校には、まるで個性のちがう10人のテンの子がいます。ある日、てんみちゃんが悩んだ様子で「ともだちってどうしたらできるの? ともだち100ぴきいたらいいのに」といいます。空を見るのが好きなてんこちゃんは、100ぴきで空を見たらたいへんなことになると思いますが……。そのままの自分でいいんだと思える、ホッとしてくすりと笑えるマンガ風のお話全5話。

4月14日 友たちと一緒に学校から帰りたい!

火曜日は『さくらちゃんのかえりみち』

さくらちゃんのかえりみち

新学期は、新しいクラスが始まって、期待と不安が混ざってドキドキしますね。

さくらちゃんも、クラスにまだ仲良しの友だちがいません。学校から友だちと帰りたいのに、家が近くて誰も誘ってくれません。そんなある日、転校生のあおいちゃんが一緒に帰ろうと声をかけてくれます。嬉しいさくらちゃんは、つい家が遠いと嘘をついてしまって……。

子どもの心のゆれに寄り添いながらお話作りを続けるかさいまりさんの、心温まる友だちの物語。

読者の声より

家が学校から近い子の悩みでしょうか。
帰り道に色々とお話しようと思っても、すぐに家に着いてしまうのです。
あおいちゃんと話がしたくて家を通り越して歩いてしまったさくらちゃんを寄り道というのでしょうか。
もし、あおいちゃんがさくらちゃんの家の前で、ずっとお話していたら、これも寄り道でしょうか。
登下校の子どもたちが、道端でずっと話しこんでいるのを見かけると、とても微笑ましくも思えるのですが。
仲良しがいるって良いですね。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方)

4月15日 ともだちを つくるのって むずかしい。

水曜日は『ちょっとだけ ともだち』

ちょっとだけ ともだち

ともだちづくりに励む一平くん。ある日、カメの展覧会でヒロくんと出会います。一平くんとヒロくんは、カメのことでは話が合いますが、そのほかはずいぶんちがって、いろいろ合わなくて……。でも!
「ちょっとだけ」の関係でも、心の中で輝きつづけるともだちを描く、あたたかな物語。
大好評の『すてきなひとりぼっち』『ぼくは、ういてる。』の一平くんのおはなし第3弾。

心にぴたっとはまったパズルのピースのようなともだち。それはわたしの小さな一部でしかなかったけれど、そのひとにとってわたしもそうだったろうけれど、かけがえのないひとときは遠い星のようにまたたいています。(なかがわちひろ)

読者の声より

『ハンカチともだち』や『天使のかいかた』など、なかがわちひろさんの描く幼年童話がかわいくて好きなので、こちらを読むのも楽しみでした。
ともだち作りに励む一平くんのおはなし。
以前は「ともだち100人できるかな?」という歌があるくらい友達は多い方が良いという考えが主流でしたが、今は「数人で良いから親友と呼べる友だちを作ろう」と言われます。どちらにしてもプレッシャーになると思うのですが、このおはなしでは、そのどちらでもなく、「ちょっとだけともだち」がたくさんいるのもいいよねと教えてくれます。
大人にも響く内容で勇気づけられました。友だち関係に悩んだ時に読んだら、心がふっと軽くなると思います。
(クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)

4月16日 友だちがいないとなやんでいるあなたへ…

木曜日は『ともだちのかたち』

ともだちの かたち

友だちがいないとなやんでいるあなたへ、これから、たくさんの出会いが待っているきみへ。友だちのかたちっていろいろ。自分なりの形を見つけていけばいいんじゃないかな。

読者の声より

今のところ、我が家の子どもたちは「友だちができない」ということで困ってはいません。けれども、来年度のクラス替えで悩む事態が発生するかもしれないし、いつ、何が起こるのかわからないのが最近の子どもの世界の恐さだと大人の私は思っています。そのため、「何があっても大丈夫だね!」とポジティブな声掛けをしながら読ませていただきました。
(さくらっこママさん 40代・ママ 女の子10歳、男の子7歳)

4月17日 友だちに順番ってあるのかな?

金曜日は『2番めにすき』

2番めにすき

主人公のナッチは白と黒のぶちネコ。ネコの学校に通っています。ナッチには3匹の大切な友だちがいます。茶と白と黒の三毛猫、ミケ。トラのようなしまもようのあるマツゾウ。白とグレーのふわっふわのネコ、シオンです。

ある日、ナッチのクラスに転校生が来ました。名前はプリシラ。オレンジ色の長い毛が美しくて、女王様みたいです。プリシラはベストフレンドが欲しいと言い出します。ベストフレンドとは、親友のこと。いちばん仲良しのお友だちです。ナッチは他の友だちよりも特別な存在であるベストフレンドになりたいと思いますが、プリシラが選んだのは、自分ではなくミケで……。

『チームふたり』に始まる「チーム」シリーズ(Gakken)など、多くの児童向け作品をヒットさせてきた吉野万理子さん。本作では、ネコの学校を舞台に、友情をテーマにした物語を展開します。

注目すべきは、見開きページすべてにカラーで添えられている、優しいタッチのイラスト画。『うちのねこ』(アリス館)や『あら、そんなの!』(偕成社)など、ネコを題材にした作品を多く手がける高橋和枝さんが、それぞれに性格の違う5匹のネコたちを、個性豊かに描いています。自由気ままなしぐさや表情からは、ほのかにユーモアが漂い、ほのぼのとした明るい雰囲気を醸し出しています。

「ベストフレンド」や「2番めにすき」という言葉に振り回されながらも、自分らしい行動を思い出すナッチ。いろんな思いを経て、成長していくのですね。ラストにはプリシラが親友にこだわる理由も分かります。もし、お友だちとの関係に悩んでいる子がいたら、そっと手渡したいそんな一冊です。

(出合聡美  絵本ナビライター)

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=178563

読者の声より

ねこの世界だけど、人間の世界と同じで・・・。
かわいいねこちゃんの絵にいやされながらも、
深く考えさせられる絵本でした。
とてもいい絵本なので、何回も読んであげたい本だとも
思いました。
いろんな年齢で、いろんな環境で、
まったくちがった思いを感じるかもしれませんね。
(スケボウさん 40代・ママ 女の子14歳)

4月18日 自分らしくいるには、どうしたらいい?

土曜日は『図書だよりとひみつのノート』

図書だよりとひみつのノート

図書委員長になった小学6年生の陶子は、
読みやすい「図書だより」づくりに取り組むことになった。
でも、いつも相談にのってくれる千絵梨の様子がおかしい。
家のことで心配ごとがあるみたい……

ちがいすぎると、友だちでいられないの?
みんな自分らしくいるには、どうしたらいいの?
陶子のたどりついた答えとは――。

4月19日 ぼくたちは、少しずつちがう。だから支え合える。

日曜日は『ぼくたちのリアル』

ぼくたちのリアル

学年で一番の人気者、「秋山リアル」。
スポーツも勉強も完璧で、ムードメーカー、おまけにイケメンで、だからとうぜん女子からもモテる。
そしてリアルは、ぼくの幼なじみでもある。

リアルと一緒にいるところを見られると、みんなの顔に「?」が浮かぶんだ。
なんだか、リアルの友だちとしてふさわしくないって思い知らされているみたいで、すごくみじめな気持ちになる。

なのに、5年生になってリアルと同じクラスになってしまったものだから、思わず「ゲッ!」

そこへ、リアルのことにやたらと首をつっこみたがる転校生まで加わって、なんだかこの夏はさわがしくなりそう……。
(続きを読む>>

(堀井拓馬  小説家)

読者の声より

テンポよく楽しく読めると同時に、読み応えがありました。

 リアルとは、璃在(りある)くん。スポーツも勉強もできて みんなの人気者で、人の気持ちを十分に思いやることもできるスゴイやつ。そんなリアルと幼なじみの地味キャラのぼく。そして、目立つくらいきれいな顔をして女の子っぽい転校生のサジ。彼ら小学校5年生男子の友情物語です。

 三人それぞれの気持ちや個性がすごく伝わってきました。クラスメイトや周りの大人もいい味をだしています。

 重いテーマも折り込まれていて、それらはもちろん簡単に解決したり乗り越えられるものではありません。悩みつつ、手探りしながら歩んでいくのが、きっと 人生なのでしょう。

 サジの最後の行動力はすごい。リアルのママやパパは頑張ってほしいです。リアルのためにも、自分たちのためにも。そして、題字やしおりひもの濃い青は、意味あるこだわりの色でステキです。第56回講談社児童文学新人賞受賞作品。作者がこれからどんな作品を書いていかれるのか、とっても楽しみです。
(なみ@えほんさん 50代・その他の方)

合わせて、今春、こんなセットも作りました♪

はじめての「よろしくね」セット(ギフトラッピング込)

はじめての「よろしくね」セット(ギフトラッピング込)

いよいよ春から1年生! 友達はたくさんできるかな? どんな子がいるんだろう?
そんな風にわくわくしている子どもたちにプレゼントしたい本を、絵本ナビスタッフがセレクトしました。

【はじめての「よろしくね」セット】には、小学校でお友達をたくさん作りたい子におすすめの4冊をセレクト!

『ともだち』は、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんのイラストによる絵本。ともだちってどんな人だろう? 子どもたち一人ひとりの大切な存在になる「友達」について、温かく伝えてくれます。
『みんなのきもちがわかるかな? おもいやりの絵本』と『ふわふわとちくちく ことばえらびえほん』は、相手を思いやる心を育てるために、アドバイスをくれる絵本。『みんなのきもちがわかるかな? おもいやりの絵本』はシチュエーションごとの行動、『ふわふわとちくちく ことばえらびえほん』はコミュニケーションに必須の言葉選びについて、相手と気持ちよく過ごすためにはどうしたらいいか、丁寧に考えさせてくれます。
そして、たくさんの子どもたちが集まるクラスは、個性もいろいろ。『すきなこと にがてなこと』は、どんな人にもそれぞれ「すきなこと」や「にがてなこと」があるけれど、助け合うことで認め合い、つながることができるということを、優しく教えてくれる絵本です。

こちらのセットは、無料でギフトラッピングをつけてお届けします♪
※4,999円(税込)以上のため、送料も無料です。

>>「【絵本ナビセレクト】ギフトセット」コーナー

いよいよ春から1年生! 友達はたくさんできるかな? どんな子がいるんだろう?
そんな風にわくわくしている子どもたちにプレゼントしたい本を、絵本ナビスタッフがセレクトしました。

【はじめての「よろしくね」セット】には、小学校でお友達をたくさん作りたい子におすすめの4冊をセレクト!

『ともだち』は、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんのイラストによる絵本。ともだちってどんな人だろう? 子どもたち一人ひとりの大切な存在になる「友達」について、温かく伝えてくれます。
『みんなのきもちがわかるかな? おもいやりの絵本』と『ふわふわとちくちく ことばえらびえほん』は、相手を思いやる心を育てるために、アドバイスをくれる絵本。『みんなのきもちがわかるかな? おもいやりの絵本』はシチュエーションごとの行動、『ふわふわとちくちく ことばえらびえほん』はコミュニケーションに必須の言葉選びについて、相手と気持ちよく過ごすためにはどうしたらいいか、丁寧に考えさせてくれます。
そして、たくさんの子どもたちが集まるクラスは、個性もいろいろ。『すきなこと にがてなこと』は、どんな人にもそれぞれ「すきなこと」や「にがてなこと」があるけれど、助け合うことで認め合い、つながることができるということを、優しく教えてくれる絵本です。

こちらのセットは、無料でギフトラッピングをつけてお届けします♪
※4,999円(税込)以上のため、送料も無料です。

>>「【絵本ナビセレクト】ギフトセット」コーナー

いかがでしたか。

今すぐには気の合う子がいてもいなくても、きっといつか心が通じ合う友だちができるはず。悩んだ時には本を味方にして、どうか楽しい一年間になりますように。

 

選書・文:秋山 朋恵(絵本ナビ副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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