【今週の今日の1冊】草や木の緑、風、空……心地良い自然をたっぷり感じよう
5月20日~5月26日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
心地良い風、穏やかな空、たくさんの緑、5月は1年の中でもとても気持ちの良い季節ですね。先日沖縄では梅雨入りしたというニュースもあり、間もなく全国的にも梅雨の時期がやってきそうですが、その前に、この貴重な時期の景色をたっぷり味わっておきたいものですね。今週は、身近な自然の存在をあらためて発見できるような絵本をご紹介します。
5月20日 森の木々が紡ぐ、いのちのオペラ
5月21日 草原が海の波みたいに揺れました
5月22日 かぜのこえに みみをすまそう
水曜日は『かぜ』
「かぜが どこからふいてくるか みにいこうよ」
俵万智さんおすすめ!
「風を追いかけて、心に翼が生えてくる。
一つのことを追いかけて、世界のことが見えてくる。
軽やかで深い絵本です。」
――かぜのこえに みみをすまそう
おねえちゃんのマチルデとおとうとのマーチンは、かぜをおいかけてのはらをずんずんかけていきます。ふたりがおしゃべりすると、かぜもピューピューうたいだし、すてきなせかいがあらわれます。
「国際アンデルセン賞」の絵本作家、
「つきのぼうや」の作者・オルセンの名作を、みずみずしい新訳で。
5月23日 自転車で出かけるはらっぱの冒険
木曜日は『チリとチリリ はらっぱのおはなし』
はらっぱであそんでいたチリとチリリ。草むらをぬけると、大きなシロツメクサが! ハナバチがやってきたので、二人はついていってみることにしました。虫たちのあとをついていきながら、二人が体験する不思議ですてきな一日を描いた絵本。大好評! チリとチリリシリーズ第4弾です。
5月24日 雨や風の音、光の動き、空の表情を受け取ろう
5月25日 どんと足をおろすと、生き物が飛び出す!
5月26日 一歩近づくと見える、ささやかで美しい自然
日曜日は『自然のとびら』
大判で80ページ、ゆったりと楽しめる図鑑のような美しい絵本です。庭、野菜畑、森、農場、畑、池、果樹園、街の8つのフィールドで、一年の四季を通じて見られる情景を、色彩豊かなイラストとこまやかな文章で伝えます。 基本的に小学4年生までの学習漢字を使用。上製本・カバーあり・表紙タイトル型押し仕様
<編集者のおすすめポイント>
一歩踏み出して近づくと見える、ささやかで美しい自然。大切なのは、立ち止まり、気づくこと。そんなメッセージを、美しいイラストと文章で感じさせてくれる絵本です。 著者はイギリスの王立植物園で研究をし、自給自足の生活を実践しているケイ・マグワイア。ダニエル・クロルのイラストレーションはなごやかでかわいらしく、読者のイメージを広げてくれます。日本語訳は、保育園勤務で日々子どもと接し、自然とのふれあいを大切にしているさいとうみわさんによる、大人と子どもとで一緒に世界を広げられる文章です。 大きく美しい造本は、めくる楽しさ、眺めるよろこび、本の世界にたっぷりとひたる時間に惹き込みます。 わたしたちのすぐ目の前にあるすばらしい世界につながる“とびら”です。プレゼントにもぴったり。
いかがでしたか。
自然を描いた絵本は、清々しく心地良い気分にさせてくれますね。絵本をきっかけとして、身の回りの美しい自然をたくさん発見できる1週間になりますように。
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