【今週の今日の1冊】いよいよ夏休み後半戦!なにをかっ飛ばす?!
8月14日~8月20日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
さて、夏も後半戦に突入です。8月中旬から後半にかけては、大人になると、1日1日がとても愛おしく夏を名残惜しみながらの毎日ですが、子どもたちは、夏休みが永遠と続くかのように、ただ夢中に残りの日々を楽しんでいるのでしょうね。今週は、子どもたちに知っておいてほしい終戦記念日や夏といえばの高校野球の日、そして、子どもたちには耳が痛い宿題の日なんていうのもあります。今週も夏休みの毎日を夏色たっぷりの絵本でご紹介。毎日の絵本との出会いがみなさんに充実した夏の1日を連れてきますように。
8月14日はだしの日 熱く焼けた砂浜があっちっち!
8月15日終戦記念日 平和について考えるきっかけに
火曜日は『日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?』
へいわってどんなこと? きっとね、へいわってこんなこと 。いろいろな事から平和を考えます。日本の絵本作家が中国と韓国に呼びかけ、三か国12人の絵本作家の協力で実現した平和を訴える絵本シリーズ第一作。
8月16日 ごんちゃんはセミ採りの名人
水曜日は『せみとりめいじん』
ごんちゃんはセミ採りの名人。初心者のてっちゃんにセミの採り方を教えます。手製の道具を使ってセミを採るための秘訣が満載の絵本。子どもたちを虫採りの楽しさに誘う絵本です。
せみとり名人のごんちゃんが、セミを捕まえるコツを、網の持ち方からセミへの近づき方まで、たっぷり教えてくれる絵本です。作者のかみやしんさんは、子どもの頃、自身が本当の“虫採り名人”でした。そして、「今の子どもたちにも、虫採りのすてきさを知ってほしい」という願いから、この絵本が誕生しました。作者が長年の間に培った、セミを採るためのノウハウがいっぱい詰まっています。でも、単にセミの採り方を伝えるだけでなく、この絵本の根底には、生命の尊厳を真摯にみつめる作者のまなざしがあります。子どもはセミを捕まえると、たいていは死なせてしまいますね。
でも、「子どもは小さな生き物の死にあまりとんちゃくしないようでいて、実は心の奥底の鐘を激しくならしている」と作者は語っています。採って初めて理解できることもたくさんあるのです。さあ、この絵本を楽しんだ後は、この夏、大人も子どもも“せみとりめいじん”になりましょう!
8月17日あなたは だれよりも かがやいていた
木曜日は『おひさまみたいに』
ひまわりさん、あなたは だれよりも せがたかくて、かがやいていた――。
コールデコット賞作家がやさしい言葉づかいでえがく、あたたかい読後感の絵本。
親しみをこめた語りかけが、読む人の心にひびきます。
8月18日高校野球記念日 夏の大会はなんとしてでも…!
8月19 日俳句の日 さあさあ、俳句レストランが開店です!
土曜日は『めくってびっくり俳句絵本 1 てのひらの味』
さあさあ、小さなコックが腕をふるう俳句のレストランが開店です! 季節を感じる食べ物の俳句を14句収録。松尾芭蕉、正岡子規など、おなじみの俳人が登場します。
8月20日しゅくだいの日 宿題…おわった?
日曜日は『宿題魔神』
「まなぶくんの将来の夢はマンガ家みたいだけど、宿題をやってこない子は、マンガ家にはなれませんよ!」お花畑小学校に通うまなぶくんは、花子先生に怒られてしまいました。
すっかり元気をなくしたまなぶくん。なんだか家に帰りたくありません。すると、そこへ空からふしぎな人形「宿題魔神」が降ってきました!
宿題魔神は、まなぶくんの元気がない理由をたずねました。まなぶくんは、花子先生にマンガ家にはなれないと言われたことを話すと、「そんなことはない。きっとマンガ家になれる。でも、まなぶくんは宿題をさいごまでがんばったことがあるだべか?」と、言われてしまいました。まなぶくんは、いつも宿題をさいごまでできなくて、途中であきらめていたのです。そこで、「さいごまでがんばる力」をつけるために、宿題に取りかかったまなぶくん。ところが……。
将来の夢をもつことのすばらしさ、何事もさいごまでがんばることの大切さを伝えます。
いかがでしたか。
夏休み後半戦も楽しくお過ごしくださいね。
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |