【今週の今日の1冊】そろそろ出番かも!? 梅雨時期に読みたいカエルの絵本
6月3日~6月9日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
梅雨の季節になると、俄然生き生きしてくるのはカエルたち。実際には最近見かけない気がするのですが、それは大人になったから? 子どもたちはちゃんとあちこちで見つけたりしているのかな?
6月6日はかえるの日だそうです。鳴き声の「けろ(6)けろ(6)」の語呂からきているのだとか。毎年お天気的にも雨が増えるこの時期には、ちょうど良い記念日ですね。カエルのちょっととぼけた雰囲気や、姿かたちのユーモラスさからか、絵本の世界でもとっても人気のあるカエルたち。今週は長年ご活躍のカエルから、ニューフェイスのカエルまで、カエルたちが元気に活動する絵本をたっぷりお届けします。
6月3日 40年以上ご活躍の仲良しコンビ!
月曜日は『ふたりはともだち』
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
6月4日 「だれか あそぶこ いないかなあ」
火曜日は『かえるくんの おさんぽ』
今日はいいお天気。かえるくんはお気に入りのボールをもって、お散歩です。「だれか あそぶこ いないかなあ」とよそ見をしていたかえるくん、うっかりボールを落としてしまいます。ボールはころころ転がって、穴の中に! かえるくんは穴に入って、たくさんあるボールの中からひとつ選んで外に飛び出します。そしてヤモリの3兄弟とボール遊びを始めますが、なんと、ボールがばりんと割れちゃった! 中から出てきたのは……?
6月5日 おもちゃのカエルがほんとのカエルに!?
6月6日 かわいくて、フサフサの動物になりたい!
木曜日は『オレ、カエルやめるや』
「だって、なんだかヌルヌルしてるしさあ。」
カエルはカエルがイヤなのです。
だってぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べるし……。
それよりも、もっとかわいくて、フサフサの動物になりたいのです。
カエル親子の陽気な会話で繰り広げられる自己肯定の物語。
6月7日 この1冊で、カエル博士に!
金曜日は『ぼくらは いけのカエル』
ぼくは、モリアオガエル。とびこみも、もぐりも、およぎもとくいだよ。この池には他のカエルもすんでいるんだ。トノサマガエル、ツチガエル、アカガエル、ウシガエル、アマガエルに、シュレーゲルアオガエル。みんなの鳴き声、聞いてみて!好きな食べ物はなんだろう。卵を生む場所や、オタマジャクシの形もそれぞれちがうんだ。お話に親しみながら、さまざまなカエルの生態に出会える絵本。
6月8日 おれ、かならず とぶぞ!
土曜日は『かえるのそらとぶけんきゅうじょ』
空を飛びたいかえるがある日研究所をつくりました。
大きなどんぐりの木にくらすかえるが、
「研究所」をつくります。何やらたくさんの道具を使って毎日せっせと研究をしていますが……。
6月9日 おんがくでみんなをげんきにしよう!
日曜日は『カエルのおんがくたい』
雨の季節を元気にしてくれるカエルの絵本
毎日、雨ばかりで退屈しているカエルの兄弟は、音楽隊を結成して、演奏でみんなを元気づけようとします。「ケロ!ケロ!ケロ!」「クワッ!クワッ!クワッ!」楽しい演奏で、あたりも明るくなりました。
世界で活躍する刀根里衣さんの待望の新刊です。
刀根里衣さんのこのシリーズは、動物の兄弟が主人公の幼児向けのストーリー絵本です。
「うさぎ」「ひつじ」に続き、今回は「カエル」のお話です。
雨ばかりで、暗ーくどんよりした毎日を、元気にしようと、カエルが、音楽隊を組むことを提案!
「ケロ!ケロ!クワッ!クワッ!おんがくたいのけっせいだ!」
先ずは、小池で演奏です。
「プープーピーピー ポロポロシャン み~んな げんきにな~れ!」
カエルたちの演奏は、それはそれは、楽しい音の連続です。
リズミカルな、言葉の音楽は、読み聞かせに最適。
うたいながら読めば、それだけで楽しくなります。
いかがでしたか。なんだかどのカエルたちもマイペースで自由きままだったり、のびのびしていて、まるで元気いっぱいの子どもたちのようだなあ、なんて思ってしまいました。それでいて、なかなかの思考家だったり、前向きな姿にはちょっと憧れてしまいますね。雨の季節、カエルたちが生き生きと活動する絵本を読んだら、元気を分けてもらえそうです♪
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